体験4 始まり
なんか人物たくさん名前考えるの大変だな。
「スタート!」アナウンスが市内に響き渡った。
勇輝と利哉が今いるグループは、15人程度の今出来ているグループでは、大きいグループにはいる。
他のグループは、5人だったり、一人だったりと様々である。
「………どうする?」一人の女子が言った。
「とにかく、移動手段が必要だな。」みんなはそれぞれ意見を言い始めた。
「そうだな。」利哉も納得している。
「そういえば、駐車場に止めてあるマイクロバスは使えねぇのか?」勇輝が言う。
「それしかないだろ。」利哉が同意した。
グループはマイクロバスに向かった。
ガチャガチャ
当たり前のように、マイクロバスには鍵がかかっている。
「割るか……」勇輝はそう言うと、上下二連式を降り下ろし、運転席の窓を割った。
ガシャン
運転席の割れた窓から、中の鍵を開けて運転席に勇輝が乗り込んだ。
「エンジンかけなきゃいけないから、ゾンビが来たら倒してくれ!」
勇輝が言う。
反論するものもなく、勇輝はバスの運転席の配線をいじり始めた。
「来た!」一人の女子が言った。
みんなが見ると、そこには、十数体ものゾンビがこちらに向かって来ていた。
他のグループは一目散に逃げ出していった。
「よっしゃ!」3人ほどの男子がグロッグを構えた。
パンパンパンパン
放たれた銃弾は先頭にいたゾンビの頭を撃ち抜いた。
しかし、残りの弾は、後ろのゾンビの足や胴体に当たった。
「頭を狙え!」と男子が言う。
パンパンパンパンパン
銃弾が大量に放たれる。
しかし、頭にはなかなか当たらない。
「おい!田中!まだかからないのか!」男子が切羽詰まったように言っている。
「もう少しだ!」勇輝は配線をいじりながら答える。
女子もグロッグや上下二連式を構えて撃ち始めた。
パンパンパンパン
ドンドンドン
散弾を食らったゾンビの胴体に大きな穴が開く。
ドルン
「かかったぞ!乗れ!」
エンジンがかかったようだ。勇輝がみんなを呼ぶ。
先程まで戦っていた男女がバスに乗り込む。
「みんな乗ったな!いくぞ!」勇輝はバスのアクセルを思いっきり踏んだ。
バスは急発進をして、バスの前にいたゾンビを跳ね飛ばした。
ドン
グジャッ
バスのフロントガラスに血が大量についた。
「きゃあ!」
「うぉっ!」
驚く声が聞こえてくる。
バスは文化会館前交差点に出た。
そして、交差点のど真ん中で止まった。
「何で止まるんだよ!」男子が大声で勇輝に言ってきた。
「どこいくんだ?」と勇輝は質問した。
その男子は答えることが出来なかった。
「野々市中学校は?」一人の女子が言った。
その顔には勇輝は見覚えがあった。
中居 佐紀(なかい さき)だ。
勇輝は佐紀と二回ほど中学の時、整備委員になっているからである。
「あそこなら、みんな覚えているはずだから……」佐紀は自信がないように言っている。
「………他に誰か意見あるか?」利哉が言う。
反論しようとするものは誰もいなかった。
「決定だな。」そう言い、勇輝はバスを走らせた。
男子とか女子で済ませている人はちょい役だと思う。
(名前考えるのめんどくさいだけです。)




