表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
モニターに応募したら、系外惑星にきてしまった。~どうせ地球には帰れないし、ロボ娘と猫耳魔法少女を連れて、惑星侵略を企む帝国軍と戦います。  作者: 津嶋朋靖
第六章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

120/690

作戦を第二段階へ

『第十次攻撃隊消滅です』

 まだ、レーザーは止まらない。

 発電機へのガス供給は、ダモンさんが止めてくれた。

 今はバッテリーの備蓄だけで撃っているはずだ。

 まだ、尽きないか……?

 

 雲海の上では八機の飛行船型ドローンが飛び回り、先端に着けた槍で次々と気球を突いて落としていた。

 さっきから『攻撃隊』と称して落としていた物の正体は、これだったわけだ。

 それにしても、すでに八十個は落としているけど、まだレーザーは尽きない。

 それとも他に電源があるのか?

 カルルから通信が入った。

『いい加減にしろ! いくらやっても無駄だと分からんのか!』

「そんなの、やってみなきゃ分からない」

『もうそっちだって、ドローンは三十機も残っていないだろう。諦めろ』

「そっちも、そろそろバッテリーが無くなる頃じゃないかな」

『な……いや、そんな事はない。まだいくらでも撃てるぞ』

 一瞬、カルルが動揺したのが分かった。

 やはり、バッテリーが無くなってきたのだな。

「まだ撃てるの? 変だな、ガスの供給は止めたはずなんだけど」

『あれは、お前がやったのか!?』

「あれって? なんの事だ?」

『え……いや……その……』

「やっぱり、発電機が止まっているのだろう。今はバッテリーだけで撃っているな」

『く……お前、どうやってスライムのうようよいる地下に……』

「秘密。出所の分からないエネルギーなんか使うから、そうなるんだよ。あいにくと元栓は、こっちが握っていたのさ」

『舐めるなよ。まだ、残りのドローンを落とすぐらいの電力は残っているからな』

 通信は切れた。

 その間にも攻撃は続いていたが、残りのデコイは十五。


 足りないかな……


「カイト、聞キタイ事アル」

 エシャーが僕の方へ寄ってきた。

「何だい?」

「ドローンノ真下ニ城アルノ?」

「そうだけど」

「ジャア、ココデ石ヲ落トシタラ、城ニ当タルノ?」

「あ!」

 そうか。ベジドラゴンが攻撃のためにわざわざ雲の下へ出たのは、城の位置が分からないから。

 城の位置さえ分かっていれば、雲の上から落としてもよかったんだ。

「そうだった! その手があった。エシャー、みんなに伝えて」

「分カッタ」

 エシャーの進言を聞いたベジドラゴン達は、次々と石を手放し始めた。

 今頃、カルルは慌てているだろうな。

 Pちゃんから連絡が入ったのは、最後の気球を落とした時だった。

『ご主人様。ついにレーザーが止まりました』

「よし! 作戦を第二段階へ。ドローン攻撃開始」

 八機の飛行船タイプが雲の下へ向かった。

「エシャー。お父さんにコンテナを手放すように言って」

「分カッタ」

 エシャーの父が手放したコンテナは、雲に到達する寸前にパカっと割れた。

 中から現れたのはジェットドローン。

『菊花一号、菊花二号、起動しました』

 バイザーにメッセージが表示される。

 菊花二号は自動操縦で、一号は僕が手動で動かす。

 一号からの映像がバイザーに表示された。

 一面白い雲に覆われている。

 しばらくして雲を抜けた。

 眼下に城が見える。

 城の屋上を拡大すると、兵士たちが右往左往していた。

 兵士たちの真ん中にレーザー砲がある。

 しかし、動きは止まっていた。

 電源を回復する前に、あれを破壊する。

 城目がけて急降下。


 城から数人の兵士たちが出てきたのは、先行していた飛行船タイプを一号が追い抜いた時のこと。

 兵士たちは、みんな金属筒を持っている。


 あれは!?


 兵士の一人が、金属筒を空に向けて構えた。


 携帯地対空(スティンガーミサイル)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ