112話 『魔導神装の真の能力』
マカロンと彼の乗っていたペガサスが光り始めてその二つの光が合体して一つの光になった。
「グッ!? 一体何が起きているんだ!?」
ガロガイはマカロンとペガサスに起きている謎の現象に驚愕していた。
そして光の中から姿を現したのはマカロンだけだった。
しかしマカロンの姿は先ほどとは大きく変わっていて背中には白い大きな翼が生えていて服装も銀色の鎧から真っ白なスーツになっていた。剣も少し細く軽量化されていてスピードに特化した姿になっていた。
「少し姿が変わったところで俺が有利な状況は変わらないだろ! ‶魔獣砲〟」
ガロガイはそう冷静を装いながら手のひらから巨大な青白い閃光を発射した。
ズドーーーーーーーーーーーーン‼‼‼‼‼‼‼‼‼‼
しかしマカロンは光の速度で青白い閃光をかわして、建物に反射しながらガロガイの背中を斬りつけた。
幸いガロガイの体はとても頑丈なので深く切り裂かれることはなかったのだが、傷口から出血はかなりのものだった。
「グハッ!? な、なんて速度だ!?」
ガロガイは格段に速度を上げたマカロンに驚嘆しながらそう言った。
「‶魔導神装〟に馬と合体する能力があるなんて聞いたことがないぞ! 一体何なんだ? その姿は」
「フッ! ‶魔導神装〟がただ装備の形を変えて己の魔力と身体能力を上げるだけの魔法だと思うなよ!」
「「「「!?」」」」
その言葉にガロガイだけではなく、ほかの場所でほかの‶魔人〟と戦っているリーナたちも驚きを隠せないでいた。
「‶魔導神装〟の本当の効果は……完全支配能力だ! ‶魔導神装〟を発動したら発動した者の周囲を自動的に完全支配空間が展開されるんだ! その空間の中にある物質や魔力はすべて‶魔導神装〟の発動者に完全支配されて、発動者の理想の形に変化するんだ! もちろんその空間内の支配条件は生命を持たない物質のみだ!」
リーナはマカロンの説明を聞いていても肝心のなぜマカロンがペガサスと合体できたのかと言う疑問が解決していないためほかの魔人と戦闘中もずっと上の空になっていた。
「しかしその支配条件には1つ例外があるんだ! それは支配空間に生命をもつ動物や人間が発動者のことを信頼していてかつ発動者のことを主人としても認めている時にその生物を支配することが出来るんだ!」
「じゃ、じゃあマカロンさんとペガサスはそれほどの絆で結ばれているということなの!?」
マカロンとペガサスの絆の深さにロゼは感激していた。
「ほーう……魔導神装の能力についてはよーくわかった! だがそれをさっさと見せなかったことから、どうやらその姿は非常に不安定で時間制限があるはずだ!」
マカロンはでかい図体のわりに意外と鋭いガロガイに対して苦虫をかみつぶしたような顔をしていた。
「ギャッハッハッハー! だったらたっぷりと時間稼ぎをしてやるぜ!」
「そんなこと……させるかよ‼‼」
ドンッ‼‼‼‼‼ ドン‼‼‼‼ ドドドドドドォーーーン‼‼‼‼‼‼‼
両者は互いを睨みあった後、ガロガイは超速移動をして、マカロンは光の速度で移動をして肉眼ではとらえられないほどの超速戦闘を始めた。




