日本ダンジョン その弐
今回は大まかな「日本ダンジョン」系小説の設定見比べ。
日本と付けたけど、日本以外にダンジョンがあるパターンも少なくないけど、あえて「日本ダンジョンで」。
サンプルに関してはなろう小説から8つを選んだけど、タイトルは伏せておきます。作者さんに突っ込まれるのが怖いから。
大きな共通点
・ 国がダンジョンを管理する(うち一つは異世界人の企業が管理していた)
・ 冒険者が一般的な職業になる(冒険者・探宮者・探索者など。今回は冒険者で統一)
・ ダンジョンフィーバーがおきる(文字通りの意味で殺伐としている職業なのにゲーム感覚で「レベル上げをしたい」などと犯人は供述しており・・・・・)
・ 主人公がダンジョンを個人所有する(自宅の庭や敷地、自分の部屋からダンジョンに行ける)
・ 魔法が使えるようになるよ(ギフト、固有チート能力のパターンもある)
・ 主人公最強は確定じゃないけど、主人公は強者側である(サクサクダンジョンを攻略する?)
前の3つはいいけど、最後の一つが何かおかしいと突っ込みたくなる。あきらかに一つ目と矛盾するじゃないか。
サンプルをざっと見た範囲だけど、国に申請して認められるパターンは無いわけでもない。が、過半数の主人公はダンジョンを秘匿しており、それが理由でダンジョンに関するいろんな部分で有利な条件を得ている。庭とか机の引き出しとかがダンジョンになって、ばれたら大騒ぎになるから黙っているパターン。
おまいら、法律を守ろうず。
ネタはさておき、冒険者が一般的な職業になる事で、冒険者は電車に乗る感覚でIDをリーダーに通してダンジョンに潜るわけですよ。
命を奪う事はわりと重い事なんだけど、ほとんどの主人公らはそれに忌避感を抱くことなくあっさりとコロコロしちゃうわけです。そこに深く触れているのは3作品だけでした。
逆に、命を奪う事に忌避感を感じなくなったクズ冒険者の話ならわりと出てきますが。
あと、一般的な職業になったということは、ダンジョンが経済圏に加えられたって事でもあるんですよね。
今(2018/1/26)のところ、ダンジョンが経済圏に加えられていない作品は一つ。時間の問題かもしれないけど、ダンジョンはレベル上げの場所にしかなっていない作品もある事にはありますが。
ダンジョンでモンスターが無限湧きするって事は、ダンジョンモンスターを食肉扱いできれば、食糧問題が解決するって話なんですよね。畜産業者が涙目ですよ。首を括るんじゃないでしょうか。縄でキュッとね!
食肉関係だけではなく、医療とエネルギー関連も魔法という力が認知される事で大きく変わるのが鉄板です。娯楽関係も超人的な身体能力や魔法による演出で活躍の場となります。
いろいろと“世界が広がる”わけですね。
こうやって書きだしていて思ったんだけど、日本ダンジョンの小説はパニック小説に近い。
時代の変遷、その過渡期というか。世界が変わっていく瞬間を追いかけていくように冒険者が生まれた時からそれを世界が受け止めていく流れを見ていくような。
とりあえず、だ。
もしも自分が日本ダンジョンを書くなら、この辺はどこまで真似して、どこまで違いを出していくか。
それを意識しておいた方が良さそう。




