表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
36/610

魔法陣魔法使ってみた

「なんか、魔法陣が作成出来ちゃったぞ? でもなんでだ?【生活魔法】ってなんだ?」

疑問がどんどん増えていくカインだった。


「とりあえず、この【ライト】の魔法陣をどうにかしないと。えーとぉ、羊皮紙に写してみよう」

書庫の机の上にあった羊皮紙を広げ、”魔法インク”の瓶を置く。


「【魔法陣転写】」

力ある言葉を唱えると、ウィンドウの魔法陣が消え”魔法インク”が浮かび上がり、羊皮紙の上に移動し【ライト】の魔法陣が自動的に描かれ、一瞬光ると羊皮紙に写った。


「よし、上手くいった。やっと【魔法陣魔法】が使えたね。どうやって使うんだろう? 「解析」」

再度ウィンドウが開き”【生活魔法】の【ライト】の”魔法陣” 、”魔法陣”に触れ魔力を流すと使用できる。”


「”解析”なんて便利なんだぁ。勇者様ありがとう」

さっそく、カインは【ライト】の”魔法陣”に手を置き魔力を流した。【ライト】の魔法陣が消え羊皮紙の上にゴルフボール程の光の玉が浮かび光っていた。


「やったー【ライト】魔法使えたぞー、魔法を”魔法陣”にすれば、どんな【魔法】も使えるんじゃないか? いいね!どんどん可能性が増えていくね」

未来を思い浮かべてワクワクしてくるカインだった。


「早く【魔法陣魔法】の【スキル】のLvを上げないと。レベルアップまでの経験値とか回数が分かればいいのに」

そうつぶやきながら、ステータスボードを開く。【魔法陣魔法】の【スキル】表示の横に見慣れない記号が追加されている事に気付いた。


〜〜〜〜

【魔法陣魔法】▼

 ・魔法を魔法陣に解析する為には、べつに【解析】スキルが必要な上級スキル

中略

 . Lv1; 魔力インク作成、魔法陣作成、魔法陣転写

〜〜〜〜


「これは、何だろう?」

カインは、”▼”を押すイメージをすると、もう一枚ウィンドウが開き右上に小さく【ライト】の魔法陣が表示されていた。


「もしかして、作成した【魔法陣】をストックできる? これは、コレクター心がうずくね。やる事がいっぱいあるってこんなに”ワクワク”するんだ」

カインは、嬉しくて踊っていた。


---

しばらく踊って嬉しさを十二分に表現した後、疑問を解決するためにランドルフを探した。途中に出会ったメイドに居場所を聞き、使用人控室に向かった。


”トントントン” カインは、ノックの後扉の前でランドルフに声をかける。

「カインです、ランドルフいますか?」


扉が開きランドルフが出てくる。

「カイン坊ちゃま、どうされました?飲み物ですか?」


「ランドルフに教えて欲しい事があって来ました。いいですか?」


「はい、大丈夫ですよ。私に分かる事であればなんでもお聞きください。中でお茶でも飲みながらいかがですか?」

カインは、控室に入りテーブルの椅子に座った。


「えっと、【生活魔法】って何か分かる? ”魔道ランプ”を調べてたら出てきたんだ」


ランドルフは、少し考えるそぶりをした後話し始めた。

「【生活魔法】は、現在諸説ありますが、先日カイン坊ちゃまが読まれた本を書かれた”勇者様”が作られたと言われています。【生活魔法】は、魔力(MP)を持っていれば、誰でも覚えられるとても便利な【魔法】です。ただ一つ制限があるのは、人によって覚えられる”数”が異なる事ですね」


「へー、変わった【魔法】なんだね。僕でも覚えられるかな?」


「覚えられますよ、教会に行って1つ毎に決まった金額のお布施をすれば授けていただけます」

カインは、神様じゃなくても授けられるなんて変なのと思った。


「ふーん、ありがとう。屋敷で【生活魔法】が使える人は誰か教えてもらえる?」


「確か、料理長が【点火】と【浄化】をメイド長が【クリーンアップ】と【ブロウ】。私が【ライト】と【冷却】ですね」


「ありがとう。ランドルフ【冷却】を使ってもらえる?」

ランドルフは、自分のお茶に【冷却】を使って見せてくれた。カインは【冷却】の魔法陣をゲットしたのだった。




評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] 神様関係なく教会でスキルを身につけられるならやり方さえ分かれば教会にお布施しなくても生活魔法身につけられそうだがそこら辺のシステムはどうなってるんだ? 生活魔法を使うのに魔力操作のスキ…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ