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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第六章

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65/690

見つかってしまいました

ここから海斗の一人称に戻ります。

「……というわけで、あたしは数名の女官と子供と共に、城から脱出したわけです」

「大変だったんだね。それで、一緒に逃げた女官や子供たちはどうなったの?」

「全員無事に、それぞれの故郷へ落ち延びました」

「ミールさん、今の話、少し脚色されていませんか?」

「ど……どこに脚色があるというのですか? Pちゃん」

「ミールさんの性格から考えて『なぜ、一緒に戦えと言ってくれないのですか?』なんて殊勝なセリフ出ますかね?」

「失礼なお人形さんですね。あたしだって、そのぐらいの事言いますわ。本当は怖くて逃げ出したいと思っていても……」

「やっぱり、本音は逃げ出したかったのですね」

「当たり前でしょ。でも、あの中で一人だけ逃げ出す罪悪感は半端じゃありません。女官や子供が一緒じゃなければ、とても逃げられませんでした」

 また、始まった……

 話題を逸らさないと……

「ところでさ、今の話だと王子と王妃を日本人が逃がしたそうだけど、ミールが僕たちと同行したいと言い出したのは、王子と王妃の安否を確認する目的もあったの?」

「実を言うと、それもあったのですけどね。リトル東京にいるかは分かりませんが……」

「ミールさん。玉の輿を狙ってたのですね」

「実はそうな……ちっがーう! それに、王子様は、まだ六歳。歳の差があり過ぎます」

「なに言ってるのです。六歳のうちのから洗脳して、ミールさんの思い通りの男性に育てるという手があるじゃないですか」


 Pちゃん、君は本当にアンドロイドなのか? なぜ、そこまで黒いことを考えられる。


「おお! その手がありましたね」


 そこ! 同調しない! ダモンさんがこの様子を見たら泣くぞ。

 そういえば、なぜダモンさんは無事だったんだろう?

「ところで、このダモンという人は、なんで生きのこれたんだ?」

「ダサエフの言っていた通りなら……」

 ミールは画像を指差した。

 少年の頭を撫でているダモンの姿が映っている。

「帝国軍の目的は、生きている魔法使いの確保。その目的は、魔法を暴走させている能力者に魔法をレクチャーする事。つまり、城が落ちても、あたしとダモン様が殺される事はなかったのです」

「なるほど」

「まあ、城が落ちる前は、そんな事分からなかったし、落城したらあたしもダモン様も処刑されると思ってました。分かっていたら、もうひと暴れしていたのですがね」

「ミールさんも捕まっていたら、キラ・ガルキナにレクチャーする事になっていたのですね」

「あんな女にレクチャーなんて、お断りですわ」

「ミール。分身を、ダモンさんと接触させてみてはどうかな?」

「え? そんなことして、下手をすると、あたし達の存在が帝国軍に気づかれますよ」

「気づかれるかな?」

「奴らは、あたしの分身魔法を知っていますからね。城に送り返した斥候が消えるところを目撃されたら、分身だとばれてしまうし、それを操っているあたしが近くにいることも気が付くでしょう」

「そうか」

「と、思ったのですが、手遅れでした」

「え?」

「今、分身が、ダモン様に見つかってしまいました」

 なんだって?

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