魔導学師と便利屋〜龍と多重人格者
一応これでコラボ者達のお話は終わりです。
書いてて楽しかったですね。戦闘描写が細かくされていないキャラなども勿論いたので「こんな感じでいいのだろうか」そう悪戦苦闘させて頂きました。いい練習になったように思います。
新しい試みを少し試していたので、読んでいる皆様も「ここは誰が喋っているのだろうか」など、わかりづらい箇所が多いだろうなと思っており非常に恐縮なのですがありましたら感想欄などに書いて下さい(書いてくれると嬉しい?んななまっちょろいこと言えるか、強制じゃあ笑笑)
「なっなんだあの綺麗なねーちゃん、尻尾が生えやがった?!ちょ待て押すなっぎゃあ!」
「な、なんだあの姿は...バケモノかよ...」
『バケモノではありません、ドラゴンです』
そうキリっと答えるのはマデラだ。海からこちらに上陸せんとする船団の一つに乗り込み、一歩も引かない
ふむ、手早く人を戦闘不能にするには...まぁ、船を壊すしかないですよね...見栄えもいいですし、少しだけ本気でやりましょうか?
瞬間、マデラの腕と首筋に《龍の紋章》が出現する
《龍の紋章》名前の通り龍族固有のバフ、身体能力向上などの作用がある。
船内の敵を尻尾で吹き飛ばしながらも船の中央に近づいていく。
「あ、アイツ何をするつもりだ?!止めろ!いや、やめて、尻尾で投げ飛ばさないでぁぁぁぁ!」
また1人、マデラに近づいた哀れな海賊が海へと放り投げ出された。
『では、このぐらいの力で...よいしょっと』
マデラの拳が船体のちょうど中央に突き刺さり、船を真っ二つに割る。
「いや、いや、いやマジか」
「マジだって!アイツ、拳で船を割りやがったぁぁ!」
ドドドと大きな音を出しながら、船が沈没していく。
『ふう...これをあと10隻以上やらなければいけないのですか?面倒くさいですね...』
パンパン、と手を叩きながら、マデラはそう呟くのだった。
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『さて、やろうか...黒葬!』
そう言うと、ゆっくりと鞘から刀を引き抜き、御門秋は海賊達と対峙した。
次から次へとその斬撃は、海賊達を捉えていく。
『大丈夫、峰打ちだから。いや〜それにしてもあそこ、すごいなぁ!あのお姉さん怖すぎでしょ。船が真っ二つって、黒葬でもできるかな?やめとこう、そりゃ荒っぽすぎるし。刃こぼれでもしたら大変だ』
そう少し離れた船を見ながら彼はいう、まぁ、瞬時にして船に乗っている海賊達を戦闘不能にできる時点で、彼も 大概規格外なのだが。
「て、てめぇ!これを見ろ!最新式の武器、「大筒」だ!これでも喰らいやがれ!』
それはまさしく大砲だった。エルザの羽から出現する砲身、それをさらに大きくさせたような。
作成の大元は商人ギルドマスター、ジャン。
..最新のものが伝わるのが、先に開発者、次に権力者、そして...無法者。
既に無法者の手にまで、ジャン達が作り上げた叡智の結晶は渡っていたのだった。
そんな大筒は、正確かつ弓をも超えるスピードで御門秋にぶつかる..彼の四肢を粉々に砕く...はずだった。
大筒によって撃ち出されたボーリングの弾ほどもあるそれは、真っ二つに切られていた。
『舐めてくれるな、無法者。そんなもんでやられるわけないでしょ、俺の刀はピストルの弾だって切ってやるさ』
「な...お前もまたバケモノだとでも言うのか...?!」
『さぁ、どうかな?あの人達と並べられるんだ、俺も中々のもんだと思うけどね。』
そう言い、秋はニヤリと笑った。
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(油断せず、相手の動きを読み切り、一手、二手先に動く。これが格下との戦いの極意ですぞ!)
わかってる、彼がノートに書いてくれたことだ。一番彼らのノートを見続けてきたレッドが間違える筈もない。
海賊達を1人ずつ、正確に押さえ込んでいく
それには怪我人もでず、勿論死者も出さない。圧倒的身体能力にて自分も、そして相手をも守る。
レッドが目指す究極の戦い方だ。
『どうだいイヴァン、僕も結構やるでしょ』
『いやいや、不器用な戦い方だなぁ〜主人よ、そんなことではいつまでたっても海賊達を殲滅できんぞ、私が見本を見せてやろう。ほれほれ』
あぁぁぁぁぁぁという悲鳴と共にイヴァンによって海賊がまた1人海へ落とされていく。圧倒的すぎる暴力だ。
ふみ鳴らす足音で敵を踏み潰し、口より放たれる炎はなんの容赦もなく海賊達を燃やしかけていく。
海賊達を殲滅するに、効率がいいのは認めるところではある。
だが...
『それでも、僕はこの戦い方でいいよ、イヴァン。僕だからこそ...これじゃないといけないんだ!』
『そうかぁ?まぁ主人がそう言うなら、私もそれに従おう』
レッドがまた1人、海賊を取り押さえ、拘束をする。
「甘いな...ニイちゃん...この決断が、後々とんでもないことにならないといいがなぁ」
『そんなことにはならないし、させない。後悔なんてしないさ...これでいい....だって「僕」だけでもこうじゃないと...他の奴ら(グリーン達)が悲しむだろう?』
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『そ...そんな、そんなぁぁぁぁぁ!』
最初にエルザに足を撃たれた男が、叫んだ
ありえない、世界中を荒らし尽くした海賊達だぞ?!それを...そんな、まさか
目の前には、沈没を始める船、降伏を始める海賊達、逃げようとする海賊達で埋まっていた。
『終わったかな、それにしても疲れた...世の中には異次元の強さを持つ奴らがまだまだいるってことだねぇ。』
御門秋は、そう言って首をコキリと鳴らす。
『ふぅ、と、取り敢えず業務外労働が終了しました。早く冒険者ギルドに戻らないと...
というマデラは、オロオロとしている。
『船の修理完了したよ!やっと戻れるよ〜〜』
『ありがとう、ユグ、エルザさん、終わりました!』
エリミアナとその精霊達も、無事に終わったことを安堵する。
この場の、全ての戦いは、4人の異世界転移者と、1人の天使の手で終わった。
『終わった、か...戦力になれたかどうかはわからないけど、みんなありがとう。旅の同行者を救ってもらった。』
『それはいいけど主人よ、そろそろ戻らないと、父上に「ちょっとだけだから」と言って試練から逃げだし...もといエルザ達を救いに来たのです!早く戻らなくては...』
『わかったよイヴァン、僕はみんなに少しでもお礼がしたいんだ!』
そうだ!えっと、どうしようか。取り敢えず、みんなも神殿に来るかい?
あっ。
レッドがイヴァンと話したのは、ほんの一瞬。
その間に、自分の旅の同行者を助けてくれたもの達...は、全て綺麗に消え去っていた。
その後、レッド達は商人達と共に海賊達との処理に奔走する
海賊達は全て各地で略奪、暴虐の限りを尽くしてきた海賊達だ。その身柄は海洋国家ウォルテシアの名において厳正なる裁きが下されるだろう。
元の世界に戻った彼らが、この世界のことを覚えているのだろうか、それは、女神様の機嫌次第...
お疲れ様でした!
コラボ企画に協力してくれた
いの一番に参加を表明した
瀧音静先生
刀の名前を描写し忘れた
ジン先生
滑り込みですっごいアピールしてくれた
暁月夜 詩音先生
ありがとうございました!




