【最終話】 祝宴
僕達は新しい拠点へ戻った。神の件が片付いた事を残っていた仲間達に伝えて、祝杯を上げた。
拠点はまだまだ未完成だったし、武器や防具も揃っていない。すぐ側にはダンジョンもあるのに、母さんが巨人の国へ行きたいと言い出した。
僕も興味あるから、またメンバーをわけて行くしかないかな。外海だってついでに行きたいし、ドワーフの国や鉱石人の里に行って職人をもっと増やさないとメニーニが遊びに行けないからね。
資金は遠征続きで少し余裕が出来たけれど、今後を考えると不安だ。
教団にかまけてる時間など僕らにはないんだよ、ホント。
僕も十五歳になった。母さんが結婚して子供、つまり僕を産んだ歳になったんだ。今までは気にしたことはなかったけれど、本来なら好きな子を意識しちゃう年頃なはずなんだよね。ハードな冒険をし過ぎたのかもしれない。
あと十年くらいは、みんなとこうしてワイワイやっていたい気もするから、慌てて誰かを見つけなくてもいいよね。
僕としては、みんながそれが楽しいって思ってくれてる間は、大人しくしていようと思う。
でもまた偽神のような狂人が来ないとも限らないから、拠点を整備しつつ、鍛える事が先かな。これからも、何だかんだダンジョン潜りにみんなを巻き込ませてもらおう。
物語りはここで終わりとなります。
初投稿から一月半、最後まで読んで頂いた方ありがとうございました。
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
レガト達の物語は一旦ここで完結となります。
評価していただくとありがたいです。
また書ききれなかった登場人物達の背景や視点、回想としての追記については、完結後におまけの形で別章で載せています。
気になって下さる方はブックマークなどお願いします。
第八章
◎ 夜魔の王女 ◎
ヒルテの視点での物語。
● 辺境伯の四男坊 ●
ラクトス視点での物語。
◎ 冒険者の娘 ◎
リモニカの視点での物語。
● 脳筋男の憂鬱 ●
リグの視点での物語。
◎ 不死者殺しへの道 ◎
アリル視点での物語。
● 女商人の見立て ●
リエラの視点での物語。
◎ 水牢の花嫁 ◎
バアルト視点での物語。
● 薬屋の少女 ●
ニーシャ視点での物語。
後日談を含むような同世界を背景とした物語は、新たな作品にて楽しんでもらえる形にしたいと思います。
次作として
■ 錬生師、星を造る ■
錬金術を扱う少女の物語をゆっくりスタートしています。この作品に登場する人物も関わりを持ちます。
また女商人リエラの物語は長文タイトル挑戦も兼ねて、外伝枠で別途記載しております。
この作品の第二部として、別の作品にて連載しております。
※※※
この作品は、次話投稿機能で執筆を行い、バックアップが使えず、執筆を貯めるというのもわからないままでした。合間で書いたやたら短い話しがあり、ラストも中途半端な感じになってしまいました。
誤字脱字だけではなく、会話の句読点や文頭下げなど、見やすく読みやすい形に改稿、推敲等をしていきたいと思います。




