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モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第九章

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エラの弱点(過去編)

「これは!」


 芽衣がドーム上空に戻ってきた時には、味方にかなりの損害が出ていた。

 バリケードの一部が壊れ、そこから帝国軍兵士が突入し、防御側と銃撃戦となっているのである。


「助けないと……」


 芽衣は、周囲を見回した。

 廃墟ビルの近くに、大きなコンクリート塊が落ちているのを見つける。

 芽衣は知らなかったが、先ほどの戦闘でビルの壁がはがれたものだ。

 芽衣は下へ降りてコンクリート塊を拾い上げると、バリケードに開いた破れ目の上に来た。


「えい」


 芽衣の投下したコンクリート塊はバリケードの破れ目に落ちて、バリケード内への進入路を塞いだ。

 今にも、そこを通ろうとしていた帝国軍兵士三名を巻き添えにして……

 バリケード内に取り残された帝国軍兵士達は退路を断たれ、狼狽えた。

 その兵士達のど真ん中に、芽衣は着陸する。


「うりゃあ! ブースト!」


 芽衣は帝国軍兵士を、次々とブーストパンチで吹っ飛ばしていく。

 敵兵も銃撃したり、刀で切りつけたりするがロボットスーツにそんな攻撃は通じない。

 それでも、後から後から帝国兵は芽衣に向かっていく。

 ふと、ドームの方に目を向けると、カルカ側の兵士が集まり、こっちへ銃を向けていた。

 帝国兵が自分の周辺に集まっている今、一斉射撃をすれば敵をほぼ掃討できる。

 しかし、カルカの兵士は一向に撃ってこない。


 芽衣は気が付いた。自分がいるから撃てないと……

 芽衣はスピーカーのスイッチを入れた。


「みなさん! 私のロボットスーツに、ライフル銃は通じません。私ごと撃って下さい」


 ようやく、カルカ兵は一斉射撃を開始。

 帝国兵は次々と銃撃に倒されていった。


 あらかた掃討し終えたとき、バリケード内は双方の死傷者が大量に転がっており、カルカ側では、戦える者は三十人ほどしか残っていなかった。


 芽衣は、指揮官の元に駆け寄る。 


「敵は私が食い止めます。今のうちに、怪我した人達をドームに収容して下さい」

「すまない」


 芽衣は、バリケードの外へ飛び出した。

 今にもバリケードに梯子をかけようとしていた兵士と鉢合わせになる。


「させません!」

 

 兵士から梯子を取り上げ、それを振り回した。

 近くにいた数人の兵士が、梯子に当たって吹っ飛ばされる。

 木製の梯子がボロボロになるまで、芽衣は振り回し続けた。

 数発の銃弾がロボットスーツに命中する。

 芽衣はボロボロになった梯子を投げ捨てて、ショットガンを手にした。


「死になさい! 消えなさい! くたばりなさい!」


 ショットガンの一連射で、十人ほどの兵士が肉塊となった。


 その時、芽衣は自分に向けられる強い殺気に気が付く。

 

「ジャンプ」


 芽衣が高々と飛び上がった後、今まで芽衣がいた地面に光球が着弾する。


「イナーシャルコントロール 0G」


 空中に静止して、周囲を見回した。

 程なくして、エラ・アレンスキーの姿を見つける。

 

「貴様。この前、私をコケにした女だな。今夜こそ、決着をつけてやる」

「エラ・アランスキーさん、その前にお聞きしたい事があるのですが」

「なんだ?」

「あなたは、コピー人間ですね?」

「いかにも。データを取られたのは十二歳の時だ」

「そのころに、日本の雑誌から取材を受けましたか?」

「ああ。『ウー』とかいう雑誌だったが」

「やはり。では『驚異の電気人間』という記事に乗っていた女の子は、あなただったのですね」

「ほう。お前もあの雑誌を見ていたか。それでサインでも欲しくなったか? なんなら、お前の墓に一緒に入れてやってもいいぞ」

「そんなものはいりません。お墓に入るのは、あなたですから」

「なに?」


 芽衣は、ショットガンをエラに向けて撃った。

 散弾がエラに向かうが、数メートル手前でプラズマ化してしまう。


「バカめ。無駄だというのが分からんのか」


 エラの放った光球が迫る。

 寸前で、光球を躱した芽衣は、地面から石ころを拾って投げつけた。

 石はエラの鎧に当たって跳ね返る。


「無駄の事を」

「エラ・アレンスキーさん。弾丸は防いだのに、なぜ石は防がないのです?」

「石ころぐらい、防ぐ必要もないからさ」

「いいえ。防がなかったのではない。防げなかったのでしょう! なぜなら、あなたの能力は、金属にしか効果がないからです」

「なに!」


 図星だったようだ。エラは顔に驚愕の色を浮かべた。

ミール「なぜ、金属しか防げないのですか?」

Pちゃん「答えは磁界」

ミール「磁界じゃなくて次回でしょ……あ! 読者様が、全然感想を書いて下さらないから誤字報告を狙ったのですね」

Pちゃん「いいえ。次回じゃなくて磁界です。ていうか、なんでミールさんに漢字が分かるのですか?」

ミール「別にいいじゃないですか。それでは次回「電磁誘導(過去編)」をお待ちください」


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