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最弱な俺が『最強』の美少女たちに姫扱いされる件  作者: テトラ
第十章 ≪地底世界≫
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#99 救世主様

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「榊原さん」

「あ、は、はい! 何ですか?」

「もう一つだけ教えてもらってもいいですか?」

「もちろん。私に答えられることであれば何でも答えますよ!」

「それじゃあ……」


 この時点で俺が彼女やダイスさんに聞きたいことはあまり残っていなかった。

 残るは、『十大武具』に関する話と、この地底世界についての話だったからだ。


「それじゃあ……。この地底にある『十大武具』って一体何なんですか?」

「あ、そうでしたね。そのことについてお話していませんでしたね!」

「それなら、レイ殿。それから――ええと、お前さんの名前は……」


 そういえば、名乗っていなかったっけか?

 そう思った俺はダイスさんに改めて自己紹介をした。


「俺は緋神紅蓮。紅蓮、って呼んでください」

「そうか。それじゃあグレン殿。一緒にその『十大武具』を見に行こうか」


 そう言ったダイスさんと、榊原さんの二人に案内されて俺は地底世界の奥の方まで足を進めることになった。

 その道中の事。


「そういえば、この場所に名前はあるんですか?」


 さっきから地底世界としか表現していないからな。

 ちゃんとした名前があるのなら、その名前で呼びたいと思ったのだが。


「いんや? 名前は無いな」

「そうですね……ずっと地底とか、何なら名前なんて必要ないくらいこの場所に馴染んじゃってますからね」

「あ、そうなんですか……」


 それじゃあこれからも『地底世界』って呼べばいいのかな。まあ、地底とかでいいか。


「見た感じ、結構技術力が高そうな印象を受けるんですけど……実際この場所って、結構発展した場所なんですか?」


 これは半分本心からの質問で、もう半分は嫌味のようなニュアンスを含んだ質問だった。

 というのもこの地底。さっきから色々と歩き回って見て分かってきたのだが、明かりは青い光や赤い光など、綺麗な魔法っぽい明かりもあれば、ところどころ松明のような原始的な明かりで照らされた場所もあったりするのだ。


 他にも、ドワーフが乗ったトロッコが動いていたかと思えば、無人で鉱石類を運ぶ近未来的なオープンカーみたいなのも動いていたりした。

 この場所は、一言で言い表すなら『原始と近未来が混ざり合った世界』とでも言えばいいだろうか。


「そうさなァ……。先人が築き上げた古代技術は失われちゃいねぇから、まだまだ便利な方だとは思うんだが……」

「その一方で、正直人手不足とか、情報不足とか、色々と足りないものもあって困ったりすることも多いですよね……」

「ああ。ワシらは何とか生きてはいるが、この状態があと何年か続けば……ドワーフはまとめて死んじまうかもしれんな」

「だから……そうなる前に、『十大武具』を扱うことができる救世主様を探していたという訳なのです」


 『十大武具』……それを扱える者が、救世主様だって?

 それって、一体どういう事なんだ……? ただ扱えるかどうかを確かめてほしいだけじゃないって事か?


「……救世主様って、どういうことですか……?」

「先程少し話したが……『十大武具』に関する手記がこの場所にはあったんじゃよ」

「あった……?」

「今は、ミュータントの奴らに渡してるから、ここには無いんじゃがな」

「なるほど……」


 『十大武具』に関する手記……ぶっちゃけめちゃめちゃ読んでみたいが、ここに無いのなら仕方がないな。


「それで、その手記にはこう書いてあったんだ」

「『【聖盾】を使いこなし者、地底を解放せし救世の英雄なり』と」

「う、む……そう。そう書いてあったんだ」


 『【聖盾】を使いこなし者、地底を解放せし救世の英雄なり』……か。

 そうか……その言葉が記されていたからこそ、『十大武具』を扱える者を探していて、そして俺のことを『救世主様』なんて呼んでいたのか。


 という事は、この地底にある『十大武具』っていうのは……


「そう。もう分かったかもしれないが……この場所には【聖盾】と呼ばれる『十大武具』が眠っておる」

「そして、それが眠っている場所と言うのが――」


「この先。固く封じられた、地底のさらに地下。そこに、【聖盾】はある」






◆◆◆◆◆






「――ゼナ様。ドワーフたちが、おかしな人間を地底に連れてきていました」


「何? 人間をこの場所にだと……? 全くあのジジイ、召喚者の件といい、また人間と何かしようっていうのかい……」


「しかし、はじめの人間とは違って、今度やってきた人間はどうやら『十大武具』と深いかかわりがあるようでして……先程【聖盾】が封印された場所へと入っていくのを見たと報告が……」


「なんだと……!? ――そうか。遂に見つけたというのか……ならば、その人間には我々のところに来てもらわねばならぬな」


「どう致しますか? この場所に、その人間を連れてきますか?」


「いいや? ひとまずは動向を監視しておきなさい。そして、もし本当に『十大武具』を扱える者であるというのなら、その時は――」



次回は明日更新!最近休みがちで申し訳ないです!

頑張ります!

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