表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第八章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

209/690

戦闘開始

 夜明けを待って、僕達はドームの手前まで来た。

 当然の事ながら、帝国兵が僕らの前に立ちふさがる。

 ちなみに途中に仕掛けてあった爆弾はすでに爆破処理した。

 ドローンが見つけた狙撃兵もすべて片付けてある。


 さてと、敵の戦力は?


 歩兵百人、騎兵七人、砲兵五人と青銅砲一門。

 歩兵の武器は、フリントロック銃ばかりではなかった。自動小銃(カラシニコフ)を持っている者が五人いる。

 バリケードの向こうには携帯対戦車擲弾発射器(ロケットランチャー)RPG-7らしき武器があるのを確認。

 たぶん、隠しているつもりだろうけど、こっちは上空のドローンからお見通しだ。


 こっちの戦力は僕のロボットスーツ一機。分身達(ミールズ)が十二。それにミクの式神アクロ。芽衣ちゃんのロボットスーツは、まだ修理が終わっていないがRPG-7にさえ気を付ければ、こっちに負ける要素はない。

 車の運転は芽衣ちゃんに任せて、安全なところに待機させてある。

 

 傍らにいる分身達(ミールズ)の一人に声をかけた。


「キラに退去勧告を頼んでいいかい?」

「構いません。キラは亡命する事が決定したので」


 昨夜の通信の時にキラの亡命の事を話してみたところ、リトル東京は受け入れOKという事になったのだ。

 

「それより、退去でいいのですか? 降伏じゃなくて」

「あんな大勢の捕虜を抱えるのは面倒だ」

「分かりました」


 程なくして、キラの声がスピーカーから流れた。ちなみに本人は車の中で待機している。


『帝国軍に告ぐ。ただちにドーム前から退去する事を命ずる。退去するなら攻撃はしないが、あくまでもそこに留まるなら命の保証はできない』


 これで、逃げてくれれば楽なのだが……


「その声は、キラ・ガルキナだな!」


 え? 帝国軍からの返事に、僕は少し驚いた。


「また、キラの知り合い?」

「カイトさん。この声、あたしも聞き覚えがあります」

 

 ミールも? いや、そういえば僕も、どこかで聞いたような……


 映像を拡大してみた。あいつは!?


「ダサエフ……まだ生きていたのか?」

「生きてはいると思いましたが、今頃は懲罰房だと思っていました」


「キラ・ガルキナ! どういうつもりだ? 帝国を裏切る気か?」


 映像をさらに拡大してみると、ダサエフの階級章は少尉だった。

 二階級降格で済んだのか?

 しかし、少尉だと小隊長だろ。

 見たところ、あいつが指揮を執っているみたいだが……


『なんとでも言うがいい。帝国は私が忠義を尽くす価値もない国と判断した。よって帝国を捨てる事にしたのだ。貴様こそなんだ? あれだけの大失態をして置いて、よく軍の指揮なんかできるな』

「俺の事はどうでもいい。俺が指揮を執っているのは、昨日の戦いで中隊長が戦死したからだ。何も、問題はない」

『そうか。では、改めて聞くが、退去する気はあるか?』


 突然、銃声が鳴り響いた。

 銃弾は僕のアーマーに当たる。

 

「答えはこれだ」


 そして、戦闘は始まった。


「Pちゃん。奴らがRPG-7を使おうとしたら、すぐにドローンから爆撃してくれ」

『了解しました』


 Pちゃんの返事を通信機で確認すると、僕はICパックで浮上した。

 そのまま、突進してくる騎兵たちに正面から向かう。

 騎兵たちはフリントロック銃を一斉に撃ってきた。


『銃撃を受けました。貫通なし』


「どりゃああああ!」


 先頭にいた騎兵を、ウエスタンラリアットで吹っ飛ばした。

 さらに、剣を抜いてきた騎兵の腕を掴み、隣の騎兵に投げつける。

 次の騎兵は……

 残りの騎兵は、すでにアクロに捕まり空中に放り投げられていた。


『お兄ちゃん。お馬さんは殺さないんでしょ?』


 通信機からミクの声が流れた。


「ああ。馬は見逃してやってくれ」


 突然、僕の横を熱い何が通過した。


 RPG-7? いや、青銅砲だ。

 百メートルほど先で五人の砲兵が、次弾を装填している。


「イナーシャルコントロール、プロモーション二G」


 ショットガンを構えて、砲兵隊に肉薄……


 え? 砲兵隊は女の子ばかり?


「きゃあ! 来たー!」

「早く装填して!」

「ダメ! 間に合わない!」

「神様!」


 女子高生ぐらいの年頃の娘ばかり……可愛い娘もいる。

 今からこの娘たちを、コンバットショットガンでズタズタにするのは……ううん……


 僕はショットガンを背中に戻すと大砲を持ち上げた。


「きゃあ!」「化け物!」


 女の子達から浴びせられる恐怖の視線が痛い。


「死にたくなければ、さっさと逃げろ!」


 僕の言葉を翻訳機が訳すと、彼女たちは一目散に逃げ出す。

 持ち上げていた大砲は、銃撃してきた歩兵たちに投げつけた。

 五~六人潰れたけど男だから問題ないな。


『カイトさん!』『ご主人様!』


 ギク! 通信機からミールとPちゃんの声が……


『『なんで見逃すのですかあ!?』』

「い……いやあ、弾を節約しようと思って……」

『お兄ちゃん。前のお兄ちゃんも、そうやって女を見逃すから、しょっちゅう怪我をしたんだよ』


 ミクが通信に割り込んできた。


「そ……そうなの? わかった。今度から気を付けるよ」


 あまり、自信はないけど……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ