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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第九章 ≪禍つ魔の災厄≫
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#87 魔双剣

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あとがきにお知らせアリ



「それじゃあ、行ってくる」


 そう言って、湖の中に飛び込んでかれこれ10分が経とうとしていた。

 元々泳ぎは得意だったからか、ここまでは比較的余裕で潜ってこれたのだが、流石にそろそろ息が苦しくなってきていた。


 冥が、呼吸を長く保てるように、と身体強化の魔法をかけてくれたのだが、それが無ければもう今頃息が続かなくて溺れ死んでいただろう。


 そして、湖の中を進んでいた俺だったが、10分かけてようやく底が見えてきたと言った具合だった。

 光も通らないほど深いところまできて、ようやくだった。


(あれは……?)


 最初に潜った時に湖の中心に向かって潜っていたお陰で、とある物を見つけることができた。

 俺の視線の先にあったのは、黒いオーラを放つ何かだった。


『ム……あれは――』


 俺の中から、声がした。――カグラだ。


(どうかしたのか? カグラ。まさかあれが――?)

『――ああ。恐らく、紅蓮が求めていた『十大武具』の一つ、あの気配は――双子の悪魔、か』

(『双子の悪魔』? って、なんだよそれ)


 俺は泳ぎながら、脳内でカグラに問いかけた。


『ああ、あの武具に封じられた悪しきものの気配が、まさしくそれだったのだ』

(双子の……ってことは、もしかして【魔双剣】なのか?)

『ああ、恐らくはな』


 なるほど。まさか本当にこの湖の底にあるとはな……。

 桜花の言動的に何となくあるかもって感じだったから、そこまで期待はしていなかったのだが――思わぬ収穫を得てしまった。


『あれに封じられている魔の者のことについては、後で教えてやろう。今は急ぎあれを回収し、地上へと戻った方がいい』

(そうだな――そうさせてもらうよ)


 息が続かなくなってきたのが分かったのか、カグラはそう俺に促してきた。



 さて。例の禍々しい気配の武器の目の前まで来たが……確かに剣は二本――ちゃんと【魔双剣】だな。


 俺は剣の前に構えると、剣を二本同時に引き抜こうと剣に触れた。

 その瞬間の事だった――。




『――アハハっ! お姉ちゃんお姉ちゃん! 私たちを自分のモノにしようとするおバカさんがまた来たよ~?』


『――ええ、そうみたいね。どうせ、私たちは誰の手にも渡ることは無いというのに――』




 脳内に響く、不思議な少女の声が、二つ。

 これは、この剣の中に封じられた魔族の声、なのか?


 っていうか、なんだか馬鹿にされてないか? 俺。

 声もなんだかやけにイライラする声色をしているし……。


(そっちがそのつもりなら、こっちは全力でお前らを俺のモノにしてやるよ――!)




『――え? 今、このおバカさんの声が……?』


『わ、私も聞こえたわ。い、一体これはどういう事なの……? 今までこんなことは一度も――』




(知るか。『十大武具おまえら』が大事だから、回収しに来てやったんだろうが!)


 そう思いながら、俺は剣を一気に引き抜いた。

 『十大武具』の一つの、【聖剣】である桜花を扱えるからっていう理由でここまで来たが、まさか本当に他の『十大武具』も手にすることができるとは思わなかった。


 俺は、引き抜いた二本の剣――【魔双剣】を見つめながら、そう思った。


『おい、紅蓮! そろそろ息が持たないのではないか!?』

(あ、そうだった――)


 焦るカグラの声に、俺はもう息が続かなそうになっていたのを思い出した。

 剣を抱え、俺は急いで水面へと向かって泳いでいく。






「――ククク……ッ! ついに、遂にその剣を解放したなッ!」






 刹那。俺の視界が、白に染まった。


(ッ――!? 一体、今何が――)


 落ち着いて自分の状況を把握しようとする。すると、俺の身体が宙に浮いていることに気が付いた。

 いや、正確には――


(俺、地面に向かって落ちてる――ッ!?)


次回は明後日更新です!

明日は序章の改稿・修正分を一気に更新しようと思うので、もしよろしければそちらをチェックお願いします!!時間はいつも通り夜になると思います!

結構変わっている部分もあると思うので、思い出す感覚で読んでいただければと思います!


高評価↓↓↓

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