私はP0371
このエピソードは、海斗がこの惑星に降りて、レットドラゴンとの戦いを終えた直後にあったことです。
私はP0371。
人ではなく、人工知能。
元は宇宙船の制御AIであったけど、今はアンドロイドの中にいる。
このアンドロイドの容姿は、十七歳ぐらいの少女。
身長は百五十八センチ。体重及びスリーサイズは極秘事項。
一見すると人間と変わりない姿だけど、艶やかな長い黒髪に覆われた頭部の両脇に、白いアンテナがついているのが私の特徴。
普段はメイド服を着用しているけど、服と一体化しているわけではないので、他の服に着替えることは可能。
私には、制作者から三つの任務が与えられていた。
一つは私のご主人様……北村海斗様のお世話をする事。
ご主人様は、二百年前の二十一世紀に実在していた青年のデータを元に万能プリンターから再生されたコピー人間。そんなコピー人間からしてみたら、二十一世紀の地球から突然二百年後の太陽系外地球類似惑星に連れて来られてしまったようなもの。誰かがお世話しないと生きていけない。
二つ目の任務はご主人様を鍛えること。理由は分からないが、ご主人様に供与されている装備、ロボットスーツを使っての戦闘が可能になるように訓練する命令を私は受けていた。先ほどこの惑星の現住生物レッドドラゴンが襲って来た状況を利用して、彼がロボットスーツを使って撃退するようにさりげなく誘導したのはこの任務のため。
そして、三つ目の任務は……




