130話 『戦いの末路』
レオモルトのマグマの斬撃は地面をえぐりとってその地面は赤く燃え上がっていた。
えぐられた地面の中に1人手を膝に着けて息を切らしている男がいた。ガロガイだ。
彼の‶龍魔人〟が着ている赤色のジャケットは半分が焼失してガロガイのボディビルダーのような大きなガタイが露になっていた。
「ハァ……ハァ……てめぇ、絶対に許さねぇぞ! 絶対にな!」
「おっ! まだやるか? いいぜ! 俺もやっと体が温まって来たところだからな!」
レオモルトは剣を素振りしながらガロガイを挑発した。
その態度に激怒したガロガイは魔力を一気に上げて発狂した。
「俺が‶魔獣化〟したら手も足も出ないくらいの絶望をてめえに味わわせてやるよ!」
「それは楽しみだなあ! それなら俺も本気を出すか!」
「なめ腐りやがって! 見てろよ今すぐにでも……」
「やめろ」
突然ガロガイの後ろから低い声が聞こえてきた。
「何者だ!?」
剣を構えて警戒するレオモルトにガロガイは、
「何でだよ! 俺が‶魔獣化〟したらあんな奴くらい簡単に倒せるぞ! グランベルク!」
と不機嫌そうな表情でグランベルクに言った。
「これはボスからの命令だ! ‶龍魔人〟は‶魔獣化をしてはならないとな。仮にした場合は罰則を与えるとな!」
「ゲッ!? マジで?」
「罰則」と言う言葉を聞いてガロガイの顔は青ざめて魔力を元に戻した。
「さあ、帰るぞ」
「おい、あとの3人はどうするんだよ?」
「あの3人からは魔力が感じられない……おそらくあの女にやられてしまったんだろう」
グランベルクはそう言って超速移動で帰ろうとしたら、
「待て‼‼」
とリーナの叫び声が聞こえた。
「お前ら国をここまで滅茶苦茶にしてのこのこと帰えるつもりなのか! 許さない……お前らだけは絶対に許さない‼‼‼‼ ‶雷神の一撃〟‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
リーナはグランベルクとガロガイに怒りの感情をむき出しにして魔力を最大限まで上げて、3人の魔人を倒した時の姿になった。
そしてリーナは雷神の化身を召還して雷神の口から雷のレーザー砲を発射させた。
バリバリバリバリズドォーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
しかしリーナの全力のレーザー砲はグランベルクの右手によって簡単に防がれてしまった。
「逃げるだと? うぬぼれるな! 貴様らは命拾いしたことを肝に銘じておけ!」
グランベルクは高圧的な態度でそう言い放つと超速移動をして一瞬で姿を消した。
その後にリーナがあたりを見渡すと、そこには天馬の楽園の面影が全くないほどに炎が立ち上っていた。




