表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第九章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

237/690

女性兵士、謎の行動(過去編)

「失礼します」


 芽衣が指令室に入ると、中にいた五人の人間が振り向いた。

 五対の視線を浴びて、芽衣はたじろく。

 楊 美雨が声をかけた。


「見てもらいたいものがあるのです」

「なんでしょう?」

「帝国軍の女性兵士が一人、さっきから入り口の前に立っているのです」

「女性兵士?」

「何もしないで、立っているだけなのですが」

「軍使でしょうか?」

「それが……見てもらった方が早いですね。メインパネルに映像を」


 オペレーターの一人が機器を操作すると、メインパネルにドーム入り口カメラからの映像が表示された。


「これは?」


 そこに映っているのは、帝国軍の鎧を纏った少女。歳は十代後半くらい。整った顔立ちの美少女だ。

 だが、その姿は出現消滅を繰り返していた。


「分身体!?」

「そうです。あれは人間ではありません。帝国軍にエラ・アレンスキーのような雷魔法使いがいるなら、分身魔法使いもいるかもしれません。あれをドーム内に入れて、破壊工作をするつもりではないかと思うのですが……もしかすると、あれは北村さんの伝令ではないかとも思うのです」

「北村さんの?」

「ドームが帝国軍に囲まれているので、仲間に帝国軍人の姿をさせて派遣したのかもしれません。この少女の顔に、見覚えはないでしょうか?」


 芽衣は、少女の顔をじっと見つめた。


「見覚えはありません」

「そうですか」

「でも、北村さんといま同行しているのは、アンドロイドと現地人のはずです。私が知っているのはアンドロイドだけで、現地人の顔は分かりません」

「そうですか。式神使いの女の子なら、同行者を知っているでしょう。ここに、呼んでもらえますか?」

「それが、食事の後、また寝込んでしまって……ター・メ・リックさんが、薬を調合してくれています。それさえ飲めば、すぐに回復できるそうですが……」

「そうですか」


 しばらくして、女性兵士は入り口の前から離れていった。結局、その目的は分からず仕舞い。


 それから、何事もなく時間が過ぎた。


 事態が動き出したのは、正午をかなり過ぎてからの事……


 香子の看病をしていた芽衣は、再び指令室に呼び出された。


「ジェットドローンですって?」


 廃墟上空に突然現れた三機のジェットドローンが、帝国軍に攻撃を始めたのだ。

 協議の末、こちらからも最後のドローンを出すことになった。

 北村海斗は、すぐ近くにいるはず。

 彼さえドーム入りすれば、事態を打開できる。

 祈るような気持ちで、海斗を探し続けた。

 そして、ついに見つけたのだが……


「北村さん!」


 それは、芽衣が予想していた最悪の状況だった。

 黒いロボットスーツと、エラ・アレンスキーが対峙していたのだ。


「北村さん、ダメです! その女と戦っては」


 芽衣がいくら叫んでも、その声は届くはずがなかった。


 ロボットスーツは加速機能を使い、高速でエラの周囲を走り回っていた。

 時折、ショットガンを撃ちながら……

 海斗はエラの死角を突こうとしていると、芽衣にはすぐに分かった。

 最初にエラと対峙したとき、自分も同じ戦法を考えたからだ。

 だが、芽衣はその時戦いを避けた。

 それは正解だった。なぜなら……


「その女に、死角はありません! 逃げて! お願い!」


 ここで、叫んでも声は届かない。それでも芽衣は、叫ばずにはいられなかった。


 芽衣の願も虚しく、海斗はエラの高周波磁場に飛び込んでしまう。

 恐らくこの時、海斗は何が起きたのか分からなかっただろう。

 高周波磁場に飛び込んだことによって、ロボットスーツの金属部分が加熱され、それによってバッテリーに用いられている超電導物質がクエンチを起こしかけたのだ。

 ロボットスーツのコンピューターは、搭乗者を守るために強制パージを行ったのである。


 地面に放り出された海斗に、エラが襲い掛かる。

 エラの右手が海斗の首に触れた途端、海斗は崩れるように地面に倒れた。

 

「いやああああ!」


 芽衣の悲鳴が、指令室に響き渡った。

ミール「ううう……カイトさんが可哀そうで、この先とても見ていられません。ブクマ外しちゃいます」

Pちゃん「ダメですよ! ブクマ外したら、作者のモチベが下がります!」

ミール「実際、あの後でブクマ減りましたからね」

Pちゃん「美女から拷問されたいという一部の趣味の人向けに書いたら、それ以外の人から総スカン食らったのですね。まあ、作者もMですから」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ