conflict
なんでなんだろう
繊細なはずなのに たまに鈍感なのは
臆病なはずなのに たまに果敢なのは
どうしてなんだろう
繊細で臆病でやってきたから
心の傷も軽傷で済ませていたのに
たまに鈍感でいる事で心が傷ついてるのもわからず
たまに果敢でいる事で心の傷が深くなっているのに
気づいた時には心の傷が重傷で取り返しがつかない
これだから鈍感で果敢は持たずにいたんだ
だからこそ繊細と臆病を持ってきたんだ
なのに
なのに
心は傷だらけでいるのに
また鈍感を持ち出して また果敢を持ち出して
また治らない傷を持ってしまう
どうして どうして
繊細でいる自分は疲れるから
鈍感でいる自分は楽だから
なんで なんで
臆病でいる自分は暗いから
果敢でいる自分は明るいから
でも
あとに負う傷の代償を考えてるの
鈍感でいる自分は傷の事など考えないから
果敢でいる自分は傷つく事など忘れてるから
だから
鈍感で果敢を
そしてまた傷を作っていく
そしてまた傷を持ってしまう
繊細なのに鈍感で
臆病なのに果敢で
違うよ
神経質なのに馬鹿で
意気地無しなのに大胆で
それが本当の自分なんだよ
傷を負うたび
本当の自分が見えてくる
深ければ深いほど
本質が見えてくる
傷ついた時に見えてくるなんて
あとどれくらい傷を負えば正体がわかるの
見えた時はそれは本当に素顔なの
これからも傷だらけになるの
耐えられるの
その時は今の自分はいないんだろね




