表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

55/690

噛まれてたまるか!

「シャー」

 ガルキナの分身(以後、分身は省略)が襲い掛かってきた。

「カイトさん!」

 横から、ミールの声と同時に飛んできた矢がガルキナに刺さる。

 そっちに目を向けると、ミールの分身がボーガンを構えていた。

「うおお!」

 ガルキナが苦しみ始めた。

 銃弾をいくら受けても、平気だったのに……

「苦しいでしょ。それは、暴走する分身を鎮圧するために開発された矢です」

 ガルキナに刺さった矢の矢羽から、光の粒子が吹き出していた。

 どうやら分身を動かしているエネルギーのような何かが、矢を通して流失しているようだ。

 こんな、良い物があるならもっと早く出してくれれば……


 パリン!


 え? 矢が粉々になった。

『うーん……まだまだ、改良の余地がありますね』

「試作品だったのか?」

『魔法ギルドから送られてきた試供品です。使ってみて、レポートを提出したら謝礼がもらえるのですけど……強度が足りなかったと、報告しておきましょう』

 話している間に、ガルキナは立ち上がった。

「お・の・れ・騙・し・た・な」

 なんか、事態が余計こじれたような……

「まて、話せばわかる」

「黙・れ」

 ガルキナが飛び掛かってきた。

「ブースト」

 スカ!

 パンチを躱された。

 そのまま、タックルをかけられ、僕は地面に押し倒される。

 その上に、ガルキナが伸し掛かってきた。

 肩に噛みつかれる。

磁性流体装甲(リキットアーマー)第一層、第二層、貫通されました。最終防衛ラインで食い止めています』 

 最終防衛ラインは、確か単結晶炭素繊維(モノクリスタルカーボンファイバー)強化プラスチックだったはずだが、持ちこたえられる……よね?

 持ちこたえられなかったら、このままガブリ…… 

 

 くそ! 噛まれてたまるか!


「ブースト」

 ガルキナの脇腹に、パンチを叩き込む。

 ダメだ。離れない。

『最終防衛ライン亀裂発生。間もなく突破されます』


 もうあかん! 噛まれる!


「カイトさんから、離れなさい!」

 ミールの分身が二人飛び掛かってきた。

 それぞれ、左右からガルキナの腕を掴んで強制的に引き離す。

 さらに数人のミールが飛び掛かりガルキナを押さえつけた。

「ありがとう。ミール」

「カイトさん。今です。憑代を!」

「ブースト」

 ガルキナの胸に、パンチを叩き込んだ。

 そのまま、僕の腕はめり込んでいく。

 手ごたえあり!

 短剣を掴み、そのまま引っ張り出した。

「返・せ」

 螺鈿細工を施した宝剣のようだ。

 武器というより、芸術品だな。

 もったいないけど……

「返・せ・返・せ・返・せ」   

 宝剣を地面に叩きつけた。

「ブースト」

 そのまま宝剣を叩き割る。

「うわああああああ!」

 ガルキナの分身は、断末魔の悲鳴を上げ、光の粒子となって消滅した。

 同時に、ミールの分身たちも消えていく。

 周囲には立っている者はいなかった。

 どうやら終わったようだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ