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イエローside START!!

イエロー編はダンジョン編と、グリーンに絡まる様々な政治的しがらみを詳しく書きたい回です。


グダグダにならないよう気をつけます。

海洋国家ウォルテシア


の近くの街道で、1人の男が歩いていた。その男は、都市も近くなり、人通りの増えてきたこの街道で、誰の視線にも入っていなかった。


道の中央を悠々と歩いているにも関わらずである。


彼の名前を知っている人間は少ない、彼の顔で王都にいけば、すぐさま大量の人間に囲まれるほどに彼は人気者だったが、気付かない。


自ら進んで気配を消しているのだ、この男は。白昼堂々と、誰にも意識を向けられることがないのがいい証拠だった。


そう、彼を元々追っているような人物でも無ければ。


彼、ことイエローに、1人の少年がぶつかってきた。歳は14歳程度だろうか。その少年はぶつかったことに気づくとペコリと頭を下げて、その場を立ち去っていく。


イエローのポケットに手紙を滑りこませて。


「う〜ん、及第点ですね。あれではバレてしまっている可能性がありますね、全力で逃げるように指示を出させますか。」


そう言うと、イエローは大衆にわからないように、近くにいる自分の部下にサインを出す。


1つの影が、イエローの気配から消えた。


一体イエローは何故このような行動をしているのか?これは、彼の性格とグリーン・ドラモンドの王国内による微妙な立ち位置に起因する。


まず、王国内からでも、表立っては誰も言わないが、グリーン本人に関する出自の不明さ、そして各国を回ったことによってできた交易の架け橋。


現状王国とほぼ鎖国状態であったオワリの国との交易ウォルテシアとの王国の許可を取ってではあるが極めて友好な関係を築くなど様々な交流をグリーン築けていた。その裏には勿論イエローが存在するが。


全ての手回しが良すぎたことが、王国から疑いの目を向けられる原因とは皮肉なものである。現在ウォルテシア、オワリ、魔族領とまで交流が叶っているのは、偏にレッドの底抜けの人当たりの良さと、グリーンの口が悪いがお人好しな性格によるものなのだが。


おまけに、グリーンの作るラトランダ領の発展。現状の成長を維持できれば、あと20年もすれば街並みは元の世界の状態に比肩し、次の世代には・・。


話がそれた、ともかくグリーンやレッドが得た人脈で領内が発展し、それにより王国や貴族、果ては友好にしているはずの他国までもから常に監視されている状態がグリーンの現在であった


動向に関しては常に見張られている状態を、グリーンはわざと続けていた。勿論大事なところはほとんど見せていないが。


(儂のことも、グリーンの参謀ということで活躍してたツケか、グリーンに負けず劣らず間諜がつけられてますな・・実はグリーンの開発発展は全て儂の謀なのではないか?とそうとでも思っているのでしょうな。まぁそういう噂話を流したのは儂ですが)


歩みを止めないまま、イエローはそう考える。今回の旅のメンバーはイエローと、自分の直属の配下30名ほど。


この30名はパンドラの箱のメンバーではない、ラトランダ領にいた孤児や生活に困るメンバーなど。そういった裏の人間が多く構成されている。彼らはラトランダ領の裏側の治安維持を行う傍ら、専らイエローの指示に従っている。


先程イエローのイエローに手紙を渡した子供もその1人である


(まぁ、王国のあの人にはバレてしまったようですが。仕方ありませんね。手紙の中身は・・ほう、グリーンの方は問題なくクリアですが、え?儂の水耕栽培の装置使っちゃうの・・?まぁ仕方ありませんな。)


自分の部下から手渡された手紙を見て、イエローは満足と不満が入り混じったような顔でチラリとそれを見ると、紙をポケットにしまう。


(あれ、一応オワリの国から供給される米よりも美味しくするために努力してたのですが。仕方ありませんな)


若干の不満と共に、イエローは道中を歩いていく


徒歩で1ヶ月、それでもラトランダ領とウォルテシアの距離を考えれば相当な速さで、イエローはウォルテシアに到着した。






文字数少なめです、ごめんなさい

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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