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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第四章

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ロボットスーツ vs 騎兵隊

 まずいな。

 奴らの銃は、映像で見たところ旧式というより骨董品に近いものだ。

 火縄銃より少し進んだフリントロック式というやつだろうか?

 この銃の威力ならロボットスーツの磁性流体装甲(リキッドアーマー)(普段は流体だが、衝撃を与えると瞬時に硬化する物質を使った装甲)を貫通される心配はない。

 問題は……

「か……囲まれちゃいました! どうしましょう」

 僕は撃たれても大丈夫だが、ミールはそうは行かない。


 僕らがいる場所は、森の中の少し開けた場所。

 バスケットボールコートぐらいの広さだ。

 そこへ木々の間から、騎兵が次々と飛び出して来たのだ。

 僕とミールは、たちまち取り囲まれてしまった。

 騎兵たちが僕らに銃を向けてきた。

「こ……この人は無関係です。撃たないで」

 ミールは、必死で懇願する。

 騎兵の一人が何かを言った。

 翻訳機をもう一度、日本語⇔帝国語 に合わせる。

「心配するな。おまえは生け捕りにしろと厳命されているから、最初から撃つ気はない」

 え? そうだったの? それは助かる。

「だが、こいつはいらん」

 そう言って騎兵達は僕を撃った。

 バイザーにメッセージが表示される。

『銃撃を受けました。貫通なし。損傷なし』

 ついでに言うと、痛みもなし。

 ロボットスーツの表面を見ると、数発の銃弾が張り付いている。

 こりゃあ、本当に骨董品の銃だな。

 火縄銃と同じ、球形の弾を使っている。

 その中から比較的、形が崩れていない弾を拾った。

「もう一度、使ってみるかい?」

 掌に銃弾を載せて、騎兵の一人に差し出してみた。

「うわわわ!」

 よっぽど驚いたのか、騎兵は馬から転げ落ちた。

 奴らが怯んだ今のうちに……

「バッテリーパージ」

 背中の外部電源が外れた。

 内部電源だけだと300秒だけしか動けないが、重い外部電源をつけたままでは素早く動くことができないので仕方がない。

 62秒で……いやいや、300秒で決着(けり)をつける。

「ちょっと我慢してて」

「え?」

 ミールを抱き上げた。

「あの……なにを?」

「ジャンプ」

 ミールをお姫様抱っこしたまま、高々と跳躍。

「きゃああああ!」

 トレーラーの反対側に着地して、ミールを降ろした。

「ここで、待っていて」

「は……はい……」


 残時間 280秒


 再びジャンプしてトレーラーを飛び越えたついでに、手近な騎兵の馬に飛び降りた。

「ブースト」

 パンチ一発で騎兵は吹っ飛び、大木にぶつかって動かなくなった。

「この化け物め!!」

 騎兵の一人がそう言って銃撃して来た。

「ブースト」

 その騎兵は、パンチ一発で川の方へ吹っ飛ぶ。

 少し遅れて、ドボーンという音が聞こえてきた。


 残時間 250秒


「こいつめ!」

 騎兵の一人が、抜刀して切りかかってきた。

 真剣白刃取り! あ! 取り損ねた。


 ボキ!


 剣は磁性流体装甲(リキッドアーマー)に当たりあっさり折れた。


 安物の剣、使ってるな。


 とりあえず、騎兵の腕に掴むと、振り回して別の騎兵に投げつけた。

 二人の騎兵が仲良く絡み合って落馬する。


 残時間 230秒


「荷車の裏に回り込め。魔法使いを捕えれば、こいつに用はない」

 騎兵達が僕を無視して、トレーラーの反対側に回り込もうとしている。

 そうは行かない。

「ワイヤーガンセット」

 離れた大木に狙いをつけた。

「ファイヤー」

 僕と大木の間にワイヤーを張った。

 騎兵達はワイヤーにもろに突っ込む。

 多数の騎兵がそれに巻きこまれ落馬した。


 残時間 220秒


 無事に立っている騎兵は一人だけだった。

「ひいい! 来るな! 化け物!」

 騎兵は、そのまま逃げ出した。

 だが、逃がさない。

「アクセレレーション」

 逃げる騎兵に、森の中で追いついた。

 そのまま奴と平行して僕は走る。

 それに気がついた騎兵は、剣を抜いて切りかかってきた。

 剣は僕のヘルメットに当たり、そのまま折れる。

 奴の足を掴んで、馬から引きずり降ろした。

 馬はそのまま逃げていく。

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