ジャンの疑問
短め失礼します(・ω・`)ヌッ
ジュダルにこの場を任せて、ジャンはマリンの元へ馬を駆ける。
手綱を握りながらも、ベディヴィアから目を話すことはない。気になることがあったのだ。
彼は職業柄、様々な知識を得ることができた。
その土地の文化、大きく異なるわけではないが、地域ごとに差のある言語。風習など、それは彼の旅の歴史そのものだ。
そんな彼は、アイマールが復活した地。かつて存在し、そして滅びた魔族領と王国の狭間にあった国、ノワール国の御伽噺を思い出していた。
それを、彼は一度しか目にしたことはなかった。その本は下宿先で世話になった少女に見せてもらったものだ。何度も読んだらしくすすきれてボロボロのその本だったが、その少女はその英雄達の話が大好きだったらしく、読んで、とせがまれた。
人が死ぬ、その理由がどうしてもわからない牧師がいた
夫が領主の悪政によって殺された女がいた
友人に殺人の容疑をなすりつけられた死刑囚がいた
3人は結託し、民衆を集め、悪政を強いていた領主を打倒した。全ては3人の中にある疑問を解決するため
「人は死ぬ、なら何故生まれた?」
「理不尽はどうしてなくならない?」
「過去の友情は、全ては、無駄なのか?」
3人のうち1人は王となった、優しくも冷徹な王は民に愛されたが、結婚しなかった。
もう1人は法の守護者となった、もう2度と私のような人間は作らないと決意を固め、冷徹に、時には残酷に犯罪者を裁いた。
最後の1人は将軍となった。常に最前線で兵士を鼓舞するその姿は、正に彼の思い描いていた姿そのものだった。
王国の一部だったその場所は独立し、ノワールと名を変えた。
『しかしその国は3人が死ぬとすぐに滅びた!当たり前だ!そんな疑問、100%大正解のもんなんかねぇんだよ!そしてあの女は間違いなくその時の革命家の1人、ベディヴィアだ!』
隻腕となりて猛威を奮ったなんて話は聞いたことがないため、多少誇張されているのだろう
そして、彼らは「そこにかつて住んでいた伝説」から復活した。つまり人々の思いからだ。アイテールがいた時、その場にあった「人の思い」で作られた者が、ブレオベリス、ブルーノ、ベディヴィアだ。
生まれた場所、彼らの伝説の発端から察するに、この化け物を作った者がアイテールなのは明らかだ、そしてその化け物は、あと2体いる
ーー既に2体は松岡赤輝と魔王に倒されてはいるが。
しかし、疑問はそれに留まらない
ジャンも、王都まで一度撤退していた。その時にグリーンと話をしていた時、側に変な女がいたような気がする。そしてその女は、内々にこう教えてくれた。
私は、アイテールに作られたとーーー
「おいおい、じゃああの女は何をモデルに作られてるんだ?!」
マリン××ベディヴィア
ギャリンジャリン
(・ω・`)ジャン来るの遅くね?




