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蒼角を求めて


地下闘技場攻略スレ part.1


723:名無しの債務者

ブルーソードユニコーンなー

やっぱり壁際で戦って壁に角が刺さるの狙うやり方がいいのかね?


724:名無しの債務者

亀撃破したけど甲羅落ちなかった……

てかカメノテって亀関係無いじゃん!


725:名無しの債務者

>>723

それ試してみたけど勝てんかったわ

あいつらレアモンスターだけあって搭載されてるAIのレベル高いみたいですぐに対処してきやがんの


726:名無しの債務者

これからユニコーン周回しようと思うんだけど

カジノでどれくらい負ければ何と戦えるみたいなのって決まってんの?


727:名無しの債務者

ユニコーンならだいたい100万くらいかな

10万以下だと高確率で虎

20万くらいで亀

50万で鬼が出る

あと500万以上負けると無敵の昆虫が出てくるらしいぞ


728:名無しの債務者

>>725

マジか!

前その戦法で後少しの所までいったから次は勝てると思ったんだけどなぁ……


729:名無しの債務者

>>727

100万!?

皆そんなにコル持ってんのかよ!


730:名無しの債務者

>>729

負ければいいだけだから所持金いくらあっても関係ないぞ

まぁ大きく負ける為にはある程度コル持ってないとだけどな


731:名無しの債務者

借金も真面目に戦えば3戦くらいでちゃらになるし気楽に負ければええんよ


732:名無しの債務者

偽装スキル持っててオレンジネームになってもいいならいい高速周回方法があるぞ

1、ある程度勝ってからバレバレのイカサマで捕まる

2、地下で戦って外に放り出される

3、偽装使ってなに食わぬ顔で入店し1~3をループ


733:名無しの債務者

>>732

負ける為にイカサマは思い付かなかったわwww


734:名無しの債務者

>>732

貴様、天才か!?


735:名無しの債務者

>>732

それって入店した時に店員に速攻で偽装看破されてつまみ出されるんじゃなかったっけ?


736:名無しの債務者

>>735

偽装スキルのレベル上がったから再チャレンジしてみたらあっさり行けたんよ

なんかいつも看破してくるバニーガールがいなくなったっぽい


737:名無しの債務者

え、あのバニーガールいなくなっちゃったの……?

あの娘偽装看破した後で笑顔で罵ってくれるから好きだったんだけどなぁ

ハァ……次の心のオアシスを探さねば





 ……看破が得意なバニーガールってバニーちゃんのことだろうか?


 一夜明け、先ずは掲示板を覗いてみたのには理由がある。

 モノケロームはソフィアへのお土産にするとして、やっぱり俺も蒼角が欲しくなってしまったのだ。だって格好いいからね!

 開いたページにちょうどよく出現条件が書かれていてラッキーだったぜ。

 早速ログインして周回だ!





「くっ、まさか……まさかこんな所で躓くとはな」


 ログインしてから早一時間、俺は未だに周回作業に移れてはいなかった。

 と言うのも初日同様に山のようなチップを稼ぐことに成功してしまったからだ。


 チップを大量に賭けてきた奴がいたので、ワンペアなら俺の負けになるだろうと倍額張ってみた所、ブラフをかましていただけだったため結果的に大勝利。

 手持ちのチップを減らす為にかなり適当な賭け方をするも何故か相手が自滅して更に増えるチップ。

 敗北を知りたい、切実に。


「カードがダメなら他のゲームで負けるしかないな」


 しかしスロットもルーレットも負けたとしても手持ちが0になるだけでマイナスにはならない。

 カードの他に対戦形式のゲームで良いものは無いだろうか?


ジャラジャラジャラジャラ……


 「ん? この音は……麻雀か?」


 何故カジノに麻雀が……まぁいい。麻雀ならわざと負けることも可能だし、余計なチップをコルに換金してから挑んでみよう。




「よぅ、空いてるかい?」

「おう。ちょうど今1人飛んだ所だぜ」

「ちくしょー! 白さえ出りゃ俺の逆転勝ちだったってのによぉ……!」

「ヒッヒッヒ、そんな見え透いた国士狙いであがれる訳ねぇだろうが」

「残念だったなオッサン。ま、せいぜい地下で足掻いてくれや」

「ぬぉー! 次は負けねぇからなぁ!」


 黒服に連れられるまでもなく地下へと走って行く辺り、負けまくってるんだろうなぁ、あのおっさん。


「で、兄ちゃんが新しく参加ってことでいいのかい?」

「おう」

「ルールは点赤チップの半荘だぜ」

「はいよー……ん?」


 赤チップは1万コルだから、これだと役満の直撃で飛ばされても50万の負けにもならないじゃん。


「待った、ルールを変更してくれ!」

「なんだ?」

「点黒チップで頼む」

「おいおいマジかよ……」

「ヒッヒッヒ、オイラは構わねぇよ?」

「いいのか兄ちゃん? 黒チップは1枚で10万コルだって分かってて言ってんだよなぁ?」

「もちろん」

「クハハ、面白ぇ! 地下に落ちても恨むんじゃねぇぞ!」


 こうして始まった東一局目、俺の手牌は……


一 一 一 二 三 四 五 六 七 八 九 九 九

萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬 萬


 駄目だ、負ける気がしねぇ……!

いつも読んで頂きありがとうございます。



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― 新着の感想 ―
純正九蓮宝燈で親じゃないなら配牌次第では地和もつくのか...?あんまり詳しくないからあってるか分からないけどLuckの補正凄いな
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