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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第十三章 ≪人ならざる者へ≫
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#136 夜明け

高評価とブックマークをお願いしますッ!

第一部、完! です!! あとがきに今後のお知らせを書いておきます!



「――もう、行ってしまうのだな」

「はい。早く仲間たちと合流しないと、危ないかもしれないので」

「そうか……そうじゃな」


 俺がノームやカグラたちとの話を終えた後、桜花に色々と説教された俺は部屋に戻るなりすぐに眠ってしまった。

 明日は出発の日だから、と桜花に言ったら桜花もしぶしぶと言った様子だったが眠ってくれた。


 そして大体5時間くらいの睡眠の後、俺は目覚めた。

 榊原さんが起こしに来てくれたのだ。


 これからの旅には榊原さんも同行してくれることになっている為、俺の様子を見に来てくれたのだと言う。

 それからすぐに俺は身支度を整えて、桜花たちを連れて外に出た。


 ドワーフ族の長老であるダイスさんや、ミュータント族の長老であるゼナさんに挨拶をするために。


「皆、お主には感謝しているよ」

「ああ、地底全体を救ってもらったんだ。お前さんはこの地底の英雄様じゃな」

「英雄だなんて、そんな。俺はただ……俺のせいで皆さんに迷惑が掛かるのは、嫌だっただけ……です」


 『十大武具』を持つ俺を狙う、魔王軍。

 つまり、俺がいるところには必ずと言っていい程危険が付きまとうのだ。


 今まで安全だったこの地底も、俺がいたことや『十大武具』があったせいで魔王軍の脅威にさらされた訳だし……。

 それに、そんな俺が弱かったせいで何もできずにただ失うばかりなのが嫌で……。


「でも、お前さんは我々を救ってくれた。もちろん、嬢ちゃんやそっちの方たちもな」


 ダイスさんは榊原さんや、人型になってもらっている桜花やノワールの方を見てにっこりと笑った。


「だから、お前さんは自信を持ちな! その方が男らしくなれるってもんよ!」

「そうさね……なんならそこのチビ種族どもみたいにアンタも上だけ脱げばいいんじゃないかい?」

「それはちょっと……」


 流石に露出狂みたいに思われちゃうから勘弁だな。


「なんだと! チビ種族とはなんだ!」

「怒るとこはそこなのかい?!」


 ……相変わらず、仲のいい。

 って、そろそろ出発しないとな。いつまでもここで立ち止まっている訳にはいかない。


「それじゃあ、そろそろ――」


 そう言って、振り返る俺。


「――おう! 頑張れよ英雄様!」

「――シャキッとするんだよ! 地上でみっともない真似したら、アタシらがただじゃおかないからね!」


「――はいッ! 分かりました!」


 ここでも、いろんなことがあった。

 思えばこの世界に来てからはずっと災難続きの人生だった。


 でも、強くなって自分を――大切な人たちを守れるようにと目標を掲げてきて。

 だけど、何度も何度も自分の弱さを思い知らされて。


 それでも俺は諦めずに努力を続けてきた。

 まだ、俺にも克服できていない事や、目指したい理想の自分は高いところにいるけれど。


 それでも、今これだけは自信を持って言える。


 ――俺はもう、最弱じゃない。俺は、あの頃よりは強くなったんだ。


 ノームから力を授かって。カグラやヘルからも新たな力をもらって。

 桜花やノワール、それにルリ、ルナに彼岸という新たな心強い仲間も加わった。


 榊原さんという、姉さんの友達でとても頭のいい人も俺のことをサポートしてくれるし、今の俺はもうただの雑魚なんて言わせない。


「紅蓮さん! ひとまず目指すのは『何もない大陸』と呼ばれる場所――『ゼロ』に向かいます!」

「ゼロ……ですか?」

「はいっ! どうやらそこには、【妖刀】なるものがあるらしく……」


 【妖刀】か。そういえば、前に読んだ書物にも書いてあったか。

 確か――『何もない大地にある祠に突き立てられた』みたいな。


「――分かりました。それじゃあ、そこを目指していきますか!」

「はいっ! もちろん道中で蒼華ちゃんたちの情報がつかめればそっちを優先してもいいですよね?!」

「それはもちろん。俺の姉さんたち早く合流したいですし!」


 ――これでひとまず地底とはお別れだ。

 俺たちは、次なる場所へ――何もない大地・ゼロに向かう。


 そしてそこで、【妖刀】とそれと対となる聖武具を魔王よりも先に回収するのだ。


「よーっし! 行っくのだ~~~!!!」

「ハッ! 俺と勝負するか桜花ッ! クハハハハハッ!!!」

『なにあれ。子供みたいね』

『きゃははっ! いいなぁ~私もかけっこした~い!』

『ふん……くだらん。私に身体があれば、すぐに彼と訓練をするというのに……』


 この様子なら、当分は暇しなさそうでいいな。

 なんて、俺は呑気に考えていた。


 これから先に訪れる、壮絶な未来など知る由も無く。




『――ヘル様。私は、ここで……貴方様の帰りを、いつまでも……』



『ゲレスがやられたか――ならば、次に向かうのは恐らく――』



『紅蓮――無事だよね……? 無事で、いてね……?』



『――裏切者は、ゼナスだったか。ならば、ヤツを殺せ……』



『――せっかくッ! 第二の人生は上手くやれてたのに……なんで、こんな目、に……ッ……』



『――異世界人は、転生者であろうと皆殺しだ。神の裁きを受けるがいい……』






『わた、し、は……ッ! 私は……一体……ワタシ、は……何者、なのだ……?』


第一部、ここまで読んでいただきありがとうございました!

至らない点も多くある拙作ですが、まだまだ続きます!


今後の予定ですが、

第一部の全体的な改稿等の見直し→第二部の構成確認や続きの回の執筆(書き溜め)→更新再開!

という風になりますので、長期のお休みをいただきます。


第二部の開始は『2021年 12月1日』を予定しています!

それまでは隔日にはなりますが、全体的に話数の調整など行いたいので、改稿を済ませた調整版を投稿していこうと思います。


約一か月間のお休みをいただくことになりますが、更新再開した際はまたよろしくお願いします!

ブックマーク登録がお済みでない方はこの機会に是非お願いします! 第二部開始は12月1日です!忘れないでください!


それでは、また12月にお会いしましょう!!!!!!!

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