表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

51/690

憑代

「シャー!」

 分身は、大口を開け、牙をむいて飛び掛かってきた。

 僕は左腕突き出してわざと噛ませる。

『噛みつかれました。磁性流体装甲(リキッドアーマー)第一層貫通、第二層で食い止めました』

「ブースト」

 左腕に刺さった牙を残して、分身は吹っ飛んでいく。

 牙はすぐに消えてしまった。

 

 一方で、分身の口には新しい牙がニュキッと生えてくる。

 こっちの装甲は、どんどんダメージが蓄積していくというのに……

『ご主人様。AA12をドローンから投下しました。受け取って下さい』

 上を見ると、パラシュートで何かが降りてくるのが見える。

「パッテリーパージ」


 残時間二百八十秒


 こっちから、分身に向かって駆け出した。

 分身も、僕に向かってくる。

 ぶつかる寸前……

「ジャンプ」

 僕は大きく跳躍した。その下を分身が通り過ぎる。

「ホバー」 

 圧縮空気を噴出して軌道修正。

 空中で、AA12コンバットショットガンをキャッチした。

 今のところ、プリンターで出力できる最強の銃。

 着地と同時にフルオート射撃を分身に叩き込む。


 やったか?


 身体の半分以上は、吹き飛んだようだが……消えない?

「ミール。半分以上削ったのに、消えないぞ」

『すみません。半分以上というのは、あたしの分身を基準に言ったのです。暴走中の分身は、それでは足りません』

「なんだって?」

『暴走中の分身は、能力者が死ぬまで生命力を容赦なく吸い取りますので』

 能力者……さっきの女性兵士か。

『ご主人様。今からでも遅くありません。あの女殺しちゃいましょう』

『Pちゃん。そうしたいのは山々ですが、それは事態を悪くするだけです』

『どういう事です?』

『人は死ぬ瞬間に、膨大な生命力を放出します。分身がそれを吸収したら、どんな事態になるか予想できません。最悪の場合は、大爆発を起こして辺り一帯が吹き飛びます』

『グヌヌ……あの時、殺しておけば……』

『カイトさん。こうなったら、憑代を破壊するしかありません』

「憑代?」

『分身の中核のようなものです。あたしの場合、さっきも見せましたが、木札を使っています。暴走中の分身でも、何か本人の思い入れのある品を、憑代にしているはずです。それを破壊すれば、分身は消えます』

「しかし、どうやって見つける?」

『分身をデジカメで見たとき、出現消滅を繰り返していましたね。あれを見ているときに気が付いたのですが、憑代だけは消えていなかったです』

「分かった。やってみる」

 分身を見るとかなり再生が進んでしまったが、首の再生ができてないので動けないようだ。

 デジカメ画像をバイザーに表示。

 出現消滅を繰り返す分身を拡大してみた。

 この中に消滅しない部分があるはず。

 あった!

 胸のあたりに、短剣が。

 あれを破壊すれば……

『銃撃を受けました。貫通なし損傷なし』


 なに!?


 銃撃の来た方を見ると、数名の帝国兵が銃を構えている。

 しまった! もうダサエフ達が来てしまった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ