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114話 『猛毒使いのジーコ』

「何なの!? あいつハチミツで体をコーティングなんかして」


 リーナはジーコの謎の行動を不思議に思った。

 しばらくするとジーコが入っている琥珀が光出して琥珀にひびが入り始めた。

 そのひび割れの隙間から凄まじい魔力が漏れ出してた。

 ひび割れがどんどんひび割れが広がっていって、最終的に爆散した。

 爆散した琥珀の中から姿を現したジーコは全くの別人に見えた。

 両手がランスになっており、口もとには蜂の鋭い顎が出来上がっている。その姿は見るからに蜂そのものだった。

 姿を変えたジーコから魔獣と同じような魔力を感じたからリーナはすぐさま‶危険レベルチェッカー〟を取り出して起動させた。


 魔獣名: インジェクション・ビー

 特徴 : 両腕に備わっているランスの表面には猛毒がコーティングされていて、そのランスから毒針を飛ばすこともできる。

 そのランスからは何でも出すことが出来て、‶魔獣砲〟を発射したり、はちみつも出すことが出来る。

 全長 : 不明

 危険度: 25


「危険度が上がった!? どうなってんだ!?」


「魔人は‶魔獣化〟をすると、戦闘能力が上がって危険度も上がるんだ! ブキキキー! 圧倒的な力の差を見せてやる!」


 ジーコはそう言うと、羽をバタつかせて凄まじい速度でリーナに接近してきた。そして腕に備え付けられているランスで攻撃をした。

 リーナはジーコのランス攻撃を何とかレイピアで防いだのだがジーコの攻撃があまりにも重く、力で押し負けて吹き飛ばされた。

 さらにジーコのランスにコーティングされている猛毒がリーナの衣服に付着してその部分の衣服が溶け始めた。


「おいおい! 俺のランスには触らねえことをお勧めするぜ! なんたってこのランスには猛毒が塗ってあるんだからなあ! てめえの大事なレイピアで何回も俺のランスを受けていたらそいつもいつか折れちまうかもなあ!」


 ジーコはそう言いながらリーナを煽っていた。

 しかしリーナはそんなジーコの言葉に動じておらず、


「だったらあんたの攻撃を全部躱せばいいだけでしょ!」


と反論した。


「ブキキキ! 確かにその通りだが、ただの人間にそんな曲芸できんのか? だったらこの攻撃をかわして証明して見せろ!」


 ジーコはそう言うと、ランスの表面に無数の穴が開き、そこから毒針を飛ばした。

 リーナはペガサスに鞭を撃って毒針をかわすように命じた。

 ペガサスはすさまじい速度で毒針をかわしていったのだが、一発だけペガサスに命中してしまった。

 たった一発だけなのにペガサスの全身は麻痺して墜落していった。リーナはその墜落した衝撃で投げ飛ばされて落馬した。


「ブキキキキキー! これでチェックメイトだ!」


 ジーコのランスが先端から3つに割けてそこから青白い閃光を生成し始めた。


「これで終わりだあ! ‶魔獣砲〟‼‼‼‼‼」


 ジーコのランスから出ている青白い閃光はどんどん巨大化していった。


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