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外伝、アルノ領騎士ゼクロスの日常

ゼクロス 平民 (46歳)


妻の息子がおり、息子は騎士団所属


冒険者として村から飛び出し、AAランクの地位を手に入れる(パーティーで)。 個人はB+、黒色の鎧を身に纏いパーティーの前線を務める壁として活躍している。


その際に人々からこっぱずかしいあだ名を多数つけられているが、本人がそれを語ることはない。


冒険者を引退して王国騎士団近衛兵まで昇進するも、出世を妬んだ貴族に追い落とされる。


現在は嫌疑は晴れたが、アストルフ伯爵家に仕えている。とんだ拾い物の1人である。


アルノ領騎士達の剣術指南役


ちなみにグリーンに関しては何も知りません。

人魔戦争が終結してから半年が経った。


世界は、また元の姿に落ち着いた。魔物は未だ絶えず湧き続け、それを俺たち騎士が守る。商人達も活動を再開し、主要の都市は機能を完全に再開した。滅ぼされた都市を忘れるかのように



アルノ領の郊外、騎士達が住んでいる場所の中枢に、妻と2人で過ごしている男がいた。その男は早朝、自分のポストに手紙が入っていることに気づく。


騎士団所属の息子からの手紙だ、郵便代もバカにできないだろうにと思いながらも単純に嬉しいゼクロスは頬を緩ませる。


この男、ゼクロス。かつて山賊にまで身を落としたこの男、今はアストルフ伯爵家に仕える騎士の1人。はっきり言えば若いカミーユの世話係。


その正体は元AAランク冒険者、もう少しでSランクに届きそうなほどの地位を手に入れる筈だった彼だが、貴族に嵌められその地位を失った。


そんな男は、いつもののどかなアルノ領に腰を下ろし今回の戦争の後始末がようやく終わったことに安堵を覚える。


今回の戦いでアルノ領の騎士達も少なからず死者が出た。アイテールの召喚した天使達は、一般人達からすればすべからく強敵だったのだ。


重い、冒険者の頃使用していた黒黒しい鎧を脱ぎ、どかりと座っている姿は、哀愁漂う一般人にしか見えない。年頃の悩みである薄毛や体力の低下なども問題視されている中、ただえさえメンバーが減ったアルノ領の警備をこれ以上減らすわけにはいかないとゼクロスは再び立ち上がる。


願わくば、この領内により良い発展を。


そう思いながらゼクロスは、緑豊かなこの領内を歩き始めた。



◇◇◇◇



うん、発展し過ぎじゃないかな


そんなゼクロスは現在、車酔いに悩まされていた。船などとは無縁で生きてきた人生である。始めて乗る車の揺れに適性があるはずもなかった。


「これが車か、グリーンから譲り受けたがなんて速いんだ!王都まで半月かからないんじゃないか?」


「おーそうだな。120キロぐらいしかまだ出せないけどな」


「・・質もいいが、この車を欲しがっている人が沢山いるのを忘れるなよ」


そう言いながらアストルフ伯爵は車を撫でる、グリーン曰く「まだ燃費が悪いし、改良の余地しかない」と言わしめたこの中型車は、耐久性などの面を悉くクリア。馬車とは比較にならないほどのスピードと、弓などを弾く防弾性?とか言うものをギリギリでクリアした代物らしい。


これでギリギリかよ、剣を弾く乗り物ってなんだよ全く...


これを開発し、現在アストルフ伯爵と話をしているのがグリーン・ドラモンドである。


グリーン、平民ながら王国男爵となった東の国出身の男は人魔対戦やアイテールとの戦いの功績で、田舎の領地を押し付けられた。


人々から英雄とされ、王都でパレードやなんやを散々受けてこの対応である。血筋を未だ重視する王国の閉鎖的な雰囲気をなんとも無念に思うところもあるが、グリーン本人がそれを望んでいたというところが驚きだった。


そしてその後のコレット様の結婚、そしてグリーンから待たされる明らかにおかしな技術の数々


それは瞬く間にこの世界全てに広がり、現在は王族、大物貴族ならば移動のために車を3台は所持しており、大物貴族も1台はほぼ必ず所持している。現在もラトランダ領からの供給が間に合わず、車を買うとなるとどんな人物でも半年はかかるとそんな代物だ。


ケイアポリス国とアルノ領は格安で譲ってくれたらしいが。他の国ではその5倍とかで売られているとか。


まぁメリットの方が大きいのでそこはなんともだが。グリーンの開発したものは陸、空、果てには海まで活躍できるものを多数開発。また日常生活でも使える、グリーン曰く「アイデア商品」が多数輸出。


ラトランダ領も、ド田舎から全世界の人々が観光と製品の輸出を行う最先端の街に様変わりした...らしい。行ったことはないけど。


伯爵が行きたい行きたい言ってるから、護衛の名目で行ける日も遠くなさそうだな。


目の前で議論を加速させるアルトラフ伯爵とグリーン


若く、王国の経済を長年担われたアストルフ伯爵、彼の時代はまだまだ終わりを迎えることなく、逆に老人達が軒並み死亡したこの瞬間こそが逆にチャンスとも言える。


大英雄、保有する戦略を度々疑問視されながらも、貴族の世界を懸命に生き残り、新しい技術で世界を切り開こうとするグリーン。


若い2人がこれからのこの世界を照らしていく。


これから2人が歩んでいく栄光の道を想像し、彼はゆっくりと2人の元へ歩き始めた。



ゼクロスさんシリーズは多分これで終わりです。


序盤の噛ませ役から、実は王国ではそこそこ有名な冒険者などと、もしかしたら異世界おっさんシリーズで1つ物語を自分で書いてましたが、恐らく作ることはないでしょう。


外伝をもう一個ぐらい書いたら主人公の魔族編に入りたいと思います。よろしくお願いします

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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