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悪魔と戦いますが残念ながら人格最弱です

はい、タイトルで若干察して...


哀れグリーン( ̄(工) ̄)

よし!今回はオレか!


久しぶりに自分の番になったグリーンは、ベッドから飛び起きてそう思った。


記憶で焼き付けておいた本を読み返して整理するのにも飽きてきたころである。そろそろ新しい知識が欲しい。


馬車で道中を進みながら、俺はいつも通り家庭教師とこの世界の魔法の原理について話し合っていた。


正直俺じゃない時はこういう話ができないので、他の俺の時はなんとか気分じゃないとか言って誤魔化してもらってるが、こいつとの話は中々気分がいい。


コレットは話についていけずたまにむくれているがな。


この世界の魔法は科学的に証明することは難しい、そういう結論に達した。人なら人ごとにそれぞれ使える魔法が異なり、その魔法の威力、射程距離、魔法の持続時間はその人の持つ魔力によってピンキリであり、それぞれ違うということを家庭教師から教えてもらった。


その魔力は、小さい頃から魔力の発現があり、育てていけば増えるものだという情報もあった。


そして俺にもそんな魔法の適性があった。


なんの魔法かは不明らしい。


しかし魔力はそれなりにあるらしく、家庭教師の先公並みにあるらしい。コレットは家庭教師より少し大きい程度だという。


小さい頃から魔力の発現に気づかれ、日々練習に励んできたため、コレットの魔力は相当高いのだという。逆に平民上がりとかだと、魔力の育て方や、そもそも魔力があることが判明しないまま育つこともあるので、せっかく才能があっても伸び辛いらしい。


...俺は何故魔法の存在も知らないのに魔法の適性があり、魔力がこんなに高いのかと家庭教師のヤロウに散々質問されたがな...


あのさぁ...俺だってわっかんねぇよ......


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今日の宿場町までもうすぐですよ。


そう護衛の騎士がオレに言った、その瞬間に事件は起きた。


そう伝えてくれた騎士は、糸の切れた人形のごとく崩れ落ち、少しふらふらとした後に白目を向いて倒れてしまった。その顔にはありありと恐怖の色が浮かんでいる。


『戦闘態勢!伯爵をお守りしろ!』


そうカミーユが号令を出す......がそれは既に馬車の上に立っていた。


馬車の上に立つ男は言う、良い眺めだ、と。


『私には高いところが似合う、お前たち領主や人間の王族とやらも、高いところから国民に向かって演説をするだろう?まぁ其奴らも私に比べれば虫ケラ同然だが...


無駄話が過ぎた。私からの要求は、神器を私に渡すことと、その神器の持ち主を魔王城に招待することだ。抵抗はオススメしない、時間の無駄だし...そこで倒れている男のようになりたくはないだろう?』


そう言うと、男は苦悶の表情を浮かべて倒れている男の姿を指差した。


伯爵が馬車から顔を見せ、男を見て声を上げて驚く。


代表としてカミーユが一歩前に出た言い切った


『グリーン殿は我が王国の招待客である!そう易々と渡すわけにはいかん!』


『ほう、魔王様の招待よりも人間の王の命令を優先するとはな...仕方ない、一生眠っていろ。』


そう言うと男は手を挙げる。そして自分の影から悪魔たちが飛び出してきた.........


『待った』


オレはここで馬車から降り、未だ青い棒であるギリオンを構えながら言った。


『それが噂に名高い神器か、そしてお前が所持者か、一緒に来てもらおう、それは私のものだ。』


そう言いながら男は羽織っていた上着を脱ぎ、紫色の肌と大きな羽を出して、飛んだ。


左手には禍々しい剣を携えている。


オレはギリオンに念じる。


ーこの神器が「自分が念じたもの」になるのだと仮定するならば、オレが選ぶものは1つしかない。


そう!銃だ!


この世界に、少なくともアルノ領内には、「銃」と言う概念はない。せいぜいクロスボウガンくらいのものであるが、それすらも高価で中々出回らないそうだ。


つまり、この世界に銃を出せば、魔王だろうがどんな敵だろうが無双できる...とそうグリーンは考えたのだ。イエローとかクロはあんまり遠距離道具は使わないらしいが。オレは手段などは選ばん!!!!


これだけ距離が短いなら、機関銃か...ショットガンにしてやろうか...狙撃銃なら敵が離れた時にしよう


まぁ今回はマシンガンだな


よし来い!オレの相棒!マシンガンでおなしゃす!


そう武器に念じると、ギリオンは青く輝く、


おおっと言う騎士たちや男のざわめきが聞こえ、グリーンの手には美しい紋様をしたガントレットが腕に装備されていた......











........................................アレ?

なんかすごい手に馴染むな...何年も使った感覚がある。手が一回り大きくなったって感じの表現が一番正しいか?自分で言うのもなんなんだが、スゲェカッコいいなーじゃなくてさぁ...いや...どーすんのこの状況


どー考えても悪魔みたいになっちゃった男はこっちに来てるし、その悪魔の影から出てきたちっちゃいのがカミーユ達に襲いかかってるし、めちゃくちゃだな...


ともかくオレは構えた。


ーー何度も言うようだがオレは人格の中で最弱である


いやいや、ピンクは別だぞ?つーかアイツと比べられるとオレが癪なんだよ


一応、この松岡輝赤の体では全ての記憶は共有される。よーするに記憶をちゃんと見てるかみてないかって話だ。大体の奴が正直見てない。つーかクロとオレしか見てない。オレもたまにしか見ることはない。当たり前だろ?誰がガン〇ム操縦してる奴の隣でずっとそれを見ていたいと思うんだ?それなら自分のやりたいことをやるさ。


ともかく、記憶が共有されているからこそ、オレはイエローの爺さんの軍隊格闘術の1つ...を真似ているわけだが、正直オレにはセンスがない。


なんというか...鈍臭いというか...うん、はっきり言ってセンスがない、見た目はイエローの爺さんと同じなんだがな...何が違うんだろうか...


そんなオレにどーしろって言うんだ...


しかし敵はすぐそばまで来ている。やらなければ殺されはしないだろうが、他のメンツが危ない。


オレは悪魔っぽい男が振り下ろした剣に向かってまるで腰の入ってない正拳突きを放った。


剣とガントレットがぶつかり、悪魔が持っていた剣は粉々に砕け散ってしまった。


悪魔もあぜんとした顔をしているが...オレの方があぜんとしたわ!なんで剣がそんな簡単に砕けるんだよ!おかしいだろ神器!


追撃を加えようと近寄るが、悪魔は飛んで後退していった


悪魔は急いで新しい剣を自分の影から出す。


げ、まだあるのかよ...


他の騎士達の方が心配でチラッと様子を見たが杞憂に終わった。騎士達は小さい影通称ミニ悪魔を次々と撃退していく、アレ?なんか反乱起きてた時よりも強くなってね?みんな


よくよく聞いてみたらクロがずっとぶっ飛ばし続けたから強くなってたとかなんとか...まぁ少なくともカミーユは強いな、完全にオレよりも。


あの美しい剣を自由自在に動かしながら敵を切って行ってる。つーかミニ悪魔が不憫だ。何も分からず切られ続けている。


そーいやコレット達は?と思ったら、コレットの回りにどデカイとなりのトト〇のネコバ〇みたいな奴がコレットを守ってやがる。アレ絶対家庭教師だよな、絶対。マロンまで強いのかよ、どーなってんだここ。


と思ったけど俺マロンと魔法増大に関する事案を話し合ったわ、そーいや試してみるとか言ってたな、それであんなバカデカくなってるのか。


まぁ結果的に俺の(カミーユはクロの)おかげか。こんだけ戦えれるとはなぁ...色々予想外だったわ


『で、どうする?もうすぐカミーユもマロンもこっちに来るぞ?お前に勝ち目ないんじゃないか?』


内心ビビりつつも強気で発言する。


外交などでよく使う手段だ。日露戦争の時日本は、全く資源がないことをロシアに隠したまま交渉して、良い条件を勝ち取った。今回もそうなると良いが...


『見逃してやるから教えろ、お前のご主人様は魔王...っって言ってたよな。なんだ?魔王はここでも人間滅ぼそうとでもしてんのか?』


悪魔男は怪訝そうな顔をして吐き捨てるように言った。


『馬鹿を言うな、我々が本気を出せば、この世界などいつでもモノにできる、魔王様が決断さえすればな...!』


そう言い残すと、悪魔男はミニ悪魔達を陰に吸い取り、空中へと飛び立って言った。


『その神器は必ず私が奪う!それまで大事に持っておくが良い!』 そう言い残して。


うわぁ...顔はイケメンなのに残念だなぁ...


なんというか3下臭さが消えないよ...


そう思いながらも、グリーン達は馬車へと乗り込み、宿に向かうのであった。


最初に倒された男(名前覚えてないな...ゼクロスだっけ?)は寝ているだけらしい


やがてゼクロスは目を覚ました。


『女神に起こしてもらった』とかなんとか、何を言っているのやら。


そんなこんなで1ヶ月がたち、


僕たちは王都へ到着したのである。





ギールは完全にロケッ〇団ポジです。ポケ〇〇の!


やな感じ〜〜〜〜とか言いながら吹き飛ばされるギールを書いてみたいですね。笑


(´・ω・`)王都ついちゃったよ...

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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