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閑話 戦争ってこんな暇なの?side ブレモア

「暇だなぁ〜」


誰かがそう言っているのを聞いて


同感なんだがな、いやまぁ。わからなくはないのですが。1つだけ言いたい、いや言わせてくれ。


緊張感、無さすぎじゃない?


ここは幹部専用の宿舎、王国軍、帝国軍、オワリの国、ウォルテシアの幹部が集まる場所。


「色々諍いとか忘れて、取り敢えず一致団結するために宿舎とか一緒にして意見交換とかすれば」


という総大将であるライト王の取り決めでこうなっていた。


最初は誰もがよそよそしく、対外的に取り繕った雰囲気で息苦しい毎日を過ごしていたのだが...


「なぁ、このお菓子ウォルテシア製よ、いかが〜」


「おー!これはかたじけない、みんな頂くとしよう。ところで我々からの刀、お気に召しましたかな」


「あら〜アレ?すごく良いわね!何というか、カッコいいって感じ!」


「おお!そこまで言って頂けるとは、職人達も喜びます。」


緩い、緩すぎる。


幹部宿舎の在籍者は


王国から


ルーカン騎士団長

アロン騎士団長補佐(副団長も兼任)

ファムルス


帝国からは私、ブレモアが


オワリからは7武衆


火炎・佐久間矗森

水弾・龍造寺鷹弾

土壁・佐竹伊勢森

風殺・上杉陰活

雷速・尼子遥々

悪童・伊達魔修寝

天龍・細川画院


の7名、天空の3柱の面々と現在仲よさげに会話している。


ウォルテシアからは魔導研究の第1人者達天空の3柱


犬面・オシリス

雉面・イムホテプ

猿面・コンス


この3名、女性であるイムホテプ殿は、クッキーを焼いてプレゼントしている。


なんだこの状況、これが戦争なのか?


いいのか、こんな感じで本当に。


ブレモア、22歳


若くして武の才能をベリアスから見抜かれた彼は、帝国史上最年少での将軍となったという背景がある。


今回も、大規模な戦争という点では初陣であり、人魔大戦時には19歳で戦争に参加しようとするも父に止められてしまう。


若くして剣の天才ではあったが無鉄砲さに危ういところを感じたという人魔大戦で戦死したブラモア将軍の配慮であった。


そしてろくな実戦での実績のないままの将軍就任、軍部では父が人魔大戦の折に真っ先に戦士し、中央を崩しているという責任もあり針のムシロのような生活を送っていたが、この戦争で必ず手柄を立てる!


そう意気込んでいた先のグリーン砲である。


強敵であると見込んだ冥界軍はたった1発の砲撃で塵と消えた。


あれが私の夢見た戦争なのか?


ブレモアは理解できなかった、そしてその憤りを誰にも言うことができないことももどかしかった。手柄を取られたなどと騒ぐ輩も少ない。そもそもあんな馬鹿みたいな破壊力を持つ兵器を持つ奴に文句など言えないし、そもそもあの兵器が何なのかすら理解できていないものも多い始末だ。


ウォルテシアの一部が暴走して兵器を盗もうとしていたが、謎の勢力に全て排除されていたという情報はブレモアにも入っている。


恐らくラトランダ男爵の仕業だろう。いや、今はラトライダ子爵家か。


第一他国の面々楽観視し過ぎてるだろう、たかがケイアポリス王国の1領主がこれほどの巨大な力を手に入れているという事実!属国で良かったとか本気で思っているところに自分の不甲斐なさを感じる。


いや、オワリもいいよ?友好国だし


「てか、貴方達の刀って武器に魔法とか入れたら斬れ味良くなりそうじゃない?魔剣を使用して宝具級のものを作ろうって言う研究が今あるんだけど・・」


「おお!そうなれば魔物の駆除も更に捗る!是非協力を仰ぎたい!」


ウォルテシアァァァァァァ!


お前達は友好的に接してちゃダメだから!


仮装敵国だから!


クソッ騎士団長のルーカン殿は現在王国軍の見回りに行ってるし、てか絶対にこの空気に居たたまれなくなっただけだろ!そうなんだろ!


まともなのは、今私の目の前に座って優雅に紅茶を嗜んでいるアロン殿のみ。


アロン副騎士団長、我が主君であるベリアス様を支えていた元神器使い。


騎士の鏡としてルーカン騎士団長と対を為す、女性の人気も入れればダントツ王国トップの男!


相変わらず優雅だ...


「アロン殿!ウォルテシア特性の紅茶は如何か、遠い異国の地より輸入した高級品ですぞ!」


「・・・・美味い、ありがたく頂きます。コンス殿」


アロンさぁん!仮装敵国じゃん!


いやおかしいのは私なのか?こんな風に自らの技術を惜しげもなく使うことでグリーン以下王国を牽制しているのか?


それはまずい!私は魔法が使えない!


「ブレモアさん!ゲームやろうぜゲーム!帝国にもあんのか、「ジャルダ」」


あるぅーーー!!


子供の時やってた!なんなら騎士団入ってもやってた!


この雰囲気ダメだーーー!!


戦争の雰囲気じゃねぇ!


てか、本当にこいつら多分何も考えてねぇわ。発想がお泊り会だわ。


「や、やります・・」


「よっしゃあ!何賭けるよ?」


「私が調査したところによると今日は肉料理らしいわよ」


「じゃあそれ賭けるわ!」


拝啓、戦死した父へ


戦争って、何ですか。


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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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