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逃げた神々と迎撃魔王 第一部 〜 集う冒険者たち 〜【完結済】  作者: モモル24号
学校編

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選択授業

 学校での授業が始まった。

僕達が共通で選んでいるのが、貴族科の帝国の歴史と礼儀作法部門だ。


 一般人と貴族とで教師も教室も別な

のだけど、シャリアーナもラクトスも僕らと同じ教室を希望した。基本的には生徒の自由だ。

 一般人が貴族側の教室に行くものは皆無だけど、貴族側が一般側へ行くことは僅かに前例があったようだ。


 歴史の授業は面白い。帝国の貴族の成り立ちが、ダンジョンと共にあり、力のある貴族の大半がロズベクト公爵やラクベクト辺境伯のように、ギルドが母体になっていた。

 それは今、その道を進んでいたからわかる。


 ダンジョンに潜って魔物を退治したからって、本来なら稼ぐのは難しい。

 なぜなら、誰も必要ではないからだ。報酬が出るのは、それを必要とする人がいて初めて成立する。


 改めて授業を受けて、そうした基本的な事がよくわかるようになった。

 ハープやホープは興味が薄いのか机に突っ伏していたけど。


 礼儀作法も食事のマナーや約束の取り決め、会話や挨拶の仕方など、覚えることが沢山あった。授業だけでは覚えられず、拠点に戻ったあと、シャリアーナがまとめておさらいをしてくれた。


 もう一つみんなが興味を示したのはイルミアとカルジアが選んだ魔法科だ。様々な分野があるので、魔法が使えないと諦めていた仲間達も別の分野なら出来るかもと、やる気満々だ。


 元々使えているメンバーを除いて、僕の見た感じではみんな何らかの魔法は使えると思ってる。リモニカはすでに魔法の雷を纏わせているし。


 本人が気づいてないだけだ。Aランクパーティーとやり合って、結界を破ったのは魔法の矢や、ミスリルの力をじゃなく、リモニカ自身の魔力だったのだ。 


 ハープやホープも、何らかの力がある。適性が見えてくるまで何度でも挑んで欲しい。


 一週間ほどは学校内は平和だった。シャリアーナ人気もだいぶ落ち着いた頃、面倒な輩に目をつけられた。

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