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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第九章 ≪禍つ魔の災厄≫
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#71 神の子

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『最弱』が『最強』になるまでの物語。第九章開幕!



 メルとの一件の後。色々あった今日も、すっかり日が沈んで夜も更けていた。

 時刻は深夜二時くらいといったところだろうか。時計が無いから分からないけど。


 ともかく、深夜になったというのに俺はまだ眠れずにいた。

 大体さっきあんなことがあったんだ。眠れるわけが無いだろう!?


 と、いう事で俺はこっそり部屋を抜け出して、外で一人でちょうどいい長さの木の棒を振っていた。


「メルに、モネ。そして、冥まで……本当に、なんでこんなことに……」


 彼女たちの好意は、男としては素直に嬉しいと思う。

 でも、こういうマンがとかラノベみたいな状況が実際に怒ると普通に困るんだな。

 この世界って、重婚は認められているんだろうか……って、ダメだダメだ。ハーレムなんて、彼女たちの想いを踏みにじってしまうだろ?!


「はああ……どうしたもんかなぁ」

『ハハハ! 何だ紅蓮。随分と贅沢な悩みをしているではないか!』

「うおッ! な、何だ、カグラか!? 一体どこから……?」

『貴様の脳内に直接語りかけている……ククク……』

「なんだそのセリフは」


 いきなり話しかけてきたカグラ――龍神様に驚いた俺は、一応深夜だが、誰かに見られたときに不審がられないように、人気のない林の方に移動した。


「それで? 一体どうしたんだ、こんな時間に」

『いやいや。こんな時間でないと話せないからだろう? 少しお前と話したいことがあってだな』

「……確かにな。それで、話したい事っていうのは?」

『用件は三つだ。内一つは、お前がこの前聞きたがっていた『神の子』についての話なんだが』

「あぁ、それか。神の子……って、本当に俺がそんなのなのか? 何かの間違いじゃないのか?」

『まずは話を聞け、紅蓮よ。そもそも『神の子』というのがどういう存在なのかを話そう』


 そう言うと、カグラは『神の子』について簡単に説明し始めた。

 カグラ曰く、『神の子』とはこういう存在らしい。


 まず一つ、『神の子は世界に一人だけ、必ず存在する者の事である』

 二つ、『神の子は、神の中の頂点たる存在――最高神という神が選んだ最高神の『お気に入り』である事』

 三つ、『神の子に選ばれた者はあらゆる神と適合する事』

 四つ、『神の子に選ばれた者はあらゆる生物よりも能力が高く、成長も早い事』

 そして最後に、『神の子とは正反対の存在である『烙印の子』という者も一人いる事』


 これが、簡単な神の子についての説明だった。


「えっと、つまり……?」

『何か気付いたことないか? ――明らかに今の紅蓮と矛盾している事があるんだが……』


 今の俺と、矛盾――。


「……そうか。『神の子に選ばれた者はあらゆる生物よりも能力が高く、成長も早い』……だったか?」

『そうだ。神の子は普通であれば強いのだ。それはもう、神すら凌駕するほどの力を持っているはずなのだ』

「でも、俺はそうじゃない。むしろ、その逆――」

『ああ。そして、その謎の答えを我は見つけた――お前の中に入って、分かったことがあるのだ』

「マジか? それで、その答えっていうのは?」

『よもや、こんなことが起きるとはな』


 ……? どうしたのだろう。声が暗くなったような……。



『――紅蓮。お前は『神の子』であると同時に『烙印の子』でもあるのだ』



「……え?」


 意味が分からず、俺は首を傾げた。

 そんな俺に、カグラはすぐにその『烙印の子』についても説明してくれた。

 

 曰く、こうらしい。

 『烙印の子』は、最高神と対を成す神である『深淵神』が選んだ『お気に入り』であり、それに選ばれると『神の子』とは対照的な効果が起きるのだとか。

 しかし、神としての強さが原因なのかここでちょっとしたシステムエラーが起きたのだ。


 『あらゆる神と適合』するという効果は残り、逆に『能力が高く成長が遅い』という効果は真逆の効果になってしまったのだ。


「そんな迷惑な……」

『お前のどこに惹かれたのかは分からんが、彼女たちはお前をそれぞれ『お気に入り』に選んだのだ』

「ホント勘弁してくれ……」


 とほほ、って感じだな。これは。

 いや、とほほで済ませるには異常事態過ぎるんだけどな?!


「って、さっきお前……『彼女たち』って言ったか?」

『ああ。最高神も、深淵神も、どちらとも女だぞ?』

「マジかー……」


 ここでも女なのか。つくづく縁があるというか、運が無いというか……。いや、逆にハーレム展開も期待できてラッキーなのか?

 ああいやでも……そんな呑気なことを考えてる場合じゃないよな。


『――と、いう訳で『神の子』についての説明はこんなものでいいか?』

「ああ、思うところは山ほどあるけど、ひとまずはいいとしよう。――で、あと二つの要件っていうのは?」


 ――俺は頭が痛くなってきたが、それを何とか耐えながらカグラの残りの話を聞くことにしたのだった。


次回は明日更新です。

色々指摘を受けたので、しっかり全体の構成を修正したり、文章の改稿をしようと思います。ひとまず、来週火曜日までに序章の改稿を済ませますので、時間ある方はまたチェックしていただけると嬉しいです!


高評価での応援何卒よろしくお願いします↓↓↓

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