ゲイパブ逝ってきたけどなんか質問ある? 『俺たちは気が付いたら秋にワープしていた』
鴉野の知り合いには自称だが出不精な男がいる。
別段本人いうところの出不精でもなんでもなく、マイペースなだけで女の子も好きだしゲームも好きだし仕事も充実な人物なのだがここでは関係ない。
自転車整備士試験が終わった鴉野。
気が付いたら秋になっていた。
「そういえばIさん。最近姿をみないな」
健勝なのはまぁ知らないわけではないが、なろうの作品とかロクに見てなかったし。
「こんにちは」
「あ、お久しぶりです」
話を聞くと相変わらず超忙しかったらしい。
「やっと仕事終わったのは良いのですが、次の仕事で手こずっていまして」
お疲れ様です。
そういうわけで気が付いたら彼も夏が終わっていた模様。
「お、俺たちは充実した夏を過ごすつもりだったが、気が付いたら秋になっていた」
「wwwwwwwwwwwwwww」
ジョジョネタはさておき、健勝で何より。
「夏も終わったしまた飲み会したいです」
「あ、獺祭一本未開封のが残っていますよ。Cさんの家で呑みませんか」
と、なったのだが。
正直言うと鴉野なのである。
鴉野に『呑みに行きたい』などと申しでると大概ロクな目にあわない。
「よしディスコに行きましょう」
「鴉野さん。今風呂入ってパジャマですよ。興味はありますが」
ディスコに行った話は別枠で語りたい。
「ドキッ! 男ばかりのパジャマパーティ。じゅる」
「どなたも得しませんから!」
腐ったお姉さまはそれで喜ぶ強者揃いである。
鴉野に転生ライフはないが、スーパーライフはあるかもしれない。
これ以上鴉野が次の人生増やしたら今より不幸になる。やめなさい。
「仕方ない」
『こんなこともあろうかと』『私にいい考えがある』
鴉野の『仕方ない』はより悪しき、むしろ邪悪の扉が開く瞬間である。
「よし。じゃ、Iさんをディスコ『マハラジャ』やゲイバーに攫っていきます」
「『ひいぃ。助けて?!』ってツイッターで書いてみようかな」
(註訳:『マハラジャ』は五〇代のお姉さま方が現役の伝説のディスコ)
「『カラスノという悪党がSMバーか熟女バーを選べとアルコールハラスメントします。助けてください』ですね」
「鴉野さん。そんなことしたら鴉野さん批判で炎上ですよ」
ご褒美だ。無笑のネタになる。
しかしI氏たちとの友情も鴉野には重要である。
「あ、でもIさんの御友人のNさんのメイド服姿は見てみたいかもしれない(キラキラ)。
じゃ、明日にでもディスコかゲイバーか相席居酒屋にソロ突撃してきましょうか」
倶楽部と婚活バー、SMバーと熟女バーはあるからな。
思案中の鴉野に彼はアッサリ指令した。
「全部。レポートよろしく」
全部。
おk。行ってくるわ。
ワーキングプアという奴は金はないが失うものもない。
フットワークの軽さでは鴉野に勝る者は珍しい。
そんなこんなで鴉野は駅前のトイレ。もといその場所に向かうのであった。
「やらないか」
やかましい。
※ プライバシーの都合でかなりフィクション入っています。




