表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第十六章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

517/690

できれば動物は殺したくないなあ。

 地下施設に入る前から、補給を絶たれるという事態になる事を僕はもっとも警戒していた。


 だからこそ第二層では、敵戦力を一掃するしかなかったのだ。後方に少しでも敵戦力を残していくと、補給物資を持ってくるロボットを攻撃される危険があったから。


 ちなみにさっきテントウムシを補給に使ったのは、後方に負傷した捕虜を運んだついでに使っただけで、補給専用のロボットは別にある。


「芽依ちゃん。第五層にドローンは残してあるかい?」

「三機残っています」


 ドローンの一つを傾斜路入り口前に差し向けてみると、動物たちはまだそこに陣取っていた。


 さらに動物たちの後では、一台の四足歩行ロボットが立ち往生している。僕らが使っていた運搬ロボットだが、ここから先へ進めないようだ。


 こうなったら、弾薬がある今のうちに動物達を始末するべきか?


 簡単なことじゃないか。今まで、人間を大勢殺してきて、ヒツジやヤギが殺せないなんて事は……


 ……ないとは思うのだが……いや、甘いとは分かっているのだが……できれば動物は殺したくないなあ。


 人間を散々殺しておいて、今更何を言っている! と怒られそうだけど……


 だが、それをやるとしても問題は動物の数。


「Pちゃん。第四層、第五層を偵察した時のデータから、ヒツジとヤギの総数は分かるかい?」


 六体のミニPちゃんの一体が振り返る。


「しばし、お待ちを……」 


 しばらくしてPちゃんが答えた。


「推定値ですが、八百頭になります」


 八百頭か。ちょっと多いな。


「ただし、それは少なく見積もった場合です。実際にはもっと多いかもしれません」

「では、八百頭だと仮定して、現在僕たちの手元にある弾薬だけで殺し切れるかい?」

「弾薬だけで殺すとなると足りません」


 無理か。弾薬が足りない分は、バッテリーが続く限りブーストパンチで殴り殺すとか、ミールとキラの分身体で……


「若造よ。おぬしまさか、上にいる八百頭のヤギとヒツジを皆殺しにする気か?」


 僕はジジイを睨みつけた。


「悪いか? 言っておくが好きで殺すわけでは……」

「いやいや、わしは別に殺す事が悪いと言っているのではない。すべてを殺す必要はないと言っているのじゃ」

「どういう事だ?」

「傾斜路の前にいる動物はせいぜい百頭にも満たないじゃろう。それを始末すれば十分じゃ」

「何を言っている? 扉の前にいる動物を殺しても、後から補充されてしまうじゃないか」

「いいや。補充はない。レム神にそんな余裕はないのじゃ」


 なに?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ