表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
逃げた神々と迎撃魔王 第一部 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
レーナ編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

80/356

追加される深層の魔物達

 ダークネスヒドラに比べると、一つ目竜は簡単だった。


 重力の負荷で動きを鈍らせてくるので、ベッタの荷物にかけた反重浮遊を全員にかけた。動きが鈍いから動きを縛ってくる。足止めされなければ大きいだけの魔物。


 わたしはお返しに超重力を、一つ目竜にかけて動きを封じる。

風の加護を受けて加速するニルト達がトドメを差す。


 これも『海竜の咆哮』での経験を帝国で聞けたおかげだ。

 ただ、未知の魔物はそうはいかないので、わたし達は素材と魔晶石を回収した後に深層二度目の休息を取った。


「二十八層の門番がいない?」


 予想された新しい門番の魔物はいなかった。ダンジョンの様子からそうじゃないかと推測していただけなので、実際確かめてみるまではわからない。


 わたし達はそれでも警戒を怠らずに歩き出す。下の階層へ続く階段があり、そこも迷わずに進む。

『黒魔の瞳』の深層域が広がり、二十九層がその先にあった。


 折返しの事を考えてもまだ食料には余裕がある。わたし達はさらに先へと足を向けた。


 未知の深層には新たにブラッドスパイダーとブラックワームが出てきた。蜘蛛の糸の罠に嵌まると壁や天井や床からブラックワームがあらわれ丸ごと喰い付こうとする。ブラッドスパイダーの糸は吸血効果もあるようで、絡まれると体力や血を失う。


「かなりたちが悪いな」


 炎の魔法で罠を焼き切りながらわたし達はすすめたが、通り抜ける手段を持たないとすぐにブラックワームの餌になるようね。


 深層の新しいエリアはその後も続き、三十二階層でようやく目当ての魔物らしき巨体が見えた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
バナー用
 推理ジャンルも投稿しています。応援よろしくお願いいたします。↓  料理に込められたメッセージとは
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ