ファーストコンタクト
現在の魔族幹部
1位 魔王 ゲンム=エルフェリア (性の名が逆)
2位 アルフィィオス
3位 ウーフィル
4位 ディナス
5位 ウォーカー
6位 ビネル
7位 クロムウェル
8位 新キャラ『ヴァルケン』
9位 ギール
補佐 メデューサ(指揮も戦闘もできちゃうスーパー女史)
ぶひぶひふーひぶっひ!
ぶひぶひぶひひぃぃぃぃ!!!
ぶぶぶぶ?ぶひひぃぶふぶ
ぶふひひぶ!
養豚場にでも来てるのかって?違います。立派な魔王軍最前線です。
異世界転移してから5日目の夜。
ホテルを出発して、僕たちはアスクロルと魔王軍が戦う最前線に着いた。
山岳と、四角い俗に言う「豆腐ハウス」のような家がたくさんあるこの土地こそが機械族の本拠地だ。
「混乱した部下達が大変したぶひぃ!代わりに僕が喋るぶひぃ。アスクロルは夜中にこちらに向けて進軍を開始し、夜明けと共に去っていくという特徴があるぶひぃ!とにかく機械族と猪頭族で壁を敷き、アスクロルの進軍を止めるぶひぃ!」
「ダガ、ソレデモオシカエサレルガゲンジョウ。コノママデハキョジュウクモアラサレテシマウ。ドウニカケリヲツケネバ」
そう言いながら話すのは魔王軍の幹部のウォーカー、そして新しく魔王軍の幹部になった「猪頭将軍」のヴァルケンだ。機械の装甲をつけたウォーカーと並ぶ体躯を持ち、全身に鎧を着込んだ重戦士だったが、自慢の牙はへし折れ、ウォーカーと共にボロボロの状態だ。
「なるほど、ともかく今日の夜に一度こちらの戦力でアスクロルとの戦闘に入る。今日で終わればそれでよし、無理ならば今日も耐える形にして、明日対策を建てようと思う。」
そう言ってカッコよく眼鏡をクイクイしてるのは、魔王さんから今回の討伐に参加するように言われたクロムウェルさんとかいう人だ。
初対面で「あのグリーンの作ったスーツを解析させて頂きたい」と言ってスーツをかっぱらっていった人で、そのおかげで現在ぼくはスーツを着ていない。この世界でグリーンにもらった赤を基調としている服を着ている。
その正体はゴースト、知識欲に塗れた科学狂で、下半身がほぼない。見た目は貴族のような格好をしているんだけどね...
「人間側から寄越された援軍は2人の人間と竜種のみぶひぃ?人間は本当にこちらを助ける気があるのかぶひぃ!?」
そう言うと、若干蔑むような目線でこちらを見てくる。
あー知らない、君の背後に天使みたいな顔を鬼に豹変させてる娘がいるんだけどナー知らなーい
「ぶっぶびびびびぃぃぃぃぃ!!!!!!!」
「なー!んーー!ですってぇぇぇ!」
「ぶばばばらららばらばばばばばばぶぱぴびばばばば!」
「死になさーーーーい!」
「主人よ」
「ああ、関節技だよイヴァン。」
さらばだ、猪頭の勇者よ、知らなかったのか
天使からは逃げられない!
デデドン!
人間体のイヴァンと2人で喋っているうちに、巨大な機械族のとうふハウスに激震が走った。
アスクロルが、来た
◇◇◇◇
おお・・・・
まず最初に抱いた感想
キモッ
いや、なにあれ!?
西洋妖怪バックベアードじゃん、目の部分が口なだけの!
いや、見れば見る程鳥肌立って来たんだけど!
スーツ着てないし、危険じゃない?
オオオオオオオオオオオオオ
アスクロルが咆哮する、地響きが辺りに満ちた。
あー、眼前で魔王軍が足に蹴散らされてる。
僕もああなるのかな?
「それでは、行きますか、ご主人」
イヴァンにエルザが乗って飛び立つ。
僕は自力で飛べと、はいはい。
魔王軍の戦士達が出撃を始める。
あ、ちなみにウォーカーさんとヴァルケンさんは出撃していない。もう身体中限界だったらしいしね。ボロボロだったし。
エルサにもっとやられたヴァルケンさんは全治2ヶ月、黙祷。
クロムウェルとアルフィィオスも続く。クロムウェルの戦闘力は未知数だけど、アルフィィオスさんは頼りになるな。共闘もしたことあるし。
「じゃあ、私が最初に行くわね」
「おっと!私も忘れてくれるなエルザ!
そう言ってイヴァンでアスクロルの頭の上まで来たエルザは、そう言って飛び降りていった。
負けじと、イヴァンエルザの後ろからついて行く。
えー、大丈夫なの?
いや2人とも強くなってるって聞いてるし、大丈夫だと思うけどね
エルザはラトランダ領から出なかった、イヴァンと違い、出る必要が無かったのだ。
生みの親であるアイテールがいる、天才のグリーンがいる。彼等2人の施した手術は、エルザを更なる高みへと押し上げた。
加えて彼女は自分の技術の師にイエローを選んだ。
彼の技術は、剣を使った技術でも一流だったのだ。
グリーンによって更なる改造を施され、イエローから、剣の腕を盗んだ。
次こそは、彼の隣で戦えるようにーーーーー
「出力限界調整、出力限界維持。出力上昇、出力上昇。出力限界突破」
刀を抜く、グリーン特性の白い刀の刃が、瞬いた。
イヴァンは選ばれし竜種である、父の息子であることを一部を除けば尊敬していた、しかし自分は怠惰であった。
イヴァンは、初めてこの3年間で、初めて自分から父に師事を仰いだのだ。
それが彼を強くした。
彼は選ばれし血統。
父の跡を継ぎ、『焔極炎帝龍』の名を継ぐのだと勝手に勘違いしていた。だが違う、自分は父のようになる気は無い。父のようになることはできないと彼は気づいてしまった。
それに気づいたのは、偉大なる親友との旅を通して。才能だけは父を超えるとされたイヴァンは変わった。
彼が司るは炎、父譲りの最高度の火力を持つ炎。
母から譲り受けたは流星、その速さは光を超す。
「グハハハハ!今こそ鍛え上げた3年間の力を見せつける時!」
焔を吐く、父と同等の蒼い焔をそのまま身に纏った彼は、光を超える速さで突撃する。
彼の名は、『蒼焔大龍帝』英雄の乗り手である。
「無千年王国説!!!!!!!」
「カオス・インフェルノ!!」
人間の限界を遥かに超えた斬撃と、焔の炎龍がアスクロルを襲う。
昼間のような閃光が、魔族領を覆った。
ギール「何故私の順位は変わらないのか」
(ㆀ˘・з・˘)




