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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十六章

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本物はどこだ?

 さすがにハッキングまでは予想していなかったが、レム神が何らかの手段でテントウムシを狙ってくることは分かっていた。


 それに対して、ミクをどうやって守るか?


 答は簡単。テントウムシにミクを乗せなければいい。


 テントウムシという目立つ目標にレム神の注意を集中させておいて、肝心のミクが外にいる事に気づかせなければいいのだ。


 だから、あのテントウムシの中にいたのも、実は替え玉アンドロイド。


 ただし、アンドロイドを自立モードで動かしていると、行動や会話の不自然さから見破られる可能性がある。


 だから、アンドロイドはミク本人がBMI(ブレイン・マシン・インターフェース)でコントロールしていた。


 心配だったのは、BMIでアンドロイドをコントロールしながらでも式神を操れるのかという事?


 念のため山頂基地で実験をしてみたが、それは問題なくできた。


 そして連れてきた二体のアンドロイドのうち一体をミーチャに変装させ、もう一体を近くからミク本人にコントロールさせ、テントウムシに乗り込ませていたのだ。


 もし、テントウムシの中身が本物のミクだったら、僕らももっと必死になって追いかけていただろう。


 ただ、まったく追いかけなければ怪しまれるので、僕と芽依ちゃんだけで追いかけて、その間に逃走の準備をするよう橋本晶に指示しておいたのだ。


 では、ミク本人はどこにいるかと言うと……


「お兄ちゃん。怖かったよぉ」


 僕に抱き抱えられていたPちゃんが、右手を首筋に当ててホロマスクのスイッチを切った。


 今まで立体映像(ホログラム)で映していたPちゃんの顔が消えてミクの顔が現れる。


 アンテナだけはアンテナ付きカチューシャ(実はこれがBMI)を付けていたので消えないが、実はミクにPちゃんの格好をさせていたのだ。


 首から下も、ただメイド服を着せていただけでは、ミクはPちゃんより身長が低いし、胸の大きさが絶対的に違うし、なによりサーモグラフィーカメラなどで見られたら一発で人間だとばれる。


 だから、ミクには簡易ロボットスーツを装着させていたのだ。


 ただ、これを装着したままだとトイレに行けないという難点があり、そのせいで危うく捕まりかけたが何とか切り抜けられたようだ。


「BMIリアル過ぎだよぉ。あたしはアンドロイドと同調しているだけだって、頭では理解していても本当にテントウムシごと拉致されるような気がしたよぉ」


 そうか。テントウムシの中で上げた悲鳴、迫真の演技だと思っていたが、マジで怖がっていたのだな。


「よしよし。もう大丈夫だからな」


 ミクの頭を撫でた時、橋本晶からの通信が入る。


『隊長。少年兵たちの協力を得て、カートリッジをエレベーターに積み込みました。まもなく第六層へ到着します』

「了解。では、僕達もエレベーターホールへ向かう」


 僕達は重力制御で浮かび上がると、みんなの待っているエレベーターホールを目指した。

Pちゃん「つまり、本物の私は《海龍》にいて、地下施設どころか北ベイス島にも来ていなかったのです」

ミール「カイトさんがモノローグで度々言っていた「Pちゃんがコントロールしている事になっている」というのは「Pちゃんが動けないのはミニPちゃんをコントロールしているからだよーん」と敵捕虜やスパイにさりげなく聞かせるための偽情報だったのですね」

Pちゃん「そうです。動けない私は、実はミクさんが変装していたのです」

ミール「じゃあ、羨ましがることもなかったのですね。カイトさんにお姫様抱っこされていたのは、Pちゃんではなかったのだから」

Pちゃん「あれ? ミクさんがお姫様抱っこされていた事は、羨ましくないのですか?」

ミール「羨ましくありません。だってカイトさんは、ミクちゃんを女ではなく小動物として見ていますから」

Pちゃん「なるほど。彼氏が犬猫を可愛がっていても、一々嫉妬はしませんからね」


ミク「誰が犬猫よ! 出でよ式神!」


ミール「きゃあ! ミクちゃんが怒ってアクロを召喚したわ」

Pちゃん「逃げましょう」

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