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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十七章

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支援射撃

 僕は通信機を手に取り、《はくげい》を呼び出した。


「長津田艦長。電磁砲(レールキャノン)による支援射撃は可能ですか?」

『北村二佐。八十ミリ電磁砲(レールキャノン)なら、すでに対空砲弾を装填していつでも使用可能な状態で待機しています。あと必要なのは、ドローンからの観測データと支援要請だけですが……』


 なんて準備の良い人だ。


「ありがたい。それでは、小机准尉のドローンからデータを送りますので、支援射撃をお願いします」

『了解。ロボットスーツ隊は、しばらくの間高度を上げていて下さい』

「了解」


 通信を切ってから、全員に声をかけた。


「《はくげい》から支援射撃がある。全員、急速上昇。砲撃に巻き込まれるな」

「「「ラジャー!」」」


 僕を先頭に、四機の九九式が高度一千メートルまで上昇した。


 前方に目を向けると、ヘリ部隊の周囲でいくつもの爆発が起きている。


 すでに、支援射撃は始まっているようだ。


 目には見えないが、今僕達の下方の空間を対空砲弾が高速で通過しているはず。


「砲撃が終了したら、今度は我々が攻撃に向かう。携帯地対空誘導弾を持ってきたが、ヘリに近い相手に使うと巻き込む恐れがあるので、今回は接近戦で挑む」

「任せて下さい」


 橋本晶は、嬉しそうに刀を抜いた。


「ああ、橋本君。君の爆矢ならヘリを巻き込む心配はない。僕達の後方から、長弓での支援射撃を頼む」

「えええ! そんな事言って、隊長は私に刀を使わせたくないのではないですか?」


 実際使わせたくないが……


「そんな事はないよ。僕達には、君の支援射撃が必要なのだ。だから、頼む。後方から支援をしてくれ。これは、君にしかできないことなのだ」


 確かに、弓矢でドローンを落とすなんて芸当ができる奴はそうそういないだろうな。


「私が必要なのですか?」

「そうだ。君の支援射撃だけが、頼りだ」

「分かりました。誠心誠意、支援射撃に勤めます」

「頼むよ」

「ところて、矢を撃ち尽くしたら、私も接近戦に回っていいですね?」

「も……もちろんだよ」


 矢を撃ち尽くす前に、ドローンをすべて片づけよう。


 残る問題はワームホールだな。

 

「小机准尉」

『はい、何でしょう?』

「砲撃が終了したら、君はワームホール攻撃に向かってくれ」

『ラジャー!』


 そう。これこそ、彼女にやってもらいたかった任務。


 支援砲撃で有る程度敵ドローンの数を減らした後、彼女にワームホール攻撃に向かってもらえば、ロボットスーツ隊の戦力を()がなくて済む。


 などと考えている間に、敵ドローンの八割が落ちていた。


 砲撃だけですべてのドローンを落とせないわけではないが、ヘリに近すぎるドローンを対空砲弾で攻撃するとヘリにも被害が及ぶ。


 なのでヘリに近い奴は攻撃できないので、砲撃だけで落とすのはこの当たりが限界だろうな。


 僕は《はくげい》に砲撃停止を要請した。


「各員、突撃!」


 僕達は一斉に、ヘリに群がるドローン群へ向かって降下を開始した。

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