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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十七章

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愛に包まれて?

「ミール!」


 僕はショットガンを投げ捨てて飛び立った。


 落下してくるミールへ向かって上昇……いかん! 落ち着け! 


 高いところから落ちてくるヒロインを、ヒーローが受け止めるシーンは昔からアニメや特撮でよくあるけど、どう見ても『ヒロイン死ぬだろう』という様な受け止め方をしている場面がよくある。


 今僕がやろうとしていた事は、まさにそれだった。


 落ちてくるミールを真正面から受け止めたら、良くて複雑骨折。


 悪けりゃ即死だ。


 ここは落ち着いて、ミールの真下へ行き……


「イナーシャルコントロール!」


 反重力場でミールを包み込み、落下速度を落としていく。


 しかし、完全に速度を殺すことはできないので最後は……


 ドボーン!


 ミールは海に落ちたが、この時点で五メートルの高さから落ちたぐらいの速度にまで落ちていた。


 この付近の水深は百メートル近くあるので、海底にぶつかる心配もない。


「ミール! 大丈夫か!?」

「ケホ! ケホ!」


 水中から引き上げたミールは、多少水を飲んだようだが意識はあった。


「ケホ! もう大丈夫です。カイトさん」


 よかった。


「あたしも、もうダメかと思いました。でも、落ちる途中で、何かふわりと暖かい物に包まれて……」

「ああ……それは……」

「そしたら急にゆっくりと落ちるようになって……あの時あたしを包んでくれたのは、カイトさんの愛なのですね」


 いや……愛じゃなくて……反重力場で包んだのだが……


「カイトさんの愛する心が、あたしを守ってくれたのですね」


 ええっと……ややこしいから、そういう事にしておこうかな……


 芽依ちゃんから通信が入ったのはその時……


『北村さん。大変です。ワームホールがまた開きました』


 なに!? 接続者は小机准尉が、船ごと沈めたはずだが?


『どうやら、接続者が溺れる寸前に、水中から開いたようですね』 


 芽依ちゃんの送ってきた映像では、水面ぎりぎりの場所にワームホールが開いていた。


 ワームホールのサイズが、さっきより若干小さいようだが……


 そのワームホールから、何かが出てくる。


 あれは偵察ドローンOL10!


 OL10は上空へと舞い上がっていく。


 おそらく、この後からS131が続々と出てくるのだろう。


 いや、次に出てきたのはS131よりも遙かに小型のドローン。


 民生用ドローンに、迫撃砲弾をつけた簡易自爆ドローンのようだが、なぜそんな物を?


 S131は使い切ったのだろうか?


 しかし、小型ドローンでも数がそろったら十分な驚異だ。


 くそ! こっちはすでに、矢も弾も尽きたというのに……この調子でドローンにどかどか出てこられたらもう対処できない。


 小机准尉の疾風(はやて)は、到着までまだ時間がかかるし……


 《はくげい》の電磁砲(レールキャノン)なら数秒で砲弾が到達するが、偵察ドローンなしで小さなワームホールに狙いを定める事は……


 いや待てよ。この手があった!

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