129話 『マグマの奇才者』
「‶最強冒険者〟だと!?」
ガロガイは自分の‶魔獣砲〟を相殺させたことと突然の衝撃的な発言によってレオモルトに対して疑心暗鬼になっていた。
「嘘だ! ‶最強冒険者〟はすでに雨宮颯太と言う男がいるんだ!」
リーナはレオモルトの言葉を信じずそう言い放った。しかしレオモルトはにっこりと笑いながら、
「俺は間違いなく‶最強冒険者〟で颯太も同じく‶最強冒険者〟だ! ‶最強冒険者〟と言うのは‶プラチナランク冒険者〟がそうたとえられているだけなんだ! そしてその‶プラチナランク冒険者〟は俺を含めこの世界に3人存在している!」
「「!?」」
リーナとガロガイはそのレオモルトの話を聞いて再び驚愕した。
「なるほどな! どうりで報道にあった数以上の魔獣界の‶幹部補佐〟の魔獣が人間界に侵略していったはずなのに……被害が起きる前にてめえが始末していたっていうわけだな?」
ガロガイはそう聞いてもレオモルトはニコッとしているだけで何も返答はしなかった。
「まあいいさ! どのみちいつかはぶっ殺す相手だからな! 手間が省けてよかったぜ! はああ!」
ガロガイはそう言うと超速移動をして右手の剣で思いっきり斬りかかった。
ガキィィン‼‼‼‼‼‼‼‼‼
レオモルトは目をつぶりながらガロガイの剣を大剣で受け止めていた。
「何い!?」
剛腕のレオモルトは自慢のパワーでガロガイを大剣で振り払い、その後マグマの斬撃を飛ばして反撃した。
ガロガイ空中で急いで体勢を立て直して大盾でマグマを防いだ!
普通の盾ならマグマに触れただけでも溶けてしまうのにガロガイの大盾はとても頑丈でレオモルトのマグマの斬撃を受けてもびくともしなかった。
「てめえ、奇才者だな?」
「そうだ! 俺は奇才者だ! だが他の奴と少し違って俺は二つの属性の奇才者だ! その属性は炎と土、だから俺は土と炎を組み合わせてマグマを作り出すことが出来るのだ!」
「二つの属性を扱える奇才者なんて聞いたことがない! あの男一体何者!?」
リーナはレオモルトの話を聞いているうちにこの男のことに恐怖心を抱いていた。
「そんな怖がることはないさ! 決して俺は君たちには手は出さないからね!」
怖がるリーナにレオモルトはにこっと笑いかけて落ち着かせた。だがそれが気に食わなかったのかガロガイが、
「何よそ見してんだこら! そんなにぶっ殺されてえのか! ああん!」
と怒り狂って盾を分解させてそれを自分の剣につなぎ合わせてレオモルトの大剣よりも数倍大きな剣にして斬りかかった。
レオモルトは自分の剣にマグマをまとわせてガロガイの斬撃を受け止めて跳ね返した。
その後レオモルトは魔力を大剣に集中させて、その大剣がマグマで激しく輝かせた。
「チョイッと力出しますか! ‶煉獄斬〟‼‼‼‼‼‼」
レオモルトはそう言って先ほどよりも数倍大きなマグマの斬撃を飛ばした。
「グッ! なんて温度なんだ!」
ガロガイはその斬撃の熱さに驚愕して盾を元に戻してその斬撃を盾で防いだ。
しかしその斬撃はあまりににも重くて高温なため、ガロガイは受け止めきれなかった。
「クソ! この俺に防げねえ攻撃があるなんて……チキショーーーーーーー‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼」
ボゴボゴボゴボゴーーーーーーーーーー‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
レオモルトのマグマの斬撃はガロガイを一飲みにして突き進んだ。




