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便利屋『魔喰』はモノ探し

うーん、いい天気だ!


オワリの国、その宿の一室で、「グリーン」は今日も朝を迎えた。


ふすまを勢いよく開け、外を見る。


快晴!とばかりに、眩しい光が広がる。


早速身支度をしなくては。


着替えをして、神器を...


神 器 が な い


どこにもないその2つの武器を探して、グリーンは慌てて周りを漁り出す、それは、オワリの国全体を巻き込んでいくことになる

「「神器がなぁいいいいいいいいいいいい?!」」


オワリの城


オワリの国将軍 シバ

シバに使える忍 クレナイ


一方は和装のよく映える、のっぺりとした顔が特徴の男で、もう1人は黒い忍び装束と、顔を隠すマスクが特徴のクノイチだ。


2人の絶叫が天守閣に響いたのに、さほど時間はかからなかった。


『そうなんだよ、ねぇんだよなぁ。どーしよっか?』


『どーしよっかじゃないでしょ愚か者が!どうすんの?ねぇ死にます?殺していいですかこいつ?』


落ち着け、と取り乱しながらグリーンの首根っこを掴むクレナイをシバが押しとどめる。


『落ち着け、クレナイ、無くなったものについて色々言っていても仕方がないだろう』


『ですが!あれは国の宝であり、最高の兵器ですよ!国全体が危機に脅かされていると言っても過言ではないのです!』


『だからこそ、落ち着けと言っているんだ、下がれクレナイ』


シバの注意を受け、渋々とクレナイは下がる


『とにかく、国を挙げて捜索を開始する。盗んだのは相当土地勘のあるやつだろう。グリーン殿にはしばらくオワリの国に滞在してくれ、神器は我々の方で探す』





......とは言ってもなぁ


1人、オワリの国中を歩き廻る


シバ達は任せろなんて言っていたが、一応探さなくちゃな、一応持ち主だし


とは言っても、探すあてがねぇ...


連れのエルザはやることがないとわかった瞬間買い物に出かけてしまった。アイツ、今回の旅費全部使い切る気かよ...物はそんなに持っていけねぇぞ。


こればっかりはどうしようもねぇな


諦めてオワリの国の連中に任せるか...


途方にくれ、諦めかけたグリーンの前にあったのは、1つの看板


オワリの国の端っこにポツンとある一軒家


そこに、筆の力強い字でこう書かれていた。


便利屋『魔喰』と...


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『なるほど、それでうちを尋ねてきてくれたと言うことですか、ありがとうございます。ご依頼、お受けしましょう』


コーヒーカップをコトンと置いて、彼、シュウ=ミカドと名乗る男はそう答えた。


黒髪の温和そうな出で立ちにこの街の様相には少し似合わないデニムのズボン。しかしながら彼の持つ独特な雰囲気が、この場所にうまく馴染んでいる。


そんな男は、グリーンの神器探しを快く引き受けてくれた。


『では、お話をもっと深く聞くために、色々な質問をさせて頂きますが、ご了承願いますでしょうか』


便利屋のその男の質問に、グリーンはYESの代わりに大きく頷いた


『まず、その武器ですが、昨日の夜、貴方が寝る前までは確かにあったという認識でよろしいですか?』


『あっあーーーーー』


あ、そうだ!ノートにはないが、他の人格が誰かに貸したとかいう線もあんのか!!!


あと、他の人格がどっかに持ってったとか!そういう線もなくはねぇのか!余計なことすんなよ、まぁいいや。後で聞けばいい話か


『あだ、夜寝る前には...確かにあったような...気がする。すまんよく覚えてねぇ』


『わかりました、昨日の晩のことについて教えて頂いてもいいですか?』


あぁ、わかった...ーーーーーーーーー



『ーーーーなるほど、ありがとうございました。お話はこれぐらいにしましょう。』


そう言って玄関まで送り届けてもらい、便利屋との会話は終了した。アイツ、なんか全然関係ないようなことばかり言っていたが、大丈夫なのか...?


心配でたまらない。まぁ、こんな便利屋に頼むより、オワリの国の面々の方が情報を多く集めているに決まっている


これは気休めではあるのだが...


彼の、あの便利屋の顔をまた瞬間、アイツに頼めば、上手くいく。そう直感したのだ。


俺の直感、当たってるといいなぁ〜...


夕暮れになり、とぼとぼと、グリーンは宿に戻って行くのであった。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『アリタさん、ありがとうございました』


『気にすんな、お前さんがいなかったら、儂は魔物に襲われて死んでいたわ、離れで良ければ是非使ってくれ。では、またな』


ペコリと、この家の家主に挨拶をして、座り心地の良い椅子にどかりと座り込む


そして、異世界からこんなところに飛ばされた御門秋はため息をついた。


やれやれ、どーしてこーなったかね。


事故、作業員の事故、少しの傷もなく、頭を打っただけのようなその程度の記憶を最後に、次の瞬間僕は森の中に1人放り出されていた。


持っていたのは着ていたままの服と、この黒刀だけだった。そこで魔物に襲われていた老人を救い、この空き家を借り受けて、便利屋を始めて、今に至る。ここに来てからわずか1週間。色々な仕事を引き受けて来たけど


この依頼...「怪異」が絡んでるかもしれない


そう御門は考えながら、手元にある依頼書のページをめくる


神器...この世界に5つしかない破壊兵器か...


元の世界に帰る方法も探さなくちゃいけないけど、これはこれで面白くなって来たと、秋は思うのであった。




多重人格者は異世界転移×便利屋『魔喰』の怪異録


のコラボ企画!


6章を読んでると少しわかりやすいかもしれませんね!


てか見てて話のテンポの良さがヤバすぎませんかねwww

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読んでくれてありがとうございます! これから全10章、毎日投稿させていただきますので、是非よろしくお願いします @kurokonngame くろこんでツイッターもやってますので、繋がりに来てください。
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