#40 覚悟を決める時
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ご意見いただきまして……もう少し描写を増やさなければいけないキャラ達に気付かされました……!
いつかさらっと前の方に付け足されてるかもです……。
「ほ、ほんとうですかっ!」
「ああ、本当だ」
俺の言葉に目をキラキラさせて反応してくれたのはレイニーだった。
この子、背丈ははマジで小学生中学年くらいなのに、とても明るい緑色で、肩くらいまで伸びている長髪のせいだろうか……とても大人に見えるんだが。
というか、女装が似合いそうなショタだな。
……本人にはこんな事言えないけど。
「で、でも……いいんですか? 貴方を危険な目に遭わせてしまうかも……」
「大丈夫だよ。一応、それなりの覚悟をしているつもりで言ったからね」
レイニーに対して、モネの方の反応は良くなかった。
「関係ない人を巻き込むわけには……」って感じで心配してくれているみたいだけど……。
俺だって、生半可な覚悟で手を差し伸べた訳じゃない。
二人は追われてるって言ってたし、最悪俺はその追手と戦って死ぬ可能性だってあるだろう。
……まあ、死なないように頑張るつもりではあるけど。
「…………ふむ」
それにしても、モネちゃんってすごいお人形みたいで可愛いんだよな。
少し暗めの白い髪に、レイニーくんと同様に肩辺りまで伸びた長髪で……もしかして、二人は双子だったりするのかな。
「……? あ、あの。そ、そんなに見つめて……どう、どうしたんですかっ?」
「え? あ、ああごめんね。なんかモネちゃんとレイニーくんって髪色以外はすごい似てるなぁと思って」
「あ、それはですね!」
隣でぴょんぴょんと跳ねて、レイニーくんが割り込んできた。
「ぼくたち、実はエルフの中でも珍しいふた――」
「――お二人は、双子なんスよ。だから、そんなに似てるんス」
ああ、そうだったのか。
やっぱり双子だったか。じゃなきゃおかしい、ってくらい似てたし……な……。
「――って、おいおい。盗み聞きとは感心しないな……ッ!」
俺はモネとレイニーの二人をそっと後ろへ誘導しながら、声のした方へ武器を構えた。
「ま、自分たちエルフはそういう系が得意なんで」
「そういう系って、あれか? 人の話を盗み聞きしたり、それに似てることってことか?」
「そッスね~」
「はっ、いやらしい種族なんだな。エルフってのは」
未だその姿を見せない声の主は、どうやら軽いチャラ男みたいなタイプの男だった。
声、というか喋り方で何となくわかるだろう。
「というか、姿くらいは見せてもいいんじゃないか?」
「ま、自分たちは『いやらしい種族』みたいッスからねぇ~。そう簡単に姿は見せてあげないッスよ」
うむ……まあそう簡単な挑発には乗ってくれないか。
いきなり現れたから驚きはしたが、我ながらなかなかいい対応ができたと思ったんだがな。
しかし、このままじゃこっちが圧倒的に不利だぞ。
追手のことは全く考えてないわけじゃなかったが、あまりにも早すぎる。
いや……俺たちが長話をし過ぎていただけかもしれないのか。本当だったらもっと遠くに逃げてから話すべきだった。
状況の確認に焦るばかりで、その他のことが全然考えられなかった。
これは俺のミスだ。
「あの~、そこの二人を返してもらってもいいッスかね~?」
「いや、そういう訳にもいかなくてな」
「あっ、そッスか。じゃあ無理矢理奪い返させてもらいますね~」
クソ……ここはエルフの森。つまり向こう側に地の利があるという事だ。
その上向こうは姿を見せていないから、声でどこにいるのかという何となくの予想しかできないのがかなり痛い。
ただ、姿を見せないという事は、そのままの状態でも戦うことが出来るという事か……。
ってことは、弓や魔法での遠距離攻撃を――
「――あぶないですっ!」
「ッ…………!」
レイニーの声で、俺は咄嗟に体を動かした。
……俺がさっきまで経っていた場所には、三本の矢が刺さっていた。
「あ~あ、足を狙ったんスけどね~」
「マジかよ……」
全然気が付かなかった。レイニーがいなかったら、足がやられてたってのか……?
「また来ます! 警戒を……!」
「あ、ああ!」
大丈夫。大丈夫だ。
俺は二年以上も自分のことを鍛え続けていたんだぞ。
確かに、俺は弱い。だけど、この世界に召喚された頃よりは明らかに強くなってるはずなんだ!
だから、絶対にこの二人を守り抜いて見せる。絶対に!
「エルフきっての弓の名手、このフット様を敵に回したこと……後悔しながら眠ってるといいッスよ!」
「黙れよチャラ男……! 男、緋神紅蓮。ここでお前から二人を守り抜いて、絶対に二人を助ける!」
次回更新は明後日です!明日はお休み~!
妖精族とかエルフとか、統一性なくてすんません
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