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上層階で

現在の状況(冥界)


フレイヤvsアヌビス

ウルフィアスvsフォルテ

アイテールvsケテル・マルクト

ヴィヴィvsスアレス

『戦闘開始!!』


レッド勢(エルザ、イヴァン)

『神々の戦いの邪魔はさせないぞ!』





下層(アヌビスの作った落とし穴)


グリーン勢(ジャック等)

『上に早く上がらねぇとな!』


謎の仮面X、クロムウェル

フード男

『どこだここは?』


「全く!逃げ足ばっかりは早いな君は!」


「ケーケケケケケケケケケ、こっちですヨ〜ウルフィアスさぁん!」


1万を超えるウルフィアス達から、戦いつつもフォルテが距離を取り戦う。


(嫌がらせなら一級品...!それでいて他に救援を出さないように配置までしてるなんて。クソッ冥界から誰が出てくるか全くわからないし、そもそもあのヴィヴィと戦っている奴が誰だか全くわからない!救援すら行かせてもらえないとはね!)


ウルフィアスが放った空間魔法を、易々とフォルテがかわす。


「あーもう!うざったいなぁ!」


「ケーケケケケケケケケケ、楽しイ!たーのしーいなぁ!」


現状フォルテはウルフィアスに対してダメージを与えられていない、それに対してウルフィアスは着実にフォルテを追い込んでいる。そう追い込んでいる筈なのだ、戦力、実力全てにおいて上位に立つウルフィアスはそれでもなお焦っていた。


(フォルテは勝つ気なんかない、アヌビスとフレイヤの戦いに邪魔をさせなければ良いだけだ...)


歯噛みしつつも、こればかりはどうにもならない。ウルフィアスはフォルテに更なる追撃をかけるべく、多くの自分たちと動き出すのだった。













「えっ?どこ?」


「ここだよ」


一筋の剣筋がヴィヴィに刺さり、薄皮一枚を綺麗に削いでいく。


「ちょっとぉ!誰がいるのかもわからないじゃない!」


「わからなくていいよ、死ぬまで」


思っても見ないような場所からの斬撃、斬撃、斬撃。


その一撃一撃自体には意味は全くない。


「乙女の玉肌に傷をつけるなど許さぬ!」と某体は20代、頭脳は老人の迷宮知らずの老人が言いそうだが、ともかくヴィヴィにダメージは一切入っていないのだ。


問題はスアレスという英雄が、ヴィヴィには全く認識できていないという事実。


(私は確かに気配察知とかは苦手だと思ってるけど...それでもここまで殺気を隠せるなんてどんな達人よ!神域にすら至っていないただの人間なんじゃないの?名前忘れちゃったけど!)


スアレス=ヴァン=ケイアポリス


自らの持つ隠蔽魔法を発動、イエローの時には丸っ切り無意味だった魔法をフルに使い、世界に溶け込む。


瞬間的にスアレスという人間のことを民衆が完全に忘れる。この魔法の存在はスアレス直轄の一部の者にしか伝わっておらず、対策もスアレスの持ち物を持っていれば効かないという能力としてはあまりに弱すぎるものなので現世では使えるとは言い難かった。


しかしここは冥界、スアレスは死人。


自らの持ち物など皆無である。


(無視してお姉様の救援に行ってもいいけど、それだとこの男ごと連れて行くことになる。それだけは駄目ね!)


つまり、スアレスをなんとかしない限り愛しいお姉様のところに行くことができない。


「男だか女だか知らないけど!正々堂々かかって来なさい!」


ヴィヴィ、冥界内で暴れる。









「あぁぁぁぁ!!!」


「ホラホラ!来たよアイテール!」


「このクソ猛獣使いが!我々がアヴァロム存続の為に殺した世界を喰らい尽くす猛獣を解き放ちおって!」


アイテールは逃げていた、この2頭の猛獣から。


一頭はかつてケイアポリス王国付近を根城としていた伝説の魔獣、頭を3つ持つ犬っころ。しかも腐っている。


もう一匹は触手を身体中に持つ同人誌御用達そうな四つん這いで這ってくる触手怪物。


どちらも『見せられない魔獣ランキング!』で間違いなく「見せられないよ!」と禁制がつくほどキモい二匹である、化け物である。


「まさか手なづけるとはな!」


「愛を持って接すれば獣は僕を受け入れてくれるのさ!猛獣は裏切らないからね!」


そう言いながらも、猛獣を操るマルクは次の展開に向けて頭をフル回転させていた。


(足止め完了...他の面々も一応所定地に落とせたから。後は4柱さん次第...アヌビスとフレイヤ。そして最後の結末は)


ケテル・マルクトにとって、この場で人間が死ぬということはできるだけ回避したい事案である。それを含めてもアヌビスがマルクを信頼しているのは、それすらも組んで彼が策略を練っていると信頼しているからである。


そしてそれはマルクも理解している、だからこそマルクという男は、アヌビスを裏切らないように誘導しつつ全ての人間がハッピーエンドに終わることを目指して動く。


それが叶わないならばせめて少ない犠牲で事態を収束に向かわせる方向を取る。


マルクという男はそういう男だった。


まぁそれと現在の状況はあんまり関係ない。完全にマルクの趣味である。


「ほらほらぁ!アイテール行ったよ!」


「あぁぁぁぁ!!!また貴様達と戦うことになるとはなぁ!いいだろう勝負だやっぱごめん無理ぁぁぁぁ!!!」


冥界に、かつて人間種に絶大な被害を与えた神の絶叫が木霊した。

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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