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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十七章

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爆弾ってそれの事を言っていたのですか?

 今の時点で、ワームホールから出てきたドローンは九機。


 その内一機はすでに落としたので、現在こっちにいるのは八機。


 さらに後からも出てくる様子だ。


 奴らは数がある程度揃うまで待機している目論見のようだったが、ワームホールへ急接近する僕を黙って見逃す気はないらしい。


 二機のドローンが、僕の行く手を阻もうと回り込んできた。


 しかし、周り込もうとしたドローンの鼻先へ橋本晶の放った爆矢が次々と撃ち込まれる。


 二機のドローンは黒煙を吹きながら、海面へ落下していった。


 さらに二機のドローンが前に回り込んでくる。


 その二機も、橋本晶の放った爆矢の餌食に。


 合計四機を落としたところで、彼女から通信が入った。


『隊長。矢が尽きました』

「ありがとう。ここまで援護してもらえれば十分だ」


 通信を終えると、さらに二機のドローンが僕の行く手に回り込んでくる。


「ワイヤーガン、セット、ファイヤー!」


 右腕のワイヤーが、一機のドローンのプロペラに絡みつく。


 プロペラが止まって揚力を失ったドローンはそのまま落ちていった。


「ライトワイヤー、パージ」


 ドローンに絡みついたワイヤーを切り離すと、左腕のワイヤーをもう一機に絡ませる。


 しかし、今度はワイヤーを切り離さない。


 揚力を失ったドローンをぶら下げたまま、僕はワームホールへと向かった。


 そろそろ良いかな。


 ワームホールの直前で制動をかけると同時に、僕はワイヤーを掴んだ。


「どぉりゃあああぁぁぁ!」


 ドローンに絡みついたワイヤーを、僕は力任せに振り回す。


『隊長! まさか、爆弾ってそれの事を言っていたのですか?』


 そのまさかだ。


「でええいぃ!」


 ハンマー投げの要領で、僕はドローンを投げ飛ばした。


「レフトワイヤーパージ」


 ワイヤーを切り離すと、ドローンはワームホールへ真っ直ぐ進んでいく。


『隊長! 私には、危険な事をするなと言っておいて! 敵が今、遠隔操作で起爆させたらどうするのです!』

「大丈夫、大丈夫」


 ドローンがこんな状況になったと分かったら、操縦者は起爆させるだろう。


 しかし、BMIを使っているのかVRゴーグルを使っているのか知らないが、S131の操縦者が自分の操縦するドローンがどうなったのか把握するには、少し時間がかかる。


 状況を正しく把握するまで、操縦者はなんとかドローンの体制を立て直そうと躍起になる事だろう。


 その僅かの時間差(タイムラグ)の間に、ドローンをワームホール内に投げ込むのが僕の作戦。


 今、作戦通りにドローンはワームホール内に飛び込んでいった。


 操縦者が、体制を立て直すのが不可能という状況に気が付いて起爆スイッチを押すのは……

 

 ちょうど今だったようだ。


 ワームホールからは、爆炎が吹き出していた。

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