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じゅーなな


「いや〜皆で食べるお昼ご飯は最高だよね〜」


「………」


うーん、なんだろう?筑紫さんと紅さんたち三人の間に温度差を感じる。

特に青木、さっきから筑紫さんをみて小さくため息つくたんびに俺を睨んでくる。やめてくれよ。


ってなわけで、現在約束通り筑紫さんも誘って五人で食事をしている。筑紫さんはなんかいつもより上機嫌な様子で、まるで周りの人の元気を吸収してるみたいた。森野なんか軽く引いてるし。


ホントにすまん!俺は心のなかで三人に謝った。だって仕方ないんだよ!こーしないとハグされるんだぞハグ!!巨乳の委員長のハグをダイレクトに食らうんだぞ!


…このページから読み出した読者は軽く誤解しそうだな、これ。



それに彼女にはアレルギーのことを握られている。もし、万が一、紅さんが俺のアレルギーについて知ってしまったときは…

俺が周りから軽蔑されてしまうのは一考に構わない、ただ、紅さんがそのことをしって傷ついてしまうのだけはどうしても避けたかったのだ。


まぁ、紅さんが好きな筑紫さんならそんなことないんだけど。



とにかく、今は彼女の言うことに従うしかないのだ。



「あ、それおいしそう!

森野くんもらうね!!」


「あっ…」

そういって筑紫さんは森野のおにぎりをパクりと食べてしまう。その行く末を淋しそうに見つめる森野。そしてその森野を満足気に見下す彼女。


筑紫さん、あなたって実はかなりのドSなんですね。


「……」


…森野、後で土下座します。





・・・・・・・・


「土下座じゃ足りないわよ!切腹よ切腹!!」


机に突っ伏して落ち込む森野を宥めながら、青木は床に土下寝してる俺に罵声を浴びせまくっていた。返す言葉もありません!!


「よりによって筑紫さんに弱み握られるなんて…

紅さん凄く困ってたわよ!」


まじですか!?あの子彼女目的でご飯に来たのに!?

ちなみに青木たちには筑紫さをが彼女が好きなことをいってない、というか口封じされた、バラしたらここに書けないようなことをされるらしい…

今の青木の発言に悪気はないんだろうけど、なかなかきつい台詞だな。あとでさりげなく委員長には注意しといてやろう。



「全くまた絡む女子が増えて…、あんたまた周りから質問攻めに合うかもよ」


青木は不機嫌そうに言った。

わかってるよ青木、俺は全てを理解してるんだよ。お前が今そうやって機嫌悪いのも、紅さんによいそってくる奴が心配なんだろ?


俺は全てを悟ったアピールに顔をニヤつかせながら青木を見てやった。


「わかってるよ青木、それより自分のことを心配しような?」


「…は?何言ってんの?」


「お前ももっとアピールしないと好きな人とられちゃうぞ」


「にゃっ、にゃにいってんぬ!?」

顔を赤らめる青木、しかも噛みまくり。図星だな。



「あー、安心しろ。お前が女の子が好きだからって俺は軽蔑したりなんかしないぞ!紅さんは好い人だからな!!」


「………はぁ」


あれ?急に頭を抱えだした。それにでっかいため息。デジャブ?

…みんなお疲れなのかな?

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