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177話 『時間を司る奇才者』

「すまねえな、颯太! やり方は手荒だったがおかげで助かったぜ!」


「君はまさか……プラチナランク冒険者、‶噴帝のレオモルト〟!? ……なるほど、君もここに来ていたのか……」


 コード・04はそう言って舌打ちをして倒れている颯太を蹴り飛ばした。


「君みたいな死にかけよりも彼の方を先に排除しとかないとね! くらえ!」


 コード・04はレオモルトに人差し指を向けると、レオモルトが爆発した。


「あいつ……今何をしたの!?」


 突然の爆発にリーナは動揺していた。

 しかしその後すぐに煙幕の中から無傷のレオモルトが歩いてきた。


「なるほどなるほど……お前、無属性の奇才者だな? それも時間系統の」


「さすが‶最強冒険者! 僕の攻撃が効いていない上にさらに僕の能力を1回で見抜くなんて」


 コード・04はレオモルトに拍手をした。


「君の言う通り僕は無属性の奇才者、そして能力は遅延……」


 コード・04が指をパチンと鳴らすといつの間にかコード・04はレオモルトの後ろに回り込んでいた。


「僕は2秒間僕以外のすべての時間の速度を10分の1にすることが出来るんだ! だから君たちからは僕の速度が10倍に見えているんだ」


「何それ! そんなの無敵じゃない!」


 リーナはコード・04の能力に絶望していた。


「まあそう言うことだ! どんなに君たちが強かろうと、僕を捉えることは絶対に……」


 レオモルトはコード・04が話終わる前に大剣を振り、コード・04に斬りかかった。しかしコード・04は遅延能力と超速移動を同時に使い、あたかも瞬間移動をしたかのような速度でレオモルトの攻撃をかわした。


「無駄だよ! 僕にそんな雑な不意打ちは通用しないよ! 不意打ちをするならもっと慎重にや……」


 コード・04はしゃべっている最中に頭上から巨大な魔力と熱を感じたのでふと上空を見ると、燃え盛る紅蓮の飛竜2体が彼の頭上で飛行していた。


「チッばれたか! もういい、くらえ……‶飛竜岩漿砲(がんしょうほう)〟‼‼‼‼」


 コード・04の上空を飛び回っている2体の紅蓮の飛竜が急降下し、彼にめがけて口からマグマをすさまじい勢いで放出した。

 当然コード・04は時間の速度を緩やかにして簡単にかわした。


「何度やったって無駄なことだ! いい加減学習しろ! この脳筋野郎!」


 コード・04は自発的に追いかけてマグマを吐く飛竜から逃げ回りながらレオモルトを罵倒した。


「この世に無駄なことんて一切ないんだよ若造が! よく覚えておきな! ‶激噴帝〟‼‼‼‼‼」


 レオモルトはそう言うと大剣を突き刺して魔力を地面に注ぎ込んだ。すると地面からマグマが噴き出し、上空からドロドロの火山弾の雨が降り出した。その一つ一つの火山弾は高いヘルツの音を放ちながら落下していく。


「だから無駄だと言っているだろ!」


 コード・04は降ってくる火山弾を細かい動きで次々とかわしていき、指から小型の魔力弾を発射した。

 先ほど颯太やレオモルトを爆発させたのもこの魔力弾で攻撃したものだ。

 コード・04発射する直前に遅延能力を発動して颯太とレオモルトが自爆するように見せかけていた。

 レオモルトは超速で飛んでくる魔力弾をかわせず、数弾直撃してしまった。


「ほらほら! このまま僕の攻撃を受け続けるといずれ死ぬよ!」


 コード・04は煽りながら両指から魔力弾を発射し続けてた。しかし紅蓮の飛竜や火山弾の雨は彼を襲い続けているため長いことレオモルトに攻撃はできなかった。

 コード・04は攻撃をやめて煙幕がなくなると、そこにはレオモルトの姿がなかった。


「奴はどこへ消えた?」


 コード・04は飛竜や火山弾の攻撃をよけながらレオモルトを探していた。しかしどこにも彼の姿はなかった。

 しかしその瞬間、


「何だ!? この手は!」


 コード・04は突然地面から出てきた巨大な土の手に掴まれて驚愕した。

 すると地面の中からレオモルトも現れた。


「俺はマグマの奇才者じゃねえ。火と土の奇才者だ。だから俺は土を使った魔法も使える」


「チッ! こんなものすぐに破壊して……」


「身動きが取れない状態だったら遅延しても俺の攻撃は当たるよな!」


「クソッ! 完全に油断してしまった! まさか今までの攻撃も僕にしていると見せかけて熱を放出し、僕の思考判断能力を奪うのが目的だったのか!?」


「無駄なことはないって言っただろ? いくぜ! ‶爆噴帝〟‼‼‼‼」


 レオモルトは地面に大剣を突きして地面に魔力を注いだ。すると地面から出現した土の手が燃え始めてやがてマグマに変わった。そしてマグマの手は激しい光ともに爆発した。

 それはまるで水風船が割れて中から水が飛び散るかのように。

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