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無笑 ~正月から自称ヤクザが怒鳴り込んでくる程度にはどこにでもある日常編~  作者: 鴉野 兄貴


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2014年 02月07日(金)活動報告よりよそ様の所から勝手に『偽口説きバトン』強奪してきた話

『口説かれるので振ってくださいという、謎なバトンです。絆されないように気を付けてください(笑)。


 また、回す際に新しい口説き文句をつけてください』


 ……らしい。

 しかし受けるのは鴉野なんだよなぁ。


 1.「あなたと会えたのは運命だと思うの……いえ、必然よ。結婚してもらえませんか?」


「運命? 必然? 軟弱だな」

(※ 二人の隣に転生トラックが突っ込んでくるのを綺麗に回避)

「こういうのが鴉野兄貴おれの日常さ(ヒュー)」


 2.「永遠に愛すから。あなたが私のことを嫌いでも諦めません」


『鴉野~~!! 死ね~~!』

(※ 暴漢が警察屋さんにしょっ引かれていく)


「よかったなあ。お前運がいいぞ。生きていて」


 3.「私の側に居てくれませんか?」

「ああ。勿論構わん。というかこっちだ?!」


(二人の上から鉄骨が落下してくるが何とか回避)



 4.「閉じ込めてしまいたいほどに愛してます」

「いや、閉じ込められてるやん」

(※トンネル事故で奇跡的に『他人には』被害ゼロ。二人っきり)


 5.「あなたがいないと私は生きていけません」

「そうだな。君も瓦礫を掘るのを手伝ってくれ。本当に死にたいのか」


 6.「苦しみも悲しみも共に支え合って生きれたらと思うのです」

「解ったからさっさと先に救急車に乗れ。じゃあ元気でな。俺は行くわ」


 アレ? なんか違う。

 まぁ『無笑』みればこんな日常だし問題ない。かなり盛ったが。



 この頃の日記を見てみたら


 兄貴(従兄):『お前も女に興味が無いわけではないだろう。結婚しろ』


 と、迫られていたらしい。


 兄貴が見合い写真を持ってきて、大変タイムリーだったので上記バトンにしたとのこと。



 兄貴曰く、先日兄貴の嫁と一緒に行った京都で撮影した写真を見合い写真にした模様。


「Aは凄い美人さんだろ。ちょっと浮世離れしているが女房いなければ俺が欲しいくらいだ」


 その子はほっといても男がほっとかないかと。


「Bさんも見てくれ。顔は普通だが可愛らしい上、超しっかり者だ。お前が居なくても家の事はガッチリやってくれる。しかもスタイル抜群だぞ」


 そっちは興味あるな。というか兄貴。……ちょっと二人ともあまりにも俺から見て若すぎるのじゃないでしょうか。


「某国では普通だ」

「兄貴。また変な仕事してるでしょ」


 だいたい見合いするとしても。


 鴉野:……あの、ご趣味は

 嫁候補:お恥ずかしいのですが、Web小説を少々……。BL小説を書いておりますの

 鴉野:いやぁ、奇遇ですね!私もですよ!


 嫁候補:ずっと綺麗な私でいて良いですか。

 鴉野:化粧なら手伝えますが……。



 ふたりの会話は弾みに弾み、次の大安に式を挙げることになった(※妄想)。


 ぶっちゃけ嫌すぎる。


 とりあえず鴉野は今も独身であり子供もいない。よかった。鴉野の遺伝子が残る不幸は起きずに済んだ。


 余談だが兄貴の嫁は日本滞在中、都合一週間以上鴉野家に在宅していたのだがその間まったく襲ってこない若い男、つまり鴉野に当初危機感を。次いで『この人男性が好きなのかしら』と邪推していたとのことである。


 それが解かれたのは件の撮影時にちゃっかり地元の女の子と鳩を追って打ち解けていたからであるが。


「モテるから気にしないのね」


 大誤解である。

 彼女の国の基準では鴉野はとんでもない美男子らしいが日本では通用しない。いや、女装した鴉野は別の意味で男女ともに好評だがそれ絶対何か違う。


 その時の鴉野にとっては京都の鳩がメインであり、その時仲良く話していた若い娘はあまり気にならなかった。そういうとこやぞ鴉野。


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