悪役令嬢「ヒロインよ――ワシのアリバイは、108式まであるぞ?」
たった一つの真実見抜く、見た目は美少女、中身はアラフォー。
そいつの立場は転生主人公、悪役令嬢!
はい。悪乗りスタートですが、いつもの戯言でございます。お気になさらず。
悪役令嬢・婚約破棄物ですが、悪役令嬢が主人公だと、「階段から突き落とされたヒロイン」というネタが出てきます。
これ、元ネタはおそらく少女漫画の「Oh!myダーリン」ですね。主人公が度重なる不幸と嫉妬でトチ狂った同級生から突き落とされるシーンがありますし。もしかしたら他にも該当する作品があるかもしれませんが、私の知っているのだとこれぐらいです。
で、ですね。
転生ヒロインによる階段突き落とし系冤罪ネタが多数出ているわけですよ。
そのほとんどがシナリオ通りに「こうすればいい」という思い込みで悪役令嬢を貶めるわけですが、悪役令嬢のアリバイにより悪役令嬢が犯人ではないとすぐに証明されるわけですが。(中には本当に悪役令嬢が犯人のパターンもあるのですけど)
問題は、「ちょっと調べればすぐに冤罪と分かる」事件で断罪をしている所なんですね。
例えば、遠征に従軍していて学校に通ってなかったのに犯人にされるとか。
王城に顔を出しているときに事件が起きていたとか(『消極的円満(n5311dp)』)。
正直、オイオイと言いたくなることがあるのですね。
中には犯人というより黒幕であるという話の持って行き方で、その場にいないことを気にしない、そこそこまともな論を展開する王子もいます。『絶対記憶(n8814db)』のように偽物証言者を王子サイドが用意することもあります。
ですがほとんどの場合は「その場に~~が残っていた」か「ヒロインが悪役令嬢の顔を見ていた」というのが問題視されて調査もされずに悪役令嬢は被告になります。
いや、調べろよと言いたくなるわけですね。
調べていれば、まだ救いがあったわけですが……。
まぁ、総じて言えるのは「転生ヒロインがアホすぎる」でしょうね。
ちょっとでも考える頭があれば、ゲーム設定に頼らないちゃんとした証拠を用意して、相手にアリバイが無い事を確認し、普段から周囲に味方を作り、確実に勝ちにいくでしょう。
完全犯罪レベルの偽装工作は不可能でしょうが、ちょっとした工夫の一つもなく人を陥れようとするとか、馬鹿としか言いようがありません。
個人的に、敵というのはある程度の「強さ」を持っていないと駄目なんですがね。
おまいらもう少し頭を使えと。仮にも王妃を狙っているのだから。
大体が短編という事もあり、工夫を入れる余地というかそこをしっかり書く理由は薄いのかもしれませんがね。
でも、もう少し記憶に残るような作品にするためにも頑張ってほしいなと思うのです。




