表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十七章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

650/690

ミーチャが! なんでこんなところに?

 僕らの接近に気が付いたのか、四機の偵察ドローンOL10は逃走に入った。


 だが、遅い。


「でえぇぇい!」


 OL10に最初に追いついた橋本晶が、愛刀雷神丸を振り下ろした。


 左主翼の半分を失ったOL10は、きりもみ状態で落ちていく。


「墜ちなさい!」


 芽依ちゃんがネットランチャーから放ったネットが、一機のOL10の進行方向に広がった。


 OL10は辛うじてネットを回避するが、回避した方向に今度は古淵の放ったネットが広がる。


 プロペラをネットに絡め取られて揚力を失ったOL10は、そのまま海へと落ちていった。


 《はくげい》からの支援砲撃が届いたのはその時。


 ワームホール周辺で、激しく水柱が上がる。


 今頃、地下施設には大量の海水が流れ込んでいる事だろう。


「隊長!」


 古淵が下を指さす。


 攻撃ドローン群が、こっちへ向かってくるのが見えた。


「ちょっと数が多すぎるな。回避するしかない」

「カイトさん。それなら、ヘリ部隊の方へ逃げて下さい」

「ミール。何を言っている? 僕らは、ヘリ部隊を守るために来たのだぞ」

「分かっています。でも、ヘリにはあたしの分身がもう一体いて、もう少し近づけばドローンに矢が届き……え?」


 不意にミールは押し黙った。


 目も閉じている。


 ミールがこういう状態になるのは、分身体に意識を集中している時。


 向こうで何かがあったようだ。


「カイトさん」


 ミールが、再び目を開いて喋り始めたのは十秒ほど後。


「ヘリに近づかなくてもいいです。カートリッジ交換が終わったのでレーザーが撃てると、あの子が言っています」


 あの子? あの子って?


 突然、下の方で爆発が続けて起きた。


 見ると、小型ドローンが次々と爆発している。

 

 ヘリ部隊の方を見ると、四号機の小柄な兵士がフッ化重水素レーザーを撃ちまくっていた。


 ミールが言っていた『あの子』って、あの兵士の事か?


「ミール。あの兵士を、知っているのか?」

「え? 兵士? ああ! まだ、カイトさんには、言っていなかったですね。あれはミーチャですよ」

「ミーチャが! なんでこんなところに?」

「いやあ『僕も一緒に戦います。連れて行って下さい』と頼まれまして……」

「何でそんな事を? せっかく、平和で安全な生活を送れるようにしたのに……」

「カイトさん。ミーチャを、怒らないであげて下さい」

「怒ったりはしないよ。しかし、よく許可が下りたものだな」

「なんでも、森田指令に直訴したみたいで……」

「指令は許可したのか?」

「許可したから、ここにいるのです」 


 なんでそんな許可すんだよ。ミーチャは、まだ子供だぞ。


 とは言え、ミーチャが戦ってくれているおかげで、今のところヘリ部隊の安全は確保できていたが……


 でも、もうミーチャを戦いに関わらせたくない。


 そう考えるのは、僕のエゴだろうか?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ