キャラクター紹介4+後書き ※ネタバレ注意!
※これはあくまで『ロックマンB』の設定であり、原作である『あきぼく』の中の設定ではありません。
(登場人物紹介)
◯岩
・キャラクター設定
微居を象徴するアイテム。投げたり、漬物のフタの重石にしたりと様々な用途に用いられる。
微居の能力で会話する事ができるが、レアな岩とは波長が合わせにくく会話が出来ない事もある。(微居は宝石類に触れる機会がほとんど無いので、単純に経験値の問題)
ボケキャラの微居がツッコミに回らざるを得ないほどの、重度のボケキャラ。
岩たちには痛覚やケガや寿命の概念が無く、身体が割れても気にしない(千切れても別個体に分裂するプラナリアみたいな感じ)が、悪意を持って傷付けられたら普通に怒る。
微居が投げる用の岩は、好戦的な性格を持つ者や投げられたい願望を持つMっ気がある者を厳選しているため、win-winの関係で成り立っている。
ポケモンでいえば、岩タイプ(笑)。
以上でキャラクター紹介、完結です!
【後書き!】
こんにちは! お笑い小説芸人(?)こと、マックロウXKです。
唐突ですが、皆さんにとって『ヒーロー』とはどういうものを思い描かれるでしょうか?
なろうで良くあるのは、『チートでハーレム』、『追放されたが、実は最強』。
ジャンプ的王道だったら、『弱い少年が修行で段階的に強くなる』、『仲間思いで、皆と力を合わせて敵を倒す』。
性格は熱血漢だったり、クールだったり、普段はおちゃらけているがやる時はやる奴だったり。
能力的には消える魔球を投げたり、ロボット(モビルスーツとか汎用人型決戦兵器とか)を乗りこなしたり、炎をあやつり大蛇を倒したり、刀から水を出したりするなど、世の主人公には様々な属性があります。
人によっては主人公じゃなくて、ライバルのダークヒーローや、『悪役令嬢』を一途に愛する白馬の王子様こそ真のヒーローと言われる方もいるかもしれません。
ヒーローの捉え方は千差万別、時代によっても大きく変遷があると思います。
ちなみに、自分の好みの主人公のタイプは、
・クールより熱血系
・愛すべき馬鹿
・肉弾戦系
・なろう系より王道系
・武器は剣より拳。棒術・日本刀とか。(ベタな武器じゃないのが良い。日本刀はロマン)
・たった1人の女の子のために命をかける『騎士道精神』の持ち主。
と、いったところです。
さて、今回の作品は、間咲正樹様の『明らかに両想いな勇斗と篠崎さんをくっつけるために僕と足立さんがいろいろ画策する話(通称、あきぼく)』を原作とする二次創作!
その作品に出てくるモブキャラ、『微居』くんを主人公にしたバトルアクションです。
もともと、微居くんは『リア充許すまじ、岩があったら、ぶつけたい!』の人で、宇宙人との戦闘でも岩を連撃するなど(注:『あきぼく』はラブコメです)バトルとの親和性が高いキャラクターであり、舞台を与えて思いっきり岩を投げてもらいたいと思ったのがキャスティングのきっかけです。
また、漫画やラノベなどで、地・水・火・風の四大属性の中でも『地属性』キャラは扱いがひどいので、岩投げの『微居』くんを主人公にすれば新鮮なストーリーができるのではないかと思ったのもあります。
しかし、一番の理由は『作者の思いの代弁者』になってくれそうだったというところです。
『微居』くんは、常にローテンションで口数が少なく、燻ったような気配と危険な香りを漂わせる、例えるならハードボイルドなキャラクターです。
彼がいかにこのようなキャラクターになったのかを考えたところ、『強烈な個性を持ちながら、モブキャラに甘んじている現状』や、『ラブコメリア充に対する、異常なまでの殺意』は、『地属性キャラゆえに、主人公になれなかった』という挫折がそうさせたのではなかろうかと考えました。
ひるがえって、作者も少年期からあまり冴えない人物でいわば『モブキャラ中のモブキャラ』、年いった今でも隙あらば『ヒーロー』になりたい! という願望を持っています。
自分が今こうしてラノベを書いている理由も、『ヒーローになれなかった男』がヒーロー願望を発散するために他なりません(笑)。
こうして、モブキャラを運命づけられた『微居』くんと、モブキャラとして生きて来た『作者』。
この両者が出会った結果、ヒーローに対するこだわりを随所に盛り込んだ、『ヒーローになれなかった男が、ヒーローとなる物語』が生まれたわけです。
例えば、拙作の中でも代表的な主人公、『水兵チョップ海を割る』の『チョップ』は、物語中で愛する少女を守るためにボロボロになりながら戦いますが、冷静な目で見ればヒーローなんだから好きな女の子のために戦うのは当たり前です。
動機が不純。(ヒドい)
しかし、『ロックマンB』の1シーンで、微居はヒロインのジュエルにフラれますが、直後にピンチに陥った彼女を堂々と救い出し、彼女に対して放った言葉。
そして、宿敵メタルマンと命を賭して戦った彼の姿。
見返りも求めず、誰に褒められる訳でもなく、ただ『ヒーローだから戦う』。
これこそが純粋なヒーローの姿ではないかと考えます。
正直、微居くんをカッコ良くし過ぎちゃったため、「こんなの、わたしが好きな微居くんと違う、。・゜・(ノД`)ウワァァン」という方がいらっしゃったら申し訳ありません。
ですが、作者としてはやりたい放題やらせてもらって大満足でした(笑)。
二次創作の許可をいただきました、『あきぼく』原作者の間咲正樹様を始め、レビューやFAをいただき毎回感想をいただきましたサカキショーゴ様。
カッコいいバナーFAをいただきました、秋の桜子様。
感想をいただきました、ぼるてん様、暮伊豆様、黒鯛の刺身♪様、た~にゃん様、砂礫零様、アカシック・テンプレート様!
そして、ROMりながらもしっかりと最後まで読んでいただいた皆様!
半年以上の長い間、お付き合いいただきまして、ありがとうございました!
また次回作でお会いしましょう。おつかれさまでした!




