23 ツヴァイセルは女性が好きじゃない……
パクオットたちが護衛をしている商隊が
リーフ男爵が治めるリーフ男爵領のリーフ街に
午後に着く前に
「消えたって……村が?」
リーフ街の冒険者ギルド【スラヴァ・リーフ】の
受付嬢をしているルーソア・エーラがツーサイドアップに
している髪を触りながら目の前の冒険者の
ゲイル・コールの話を疑いながら聞くと、
「ホントだって!! 1週間前にはあったんだよ!!」
斧を床に叩きつけながら叫ぶので
依頼の掲示板を見ている冒険者たち、玄関ロビーにいる
冒険者たちが受付の方を見たり覗いたりする中で
「もう、冒険者登録した子たちが居るから……
セミロングの髪を右手で少し払いながら
ルーソアと同じ受付嬢のエィシア・ムーアが
書類棚から冒険者登録簿を取りながら
ゲイルの言っているミラーレッジ村から
冒険者登録をした子供たちのことを言うと、
「あいつらか!? 薬草取りの初心者!!」
「身長の高い子もいたし……
ゲイルはミラーレッジ村から冒険者登録をした
子供たちを思い浮かべながら全員が初心者だったので
最初は薬草取りから始めたFランク村と馬鹿にしながら
言うと、ルーソアは誰だって最初は初心者でしょうと
思いながら光悦、つかさ、宇都宮たちは身長が高く
スタイルが良いのでゲイルが言った言葉が本当なら
もう会えないのねと思いながら呟いていると、
2階の執務室から下りて来た襟付きのシャツに少し
ぶかぶかのズボンに皮靴を履いたギルドマスターの
ツヴァイセル・フルツが
「何を騒いでいる?」
受付での騒ぎは何事かと受付嬢たちに聞くと、
「ギルマス、此処から南のミラーレッジ村が
消滅したって……
「? 村、あったか?」
エィシアがツヴァイセルに頬を染めた顔を
見せながらゲイルの話をすると、
ツヴァイセルは聞いたことが無い村と言うので
「王都から続く街道から外れたところに……
「此処から半日行った所だ!!」
エィシアはツヴァイセルに冒険者登録簿を見せながら
ミラーレッジ村の場所を言うと、ゲイルが補足して
ツヴァイセルに言うと、
「ツカサ・レッジ、アケミ・レッジね……
ツヴァイセルは冒険者登録簿に書かれた私たちの偽名を
呟いた後に
「1週間前にゲイルが言った村を見た奴はいるか!?」
ダァーツ帝国の帝都の冒険者ギルド、ウエーザー市の
冒険者ギルド【パイルアップ】に3月の半ばから
昨日まで出向いていた最中にリーフ男爵が
農場、家畜を新たに増やすために村を立てたが
何か問題があって村を破棄したのか……
名前がダァーツ帝国の皇子のように異世界からの
転生者関係の名前なのでリーフ男爵が此処を攻撃する為に
集めた転生者が逃亡したから村を破棄したのか……
急な病が流行して亡くなったので病が広がらないように
村を消滅したのかと考えながら
受付を見ている、覗いている冒険者たちに問うと、
「ゲイルと共に寄った!」
「2週間前に寄ったが廃墟だった!!」
「建物は立派な木の家で……
「魔法で守られていて中には……
「道に迷って……
「介抱してもらって……
「村と言うより宿泊場って……
「成人したばかりの子供が多かった……
ゲイルの冒険者仲間などが
ミラーレッジ村について言うのを聞いて
「今は廃墟じゃなく、村ごと無くなっているかぁ……
ツヴァイセルは右手を顎に寄せながら
自分が冒険者を始めた時にウエーザー市の近郊の
イッツ町に続く街道に現れたムカデの魔物
センティピードクを倒すために参加したが参加した
冒険者たちはセンティピードクから放たれる
毒弾によって毒に犯されて此のままでは全滅かと
思われた時に銀髪の少女が現れて
「目の前の魔物たちよ! 古の化石となれ!!
フォッシル・リメイン!!」
センティピードクを一瞬で石化させた
少女がツヴァイセルの顔を見ながら
「お兄さん、弱いね」
言うのを聞いて、
「15歳になって登録して……
「駆け出し……生き残るために力を与えるよ。
その力を伸ばせるかは御兄さんしだいだよ。
じゃあぁね」
ツヴァイセルは15歳を迎えて成人したので
冒険者登録をして初めての依頼を合同で請けたのが
此の依頼と告げると、少女がツヴァイセルを見ながら
南の大陸のダンジョンでスキルを与える
宝箱などのようにツヴァイセルにスキルを与えると
言うのでツヴァイセルが驚いている最中に
少女はツヴァイセルの目の前から消えた。
更に、毒に侵された冒険者たちが回復しているので
ツヴァイセルは少女の力かと驚いていた。
石化されたセンティピードクは其のまま残って
観光名所になっている。
ツヴァイセルはセンティピードクが
石化した理由は石化魔法を持つ鹿によって
倒されたと嘘を言ったが神を信仰する者たちは
ストーン・デアが相手を石化できるといっても
センティピードクに立ち向かうとは思えないので
神が冒険者たちを助けるためにストーン・デアを
使わしてセンティピードクを倒したと言って
其の場を聖地にして巡礼地にしている。
此の世界に教会はあるが王の監視下によって
運営されているので教会の位は貴族の爵位である。
ツヴァイセルは其の時の少女に恋をして
50歳を過ぎても少女以外を好きになれないので
独身である。なぜか昔のことを思い出して
ツヴァイセルは村を少女が魔法で立てたのかと
思ったが年齢的に合わないので在り得ないと
思いつつ神と交信しているのは王や皇帝など一部で
平民にとって存在自体が不明な神だが
少女が神であるなら……
「俺が調べる! お前たちは依頼を受けろよ!!」
ツヴァイセルはミラーレッジ村について
自分で調べると言った後にゲイルたちに
依頼が掲示板に残っているから受けろと言うと
掲示板を見に行く冒険者、食堂に行く冒険者と
何時もの光景になると、ツヴァイセルは
受付カウンターに寄り添いながら
「こいつら、どんな感じだった?」
ルーソアたちに問うと、
「そうですねぇ、冒険を始める感じは……
「回復草のバインセオ取りをする時に
初心者に返ってとか……
ツヴァイセルに私たちの行動について
ルーソア、エィシアが答えると、
「冒険者パーティー【サァブデュゥードゥ】の
コウダに似ていたか?」
ダァーツ帝国の皇子が偽名を使って
南の大陸、ダァーツ帝国で活動している
冒険者パーティー【サァブデュゥードゥ】の
リーダーの名を出しながら容姿や雰囲気を
エィシア達に聞くと、
「そうですねぇ、ギルマスのようにカッコよく、
女の子たちを守れる歴戦の騎士って……
「生意気な黒色がAランクの依頼のビック・ボアを
倒すとか言って揉めてましたねぇ……
つかさや英二たちを思い浮かべながらルーソアが
述べると、エィシアはキューイルが薬草よりも
村の農作物を荒らしている猪の魔物たちを
倒すと言い出すので龍美、キューイルの兄の
エルタンスたちと揉めていたことを言うので、
「で、雰囲気は! 厨房とか見て! コウダと!!」
ツヴァイセルは自分と比べることや
ギルド内で依頼のことで揉めていた相手の
話をするのではなくギルド内の食堂の厨房にある
魔石を電源にした冷蔵庫、オーブンレンジなどを
見た反応は
コウダと一緒だったかと具体例を出して
少し怒り気味に2人に聞くと、
「……ウーレンが良く売ったなとか」
「お父さまの護衛で気に入ったとか……
ルーソア、エィシアが食堂で私たちの遣り取りを
聞いた時のことをツヴァイセルに告げると、
「お父さまって、どんな奴が?」
「赤髪の女の子が銀髪の女の子と……
ウーレン共和国の大統領の護衛の依頼を受けた時の
印象が良かったツヴァイセルが此処の冒険者ギルドの
マスターに就任した時にウーレン共和国しかない
魔石を電源にした冷蔵庫や循環用の水洗トイレなどを
大統領から贈られた。ウーレン共和国の国内以外では
販売をしていない冷蔵庫を売ったと言う言葉が
出るのはウーレン共和国の商人か行商が一時的に
村を立てたからと考えた後に沙良の御父さんの護衛で
思い浮かぶのはウーレン共和国のギルドの依頼で
東の大陸に行く大統領の護衛をした時以外は南の大陸、
ドラゴン山脈、ウエーザー山脈で活動をしていたので
大統領とは疎遠となっていたが上記の件の時から
大統領とは手紙の遣り取りをするようになった。
ツヴァイセルは大統領の娘のナーラサが
リーフ街の近郊に村を立てて冒険者登録を
ウーレン共和国の総騎士団長がするのかと
思いながらエィシアに御父さまと言った奴の
特長を聞くとナーラサの赤髪を言うので
ダンジョンを一瞬で葬るナーラサこと沙良が
冒険者登録するなと思いながら銀髪の女性のことを
聞いたツヴァイセルは玄関ロビーの方に向きを
変えて……
「鑑定と勝利や解答に導くスキルを与えてくれた
少女が来ていた……
髪の色や目の色彩で魔法の属性が
ある程度は判明する。
沙良は赤髪なので炎系、コウダと一緒に居る
女性の魔術師は髪が金髪なので魔法の属性は
分かりにくいが目の色彩が金色なので雷系と
分かるが雷系は此の世界では彼女だけである。
銀髪は冒険者時代、10年前から此処の
冒険者ギルドのマスターに就いてから
見たことが無い。
「どうしました? ギルマス」
ツヴァイセルが笑みを浮かべて呟いていたことに
嫉妬しながらルーソアが尋ねると、
「30年前に出会った銀髪の方を
思い浮かべていただけだ!」
ツヴァイセルは上記の魔物討伐の時の
少女を思い浮かべていただけと言うと、
「其の子供ですか?」
エィシアは冒険者登録をした私のことで
ツヴァイセルが嬉しそうに30年前に出会った
女性のことを思い浮かべる原因になったので
嫉妬しながら30年前に出会った女性の
子供かと聞くと、
「会ってないから……
ツヴァイセルは私と会っていないので
30年前に出会った女性の子供かは
分からないと言うと、
「結婚するんですか?」
今までツヴァイセルを見ていたルーソアは
銀髪と言う言葉が出て来てから嬉しそうな顔を
女性関係で見せたことが無いので
目を細めて怒り声で結婚の言葉を
出すので
「誰と……
ツヴァイセルが驚いて返すと、
「銀髪の子と!!」
「年を考えろ! お前たちに片思いしている
奴から選んで結婚しろ!」
ツヴァイセルが私と結婚する気だからと
エィシアが言うと、ツヴァイセルは50歳を
過ぎている自分が結婚なんか考えられないと
告げながら受付嬢をした動機がツヴァイセルと
結婚したいからと言うルーソア達に
ツヴァイセルは自分を諦めて冒険者たちの中から
気に入った奴と結婚するべきと言うと、
「「 ギルマスが!! 」」
「今までの受付をしてくれた女性たちもそうだが
棺桶に片足を入れて、女性に興味が無いから」
ルーソア、エィシアがツヴァイセルを諦めて
他の男性と結婚したくないと言い出すので
前から何度も言っているが女性には
興味がないし結婚をする気はないと
叫ぶと、
「もう、ギルマス以外は子供って感じで……
男と言えるのはツヴァイセル以外は
いないとルーソアが言うので、
「消えた村の子たちは……
「入る隙が無いわよ」
ツヴァイセルが消えた村の光悦、つかさ達に
ルーソア達が頬を染めていたので結婚相手として
良いのではと聞くと、宇都宮たちと
付き合っている女性との間に入って奪うことは
無理なくらいイチャイチャしていたと
ルーソアが告げると、
「上級貴族か王族じゃないと……
エィシアが結婚相手として
侯爵、王族以外は論外と言うので
「そう言って、婚期を逃して、此処を止めて
どうでも良い男と……
ツヴァイセルは高望みをしていると
婚期を逃して最低な男と慌てて
結婚することになると告げると、
「ねぇ、ギルマスって50過ぎじゃなく、
30前よねぇ……
「馬丁のボブなんて白髪頭の
おいぼれ……
ツヴァイセルから少し離れた2人が
小声で最初にルーソアがツヴァイセルは50歳を
過ぎてるが髪はふさふさなブラウンで30歳前の
見た目なので結婚を諦めることはないと言うと、
ボブヒルト・ソルは黒髪に白髪が目立つ
年相当の独身の男と結婚を考えることは
愚かとエィシアが言うので
「思っていても言うことじゃない!!
ボブが居るから馬の健康も良いんだぞ!
それに、俺以上に斥候、探索が優れている」
ボブヒルト・ソルの見た目だけで判断するなと
小声で話していても聞こえてきたので
ツヴァイセルが冒険時代に組んだ時や此のギルドに
来てからの仕事ぶりを称えていると、
「でもねぇ……
「スゥのようにギルマスを諦めて……
食堂でウェイトレスとして働いている
肩に掛かる程度に伸ばしている髪を其の時の気分で
髪飾りやヘアピン、リボンなどでまとめている
鼻筋がスッと通った笑顔が素敵なスゥ・ポンセを
食堂の出入り口で見かけたルーソア、エィシアが
王都【ジース】で冒険者をしているが
今は此のギルドに来ていて食堂に居る
バム・ガーネットがツヴァイセルを諦めたスゥと
夜はスゥが借りている部屋で過ごす話をしているので
ツヴァイセルはガーネットがスゥに王都【ジース】で
恋人たちと共に住んでいて子供がいることを
スゥに何時ごろに話すのかと気になっているが
その恋人の1人はガーネットの冒険者パーティーの
メンバーなので今はガーネットと一緒に食堂に居る。
そのメンバーはリーフ男爵の娘である。
リーフ男爵の娘は冒険者をしたいと言ったが
ダァーツ帝国の貴族に嫁がせると言ったリーフ男爵の
言葉を聞いて嫌だったので家を出て
今は行方不明になっている。
顔は魔法で変えて名前も変えている。
顔はごつくエラの張った勇ましい女性であり
南の大陸のダンジョンで得られた不思議な鉱石で
制作された統星剣を所有している。
本来なら冒険者パーティーのリーダーである
ガーネットが所有するのが普通だが統星剣は
リーフ男爵の娘以外では重く扱えなかったので
リーフ男爵の娘が使用している。
名前はマーチネル・バロネス・リーフで
リーフ男爵の次女である。
今はネオン・ソフトと名前を変えている。
ツヴァイセルが相談に乗ってウーレン共和国の
戸籍などを沙良の御父さまに頼んで習得している。
ルーソア、エィシアの会話が続いているのを聞きながら
ツヴァイセルはスゥに自分から話した方が良いのかと
思いながらマーチネルのことを思い出していると
玄関の扉が開かれて何処かの貴族の令嬢が
胸を強調するようなドレスで入って来たので
ツヴァイセルは此処は娼館じゃないと思いながら
令嬢を見ていると、玄関ロビーにいる冒険者たちが
令嬢のドレスから溢れるような胸を見たりドレスの
スカートのスリットから見える足に見惚れているので
「失礼、私は冒険者ギルドのマスターをしています、
ツヴァイセル・フルツと言います。
御嬢さまはギルドに依頼をしに来たのですか?」
ツヴァイセルは令嬢に近寄って軽く御辞儀をした後に
令嬢に冒険者ギルドに来た理由を尋ねると、
「あら、あら、貴方が明美ちゃんが好きな
転生前のツヴァイさん」
令嬢が胸をコルセットで支えているにも拘らずに
少し揺らしながらツヴァイセルに顔を近づけて
言った女性の名前に先ほどのミラーレッジ村の者が
冒険者登録した中で同じ名前があったが令嬢との関係性が
浮かばないので名前が同じだけかと思いながら
同じ名前の方がツヴァイセルのことを好きと言われて
「何処かで……
令嬢に出会った場所をツヴァイセルが尋ねると、
「あら、ウーレンで! 私、ウーレンで
商いをしているウエスギ商会の
ティーナ・ウエスギです」
私の義理の御姉さまは慌てて沙良の御父さまが
大統領に就いているウーレン共和国で商いをしている
会社の名を言いながら微笑むが、ツヴァイセルは
ウーレン共和国にウエスギ商会って在ったかと
思いながら
「そうですか、遠路はるばる来ていただき
ありがとうございます。用件は?」
長旅での疲れを労いながら冒険者ギルドに
訪問した理由を聞くと、
「受付嬢をしたいと思いまして……
お姉さまがツヴァイセルに受付嬢をしたいからと
言うのを聞いて
「御付きの方も……
ツヴァイセルは御姉さま1人で
此処に来たのは有り得ないので付き添って来た
従女なども受付をするのかと尋ねると、
「私、私1人です。ここまで乗合馬車に乗って
来ましたので……
お姉さまが発言した言葉に周りにいる
冒険者たちもツヴァイセル同様に
ウーレン共和国から此処まで
1人で着替えも出来ないドレスで
来れるわけがないと疑いの目で見ていると、
「嘘は行けませんね。一瞬で移動ができる
魔法がありますの、ウーレン、ウーレンには」
お姉さまは流石に分かるわねとフフッと笑った後に
ゲートの魔法で来たことを告げるが冒険者たちは
聞いたことが無い魔法なので戸惑っていると、
「ゲートか! 大統領、議員の1部、騎士団でも
隊長クラス……商人が使用するなど……
ツヴァイセルはゲートの魔法が平民に普及していない
魔法なので平民である商人の令嬢が扱える
魔法ではないと叫ぶと、冒険者たちはツヴァイセルが
ゲートを知っていること、ウーレン共和国がゲートと言う
魔法を隠していたことに驚いていると、
「ツヴァイセルさん、貴方の執務室で……
お姉さまが玄関ロビーで此れ以上は喋ることは
出来ないと言うのでツヴァイセルは戸惑いながら
2階の執務室に御姉さまを連れて行った。
執務室のソファーに座る御姉さまを見ながら
「何も出ませんが……貴方の正体を……
ツヴァイセルはウーレン共和国にウエスギ商会は
存在していないしゲートを使用して此処まで
来たにしても御付きもいないのは可笑しいので
尋ねると、
「正体って?」
お姉さまがツヴァイセルに聞き返すので
お姉さまの向い側のソファーに座って
「ウエスギ商会などウーレンには無い!
此処までゲートを使用して来たにしても
御付きも付けずに女1人で来たら
犯される。1人で来れる理由は
余程の力を持った冒険者か騎士団に
入っている者……
お姉さまについてツヴァイセルが思ったことを
告げると、
「剣も持てない、胸が大きい私が……
お姉さまは普通の女性と笑って言うので
ツヴァイセルは御姉さまの手を見ながら
剣を扱った為に出来たマメや皮が剥がれた感じが
ないので
「そうですね……
ウーレン共和国に手紙や通信機で状況を
聞いたりしているがウエスギ商会が
存在するのは聞いていない情報かと
ツヴァイセルは考えながら呟いた後に、
「私がジース王国で御店を出すので
経験としてギルドの受け付けをしたいと
思いまして此処にしました」
お姉さまがギルドの受付嬢をする理由を
言うので、
「ウーレンにも……
ツヴァイセルはウーレン共和国にも
冒険者ギルド、商業ギルドがあるので
お姉さまがゲートを使ってまでジース王国の
辺境のリーフ街で受付嬢をするのは可笑しいと
告げると、
「土日に明美ちゃんがウエーザー市に行くと
聞いたら、未来の明美ちゃんから
9月にあることで受付嬢をするのが
私と聞いて……
経験はしていた方が良いので
明美ちゃんが好きな貴方の所で
経験を積んだらと言うので、言うので……
お姉さまがフフッと笑ってツヴァイセルが居る
冒険者ギルドの受付嬢をする理由を言うと、
「何者だ!?」
ツヴァイセルは私の名前や未来と言う言葉で
お姉さまが昔に出会った少女と繋がりがあると
頭の中で鳴っているので目を鋭くして叫ぶと、
「貴方が昔に助けられた少女の、義理の
姉と言ったら……
「馬鹿な!! 貴方は20歳前でしょう!!」
お姉さまが過去にツヴァイセルを助けた少女の
姉というとツヴァイセルは自分と同じ50歳前か
40歳前だろうとソファーから立ち上がって叫ぶと
「此の世界の神様と同じと言ったら、言ったら……
「ウーレンの大統領の娘のナーラサのように
神の眷属、いや、神メホーラと同じ……
お姉さまは未来の私からツヴァイセルに
ある程度は喋って良いと言うのを聞いているので
神界の住人と告げると、ツヴァイセルは沙良を
見た時に少女から与えられたスキルによって
神の眷属と知っているので御姉さまの言葉を聞いて
此の世界を創造したメホーラの名を言いながら
「貴方の妹が来るのだな。消えた村は
少女が仲間と一緒に遊びに来ていた……
「卒業旅行ね、今度はドラゴン退治らしいわ、ドラゴン」
少女が此の世界に来るなら昔の事で御礼をしたいと
思いながら消えたミラーレッジ村は少女が
遊びに来た時に立てた村かとカマを掛けると、
お姉さまは隠さずに告げた後に
今週の土日にドラゴン退治をする為に
私たちが来ると告げると、
「ドラゴン山脈から……何処に?」
ソファーに座り直して御姉さまを見ながら
ツヴァイセルがドラゴンのことを尋ねると、
「アス村、パクオットが此処に来るのが
もうすぐだから、明日の夜かしら……
お姉さまはドラゴンがアス村に襲来するのは
明日と告げるので、
「パク……商隊が来てる……王都の奴ら……
ツヴァイセルは王都の冒険者ギルドから商業ギルドの
テードル率いる商隊がアス村に行くことは聞いているが
パクオットが商隊に居ることは聞いていなかったので
驚きつつパクオットの活躍はジース王国にとって
好ましくないことをツヴァイセルは知っているので
商隊と共に来ているなら商隊の護衛の冒険者たちが
パクオットを暗殺するかテードルが毒を盛るかと
青ざめながら
「ドラゴン、パクオット……少女……
貴方……何が始まる……
お姉さまに向かってアス村に全てが揃うことで
何が起こるのかと怪訝な顔で聞くと、
「さぁ、私は受付嬢をしたいと思ったら
未来の明美ちゃんから……
お姉さまは何も知らないと言うので
「そうですか、ドラゴンがアス村に来ることで
何か知っていますか?
ツヴァイセルは冒険者ギルドの受付嬢になる為に
お姉さまが来ただけなのかと思いながらアス村で起こる
情報を何でも良いからほしいのでダメもとで尋ねると、
「ごめんなさい。何も聞いていないので……
お姉さまはエリナからも私からも未来の私からも
アス村でドラゴンが来る以外は知らないと言うので、
「今から準備に、ギルドメンバーに貴方の紹介と
昼ですから食事にしましょう」
ツヴァイセルはアス村でドラゴンが来ることは
間違いがないので対策を今からすることを
告げた後に、もうすぐ昼になるので
冒険者ギルドの食堂で昼食にしましょうと
告げると、
「パクオットの方は?」
お姉さまがパクオットの方は
何も対策をしないのかと聞くので
「アス村でしょうね、アス村で王子が死ねば
アス村を国の物に出来ますし
リーフ男爵の力を削ぐこともできる」
ソファーから立ち上がって御姉さまに
ツヴァイセルがパクオットの方の対策は
アス村に着くまでは必要がないと言った後に
「商隊の冒険者たちを此方の味方に出来るか
明日の朝までにしてみますが……
商隊の護衛をしている冒険者たちをパクオットの
敵から味方になるように働きかけを行うと言うので、
「出来るの?」
お姉さまはソファーから立ち上がって
扉の方に行くツヴァイセルを見ながら
ツヴァイセルの計画は難しいと感じたので問うと、
「貴方の豊満な胸で誘惑したら出来るかも」
ツヴァイセルは御姉さまの胸で男たちを
誘惑してほしいと冗談交じりに言うと、
「旦那さま以外とは……ツヴァイさんは
モテるのでツヴァイさんが
誘惑したら……
お姉さまは御兄さま以外とは行為などしたくないと
言った後にツヴァイセルが冒険者たちを誘惑して
行為したらと言うので、執務室の扉を開けて
お姉さまが執務室を出たのを確認して自分も
執務室から出てから
「酒に酔わせて弱みを握って……」
「息子さんを掴むのが好きなんですか、
好きなんですか?」
ツヴァイセルは冒険者を酔わせて此方側に
就かせる弱みを得ればパクオットの暗殺の可能性が
少なくなると言うと御姉さまは男たちの大事な物を
潰すと脅して此方側に就かせるのかと笑って言うので
「そういう趣味は、女性も嫌いですから……
1階へと下りる階段へと向かいながら他人の体を
触ったりして脅す行為は成るべくしないと言いながら
女性も興味が無いとツヴァイセルが言うと、
「モテるのに」
「興味ないですよ、女って言うのは
我がままで、此方の意見も聞かない。
貴族の令嬢になると家柄、社交界の話題ばかり、
全てではないですが……
お姉さまがツヴァイセルの容姿なら言い寄って来る
女性が多いでしょうと言うと、ツヴァイセルは女性の
我がままなどに付き合っている暇がないという感じで
言うと、お姉さまは目を細めて
「もし、もしも、妹が貴方と
結婚したいと言ったら……
ツヴァイセルに私が結婚を申し込んだら
受け入れるのかと聞くと、ツヴァイセルは階段を
下りようとして階段の踏み板に足を乗せようと
したが少しずれたので落ちそうになるのを
手すりにつかまって何事も無いように
下りて行くので
お姉さまはツヴァイセルは
女に興味がないのではなく私に片思いしているから
他の女性と付き合う気が無いと知ってフフッと
笑ってからツヴァイセルが転生した伊藤剣こと
ツヴァイと会ったらどうなるのかなと
思いながらツヴァイセルには
ツヴァイのことは言わない方が楽しめそうと
思ってクスッと口に手を添えて笑ってから
1階に下りて行くと、
ツヴァイセルが事務室に入って行くので
お姉さまも続くと、
「明後日にアス村にドラゴンが来る!!
今から薬草、解除草、回復ポーションを
大量に購入!! 掲示板に応酬は
全員で金貨500枚!!
アス村に行く商隊が来る!!
商隊と共に明日、アス村に行くと!!」
ツヴァイセルが職員たちに号令を掛けると
職員の1人が椅子から立ち上がって
「ギルマス! アス村に?」
ツヴァイセルに急に何を言っているのと
言い出すと、別の職員が
「聞いたことが……
ジース王国にドラゴンが来たことなど
生まれてから聞いたことが無いと言うので
「俺が嘘を言うか! 確かな情報だ!!」
「何処から……
ツヴァイセルが御姉さまから聞いたとは言わずに
来ると断言すると、
職員の1人が情報源は何処からと聞くので
「勘だ!! 商隊には第1王子の
パクオット殿下も護衛についている!!
南の大陸に行くなら船だろう!!」
ツヴァイセルはパクオットが陸路で南の大陸に
行く賃金を得るために商隊の護衛について来るなら
何かが起こると勘が働いたと言うので、
職員たちは顔を見合してから
職員の1人が
「分かりました! 準備に掛かります!!」
ツヴァイセルの勘を信じると告げると事務室にいる
職員たちがアス村に来るドラゴンの対策に掛かりだした。
「ボブに! 荷車に幌を張れと!! 全て持って行く!
ダァーツ帝国にドラゴンの行動を知らせろと!!」
ツヴァイセルは馬車の準備をするように
ボブにも伝えろと言うと
事務室から職員の1人が厩舎に向かった。
「俺たちは、冒険者に参加させる為に食堂に」
ツヴァイセルは御姉さまに食堂で
ドラゴン討伐に冒険者たちを参加させる為に
話をしに行こうと言うと御姉さまは頷いて
食堂に向かった。
昼食の為に受付嬢のルーソアたちが
食堂に居る中にツヴァイセルと御姉さまが
入って行くと、お姉さまを見た冒険者たちが
「あれか!? すげぇ……
「歩く胸だなぁ……
「貴族か……
「すれていないか……
容姿について騒いでいる中で
「スゥよりは劣るな」
「胸は負けてますけど……
硬めのパンにチーズと野生の
アクセルソレルホースの肉を詰め込んだのを
食いながらガーネットがウェイトレスのスゥのほうが
胸が大きいだけの御姉さまより美人と言うと
スゥはトレイを胸に当てながら
ガーネットの言葉に笑顔で返していると、
「食べながら、話しながらで良い!!
明日、アス村にドラゴンが来る!!
掲示板に貼る!! 参加する者は
王都からの商隊と合流して向かってもらう!!」
ツヴァイセルが食堂に居る冒険者たち、受付や
玄関ロビーに居る冒険者たちに聞こえるように
大声で喋ると、
「ジース王国に?」
「ドラゴンカッターが無いのに……
「無理だろう」
「金貨100枚でも嫌だね」
冒険者たちはドラゴン対策用の武器などが
無いのでツヴァイセルの意見に反論する中で
「俺でも……
「バムなら……
ガーネットは冒険者ランクAでもドラゴンと
戦う為にはダァーツ帝国の冒険者ギルドが
所有している対ドラゴン用のドラゴンカッターが
あれば戦うことは出来るが此の冒険者ギルドには
ドラゴンカッターを所有していないので
アス村の村民を避難することしか出来ないし
被害がアス村以外にも及ぶことが
十分に考えられるので王都に直ぐに戻る方が
得策と考えているとスゥがガーネットなら
ドラゴンを倒せると言うが、
「スゥ、ドラゴン対策用の武器が無いわ。
今からダァーツ帝国に行くにしても
往復で3週間はかかるわ」
ガーネットの冒険者仲間のポニーテールにして
襟付きのシャツを着てズボンを穿いてブーツを
履いているネオン・ソフトがサンドイッチを
食しながらスゥにガーネットでも無理と言うと、
「ネオンさん、Aランクです!!」
「無理よ! Sランクの東の大陸の英雄の
パクオット・ナール、慈悲の王
コウダ・アザートでも無理よ!
ドラゴン用の武器が無いと」
スゥがネオンにガーネットならドラゴンを倒せると
言うので冒険者ランクのSランクを持つパクオット、
コウダの名前を出してもドラゴンには対ドラゴン用の
武器が無いと無理と告げると、
「本当に来るのか!!?」
ガーネットはドラゴン以外なら苦戦しても
ネオンが所持している統星剣で倒せすことは
出来るが、スゥのドラゴンをガーネットが倒せると
言う言葉は嬉しいがネオンの言う通り装備が無いので
ドラゴンを倒すより此処から逃げた方が良いと
思いながらツヴァイセルにアス村に
ドラゴンが来るのかと尋ねるので
「勘だ! ドラゴンは来る!!」
ツヴァイセルが答えると食堂に居る冒険者たちは
戯言を言うなと呆れていると受付の方から
金貨500枚と叫んでいる声がするので
「参加者全員で、金貨500枚を出す!!
俺の勘を信じる者は参加してくれ!!
スゥ!!」
ツヴァイセルはドラゴン討伐に参加すれば
冒険者全員で
金貨500枚(日本円で金貨1枚は100万円)を
出すと言い出すと冒険者たちは破格の報酬に
どよめく中でスゥに向けて叫ぶと、
「は、はい!!」
ガーネットの横に座って聞いていたスゥは
椅子から立ち上がって返事をすると、
「ドラゴンカッターが無い今の状態で
ドラゴンに勝てる可能性は
お前とネオンの統星剣しかない。
今だけで良い、冒険者として参加してくれ!!」
ツヴァイセルはドラゴンカッターが直ぐに手に入らない
状態でドラゴンと戦うにはガーネットの冒険者仲間の
ネオンとスゥが持つアンデットも魔物も一瞬で
倒すことが出来る統星剣しかないので
今はウェイトレスをしているが元冒険者として
ドラゴン討伐に出てくれとスゥに言うと
ガーネット、冒険者たちが驚いている中で
「わ、私は剣など……
スゥは重い剣は持ったことがないと告げると
ガーネットが
「手を見れば分かるだろう! 剣を持った
ゴツイ手でない! 此の細腕で!!」
スゥの出る所は出ている体だが剣を扱った
手ではないし剣を振るう筋肉も無いと
ツヴァイセルに言うと、
「俺と同じ年で、ダンジョンで見つけた
若返りの薬で人生をやり直してるんだよ!!」
「ツヴァイ!! 何を言って!!」
ツヴァイセルがスゥは元冒険者で
ツヴァイセルとパーティーを組んでいたが
ツヴァイセルがスゥの求婚に応じなかったので
人生をやり直すと言って南の大陸のダンジョンの
宝箱から発見した若返りのポーションで
若返ったと暴露すると、スゥは慌てて
ツヴァイセルと同じ年ではないと叫ぶ中で
「本当か?」
ガーネットがスゥに問いただすと
「嘘です! 若返りのポーションなんて
発見された話、聞いたことあります!!?」
スゥは若返りのポーションがダンジョンで
発見されたと未だに聞かないでしょうと
食堂に居る冒険者たちに叫ぶと
冒険者たちは頷いているので、
スゥはツヴァイセルがアス村にドラゴンが来ると
妄想して頭が可笑しくなったから言い出したと
ガーネットたちが思うわねと考えていると、
「ギルマスはダンジョンで色々なポーションを
発見していたから貰ったの?」
ネオンが自分も顔などを変えるために
ツヴァイセルからダンジョンで得られたポーションを
使用しているのでスゥもツヴァイセルから
貰ったのと尋ねると、
「私は22歳! バムの恋人で
結婚して、子供を作るの!!」
スゥはネオンの言葉を無視して私は50代ではなく
22歳でガーネットと結婚して幸せな生活をするのと
叫ぶと、ガーネットはネオンなどと
結婚はしていないが同棲してるしネオンとの間には
子供がいることを知ってもスゥがガーネットの傍に
居てくれることを望みながら
「22歳だ! 俺の最愛の恋人だ!
来年には結婚をしよう!!」
スゥ、食堂に居る冒険者たちに結婚宣言を
言うと、ツヴァイセルは全てを知っているので
ネオンにチラっと見るとスゥが真実を知っても
ガーネットに嫁ぐなら受け入れると頷くので
「スゥ! 結婚も良いが、ドラゴンを倒さないと
幸せな結婚生活は出来ないぞ!」
ツヴァイセルがスゥの発言に異を唱えると
「ドラゴンは来ない!! 夜にスゥ!
話をしよう、結婚に向けて……
ガーネットが今まで黙っていたことを
今日の夜にスゥに言うと言い出すと、
「来ると信じる者だけで!!
食事しながら対策を練るぞ!!」
ツヴァイセルはアス村にドラゴンが来てから
対策をしても遅いので自分の言葉を信じる者だけで
ドラゴン討伐に向けて話すと言った後に
ルーソアたちの居る席に着いて
「スゥ! 焼きビーフの野菜巻き、
野菜スープにライスな!!」
「私も、量は少なめで!」
ツヴァイセルがラッシュ・キャトルの
肉を使って野菜で巻いた物などを
スゥに注文すると御姉さまも同じのを
注文するが量は少なめと言って
ツヴァイセルの横の椅子に座ると、
「ルーソアに、エィシアだけか……
ツヴァイセルはルーソア達が居るテーブルに行くと
ルーソア達が離れるかと思ったが其のまま
ツヴァイセル、お姉さまが座るのを見届けてくれたので
ドラゴンの討伐に参加するのだと思って呟くが、
ツヴァイセルの周りには自分も入れて
4人しかいないので勘や御金でドラゴン退治をする奴は
いないかと落胆していると、
「私も……
ネオンがツヴァイセルたちの席に来て
ツヴァイセルを見ながら参加すると
言うので、
「マーチネル、良いのか?」
ガーネットが参加しないのにネオンだけの
参加はガーネットと揉めないのかとネオンの
本名を言うツヴァイセルに
「本名を言わないで!」
ネオンが周りが騒がしいからガーネットたちに
聞こえないけど軽はずみでリーフ男爵の娘と
分かる名前を言わないでと苦言を言うと、
「済まない、2人には言うが
黙っていろよ!」
ツヴァイセルはネオンにドラゴン討伐に
参加してくれるので嬉しくって本名を
言ってしまったと謝ってからルーソア、エィシアに
ネオンのことは誰にも言うなと告げると
2人は頷いてから
「本当に来るの?」
ネオンはルーソア達が座っている側の
椅子に座ってツヴァイセルにアス村に
ドラゴンが来るのかと尋ねると、
「ティーナから……
お姉さまからの情報とツヴァイセルが
言うと
「未来からの言葉よ」
お姉さまが未来の私からの情報と言うので
ツヴァイセルが嘘は言っていないとは思いながら
ルーソアたちが呆れていると
「未来からって……明日も分からないのに」
ネオンがツヴァイセルに御姉さまの色香に
惑わされて言っているのと馬鹿にするように
言うと、
「俺が、女性恐怖症って知っているだろう」
「えぇ、触られるのも嫌いだって……
ツヴァイセルが女性と結婚しないのは
女性が苦手て話す時でも距離を置いて
話すことを知っているだろうと告げると、
ネオンはガーネットと会う前は
ツヴァイセルが好きでリーフ男爵もツヴァイセルに
ネオンを嫁がせようとするくらい冒険者の時の
ツヴァイセルの能力を買っていたが女性が
ツヴァイセルの体に触るだけでも嫌がって
逃げるくらい女性を嫌っていた為に
リーフ男爵は諦めてダァーツ帝国の貴族に
嫁がせようとしたらネオンは失踪した。
ネオンはツヴァイセルと出会って恋に落ちたので
ツヴァイセルが働いている冒険者ギルドに
変装して通うようになると冒険者として
ツヴァイセルの役に立ちたいと言うので
剣などを教えると直ぐに上達するので
ツヴァイセル、職員たちは驚いたが
リーフ男爵の娘と結婚は冒険者ギルドを
リーフ男爵の物になる可能性が高かったのと
ツヴァイセルが剣の稽古の時はネオンに
近寄って話したりするが其れ以外の時は
距離を取って話していたので
ネオンは女性が苦手とツヴァイセルに聞くと
苦手と言うが其れでもツヴァイセルと
一緒になりたいと思って考えている時に
上記の話が出て来てネオンはツヴァイセル以外と
結婚したくなかったので強くなったら
結婚してくださいと言って名前と容姿を変えて
王都で冒険者登録をした。貴族から平民として
過ごす辛さに耐えかねてパーティーを
組むようになったガーネットに抱かれて
辛さから逃げていたが何回も抱かれていると
子供が出来たのでガーネットは他にも
付き合っていた女性が居たので困っていたが
付き合っていた女性たちは一緒に
住みましょうとガーネットに言って
ネオンは生まれた子供と一緒に
ガーネットの付き合っている女性たちと
住むようになった。
住む場所は貴族地区で冒険者もするが
貴族の屋敷の護衛としてガーネットが
ネオンたちはメイドとして雇われた。
ガーネットの付き合っている女性の中に
貴族の女性が居た為に出来たことである。
貴族間ではバレていたが平民までは
バレていなかった。ガーネットはアレックが率いる
ジース王国第1近衛騎士団の副団長をアレックに
認められて就いているので非公式だが
男爵の爵位を叙位されている。
貴族の女性との間に子供が出来れば
公にして伯爵か侯爵に陞爵される
予定である。
ネオンの子供はガーネットの子供であるが
父親がいないことにしているので貴族の女性との間に
ガーネットの子供が出来ればネオンの子供が
どうなるかは分からないので
「後継者を作る気は無いの?」
ネオンがツヴァイセルに女性嫌いを
乗り越えてツヴァイセルに恋焦がれている女性と
結婚して子供を作らないのかと遠回しに
ネオンの子供をツヴァイセルの子供にすれば
ネオンの子供を守れるので聞くと、
「女性は……
ツヴァイセルが同じことを言い出そうとすると、
他の冒険者に料理を運ぶのでツヴァイセルたちの
座っている席を通り過ぎるのを止めて
「ツヴァイ、昔に出会った少女を忘れて
結婚してくれるなら考えるわ」
スゥがツヴァイセルの女性嫌いの理由を
暴露すると、ネオンたちは驚いたが声を出さずに
ツヴァイセルを見ると、
「スゥ、ドラゴン討伐に出てくれるのか?」
「貴方はバムと!!」
ツヴァイセルはドラゴンと戦って勝つ可能性が
高くなるなら嘘でもスゥの言葉に頷いた方が良いかと
考えていると、ネオンがスゥにはガーネットが
居るでしょうと告げると、
「体はバムだけど、心は出会ってからずっと
ツヴァイよ、忘れようとしてもね……
スゥは冒険者ギルドで若返ってウェイトレスを
しているのはツヴァイセルに嫉妬してほしいのと
俺の女だと言わせたくって此の冒険者ギルドで
働いているがツヴァイセルが私と出会った時から
私を忘れずにいるのでツヴァイセルのことを諦めて
身も心もガーネットに捧げたかったが
心はガーネットよりツヴァイセルを求めていると
ルーソア達に告げると、
ネオンも自分と一緒と
「そうね……
呟いていると、
「スゥ、ドラゴンを倒すことが出来たら
考える。バムと戦うことになるが……
ツヴァイセルがスゥとの結婚する条件に
ドラゴンを討伐したら考えると言うと、
スゥは微笑んで料理を注文した冒険者たちの方に
向かった。
それを聞いていたネオンたちは咳ばらいをして
「ギルマス、ドラゴンを倒したら……
ルーソアがツヴァイセルに言うと
エィシアも私もと頷いていると、
「子供がいるけど……
ネオンも言い出すので
「バムと……
「妊娠の可能性が……アレが来ないって……
「ドラゴンを倒せばね……
ツヴァイセルがネオンにはガーネットとの間に
子供がいるので正式にガーネットと結婚すればと
ネオンに言い出そうとすると、
ガーネットが付き合っている女性の中で
貴族の女性に体調などが悪いのと周期的なモノが
来ないとネオンが告げると、ツヴァイセルはネオンと
ネオンの子供の立場が悪くなり最悪の場合のことも
考えないといけないと分かったので
ネオンと結婚をしなくても対応はするが
此処はスゥと同じ条件を言った方が
得策と考えて告げながら
スゥ、ネオンが持つ統星剣が凄い剣と言っても
ドラゴンを倒すことは出来ないだろう。
アス村を救い、ジース王国も救うには
ドラゴンカッターを持っているダァーツ帝国に
誘導できれば俺たちの勝ちだが
討伐は出来ないことになるのでスゥたちに言った
結婚から逃げれると考えていると、
「モテますわね。一夫多妻で……
お姉さまはツヴァイセルの転生した
伊藤剣先生ことツヴァイが此の冒険者ギルドではなく
ウエーザー市の冒険者ギルド【パイルアップ】に
行くことにしたのは前世の記憶を持っている
ツヴァイが前の時間軸では私たちが此の冒険者ギルドに
来たことでドラゴン討伐の最中か後でスゥたちと
結婚させられたのを回避したいから
冒険者ギルド【パイルアップ】に行こうとしたのねと
フフッと笑った後にツヴァイセルに
此の世界は一夫多妻は認められているので
ドラゴンを討伐するしないに関係なく
結婚したらどうですかと聞くと、
「出来たら……
御金ないので働いてもらいますが……
お姉さまの言葉に額をピクピクしながら
ドラゴンの討伐が出来たならと言うと
エィシアたちが喜んでいると
スゥがツヴァイセルが頼んだ料理を運んで来て
テーブルに置いているとルーソアが
ツヴァイセルが結婚する条件を出したと
言うのでスゥも聞いて
「明日までに勘を取り戻す!!」
「仕事終わったらね」
スゥは少しでも昔のレベルに
戻すと張り切って言うが
ウェイトレスの仕事は夜まであるので
仕事が終わってから昔のレベルに戻す作業をして
下さいとツヴァイセルが言うので
エィシアたちに代わってとスゥが頼むと
「私が、するわ、どう、どうです?}
お姉さまがウェイトレスをスゥの代わりにすると
言い出すので
「食事が終わったら、御願いします!!」
スゥは結婚に近づいたと喜んで
お姉さまにスゥの代わりのウェイトレスを
頼むと厨房の方に行ったが、ツヴァイセルは
ドラゴンの討伐は出来ないから
言わしておこうと思って黙って見送った。
パクオットはリーフ街の外でテントを張って
休んでいる商業ギルド【ジータア】のテードルが
率いる商隊から別れてリーフ街の冒険者ギルド
スラヴァ・リーフの玄関を開けてロビーに入ると
「建物も凄いが、東の大陸でも南でも此処まで
大きな土地を得てるのは見たことないよ」
リーフ街の10分の1の面積を所有していて
建物も2階建ての木造で貴族の屋敷よりも
立派だったので褒めていると、
「初代リーフとメホーラが住んだところだから」
パクオットと共に来ている沙良が
冒険者ギルドの土地について話すと、
「だけど、今のリーフが……
今のリーフ男爵が
冒険者ギルドの土地を狙いながら
初代リーフの息子の1人がジース王国を
建国したのを忘れてダァーツ帝国と組んで
ジース王国を取ろうとしている。
ジース王国が建国して1000年経っているので
その血は薄まり記録も残されていない為である。
ジース王国が建国してからの記憶が
ほとんど残っていないことにメホーラは
興味が無いが、
冒険者ギルド【スラヴァ・リーフ】に関しては
消されても復活させている。メホーラにとって
初代リーフと過ごした大事な場所を自分以外の者が
手を加えることを嫌がっているのを含みながら
沙良から聞いたことをリストォラが呟くと、
「命を落す人が少ないことを祈るくらいだよ」
パクオットはリーフ男爵がダァーツ帝国と組んで
ジース王国に戦争を起こしても自分は王位継承権が
無いので巻き込まれる人々の
安否を願うくらいしか出来ないと暗い顔で
言っていると、
「休憩ね、食堂に行って何か食べましょう」
沙良が受付には休憩中と書かれた板が受付の天板に
置いてあったので食堂に行きましょうと
パクオット、リストォラに言って
受付の部屋の隣の食堂に歩く間に
沙良やリストォラを眺める冒険者たちが
パクオットに嫉妬の矢を放っているが
パクオットは気にせずに食堂に入ると
「厨房にあるのが……
食堂の入口から厨房を見ると冷凍庫、
オーブンなどの機器が見えたので
沙良に聞くと、
「お父さまが……
クスッと笑ってウーレン共和国から贈られた物と
沙良が告げていると、
「あら、沙良ちゃん! 沙良ちゃんが?」
お姉さまが沙良が居る事に気が付いて
呼びかけると冒険者たちも沙良たちを
見ると、
「お姉さま、なぜ?」
沙良は御姉さまが居ることに疑問を感じたので
尋ねると、
「9月の時の居場所を考えて
受付をね……受付を……
お姉さまは9月の1-Bがクラス召喚された
先での仕事を決めたことを言うので
ツヴァイセルは御姉さまと玄関ロビーで
会った時も御姉さまが同じことを言っていたが
何の話だと思いながら
「ウーレン共和国の大統領の娘の
ナーラサ・ジア・マーラ様がどうして……
沙良がパクオットたちと一緒に居る理由を
聞くと、
「アス村に行く用事で……
「アス村? 王都から商隊が向かっているが……
沙良はパクオットと私が出会うことに興味を持って
商隊と合流したことは伏せてツヴァイセルに言うと、
ツヴァイセルはドラゴンが来るアス村に
商隊が向かっているのは知っているので
沙良までがドラゴンが来るアス村に
何があるのかと思いながら言うと、
「ジースの王都で同じ方向でしたので
商隊に参加させてもらいましたの。
護衛の騎士団は王都に帰るまでは
滞在してるか……
今の護衛は冒険者たちが居ますので……
ツヴァイセルの言葉を聞いて沙良は令嬢が
侍女のリザーサと2人でアス村に行くことは
可笑しいのでジース王国の王都【ジース】までは
ウーレン共和国の騎士団と共に来たが
王都【ジース】からは商隊がアス村に行くので
沙良の護衛として就いていたウーレン共和国の
騎士団は商隊の護衛に就いている冒険者たちに
沙良の護衛を任せて王都【ジース】に少数を残して
ウーレン共和国に帰還した。
沙良が王都【ジース】に戻る時期に
ウーレン共和国から新たに騎士団を
王都【ジース】に派遣して合流する予定である。
アス村まで騎士団を連れて沙良が行くと
リーフ男爵の領地を奪う為かと疑われるのを
回避する為に商隊の護衛に就いている
冒険者に依頼したと
嘘を言いながら答えると、
「騎士団を返してかぁ……
ツヴァイセルは沙良のことは
ウーレン共和国の大統領である沙良の
お父さまから聞いていたり幼い沙良と出会って
此の世で相手にしてはいけない女性と
知っているので沙良が嘘を言っていると
知りながらリーフ男爵がジース王国に反旗を
行う可能性が高い中でウーレン共和国の
騎士団と共に沙良がアス村に行くのはジース王国に
ウーレン共和国が裏でリーフ男爵と組んで
戦争の準備をする為かと疑われるのを回避する為に
商隊の護衛に就いている冒険者たちに沙良の護衛を
任すのは沙良の貞操の危機が高くなるので
沙良の護衛で来ていたウーレン共和国の
騎士団から数人を商隊に編入して此処まで
来たと言えば良いのにウーレン共和国の
騎士団を王都【ジース】に滞在させたと
言ったのは間違っているぞと言うのを含めて
沙良に苦言のように言うと、
「俺たちは此の街の外でテントを張って
休憩中で、ナーラサさまがギルドなどを
見たいと言って来たんだよ」
パクオットは沙良の言葉に疑問を持っている
ツヴァイセルと沙良のことで話すのは危険と感じて
沙良がリーフ街を見学したいと言うので最初に
冒険者ギルドに寄ったことを言うと、
ルーソアとエィシアは沙良を見ながら
先程まで問題になっていた
ミラーレッジ村の者たちが冒険者登録した中の
1人が沙良だと気が付いて顔を見合していると
食堂に居る冒険者たちの中にも気が付いた者の中で
沙良に問いただそうとすると
「アス村にドラゴンが来るが行くのか?」
ガーネットが食事を終えて酒に少し酔った
顔をしながらパクオット達の方に来て聞くので、
「あぁ、行く! ドラゴンが来ても倒すだけ!!」
パクオットは自信満々でガーネットに答えると
「馬鹿か! おめぇ!!
ドラゴンカッターも無いのに!!」
ドラゴン討伐用に開発されたドラゴンカッターを
持たずに剣や魔法だけではドラゴンには勝てないと
酒臭い顔をパクオットに近づけながら無謀だと
告げると、
「追い払うのが精一杯だろうが
土日になれば最強の者たちが来る!
少女が!!」
パクオットはドラゴンカッターが無くても
今週の土日に私が来ればアス村を襲った
ドラゴンを倒せると断言すると、
「少女? 神か何かが来るってかぁ!!
聞いたか!! ドラゴンを倒すのに
子供を人身御供にするってよ!!」
ガーネットがパクオットの言ったことは
幼い子をドラゴンに献上してドラゴン山脈に
戻ってもらう最低な考えと
怒りながらガーネットが叫ぶと
食堂に居る冒険者たちはガーネットに賛同して
パクオットを非難する中で、
「少女!! 髪は銀髪か!?」
ツヴァイセルが椅子から立ち上がって
パクオットに問うと、
沙良は此の世界で銀髪は私以外には
居ないのでツヴァイセルが髪の色について
言ったことで伊藤剣先生を私がツヴァイと
呼んでいるのはツヴァイセルのことであり
伊藤剣先生はツヴァイセルの転生した者で
あると確定した。
ツヴァイセルを沙良が良く見ると私が好む
素敵なオジサマなので何時もなら私の眷属に
相手の意見など聞かずに眷属にしてしまう
行為を発動させるのにツヴァイセルには
私の眷属の色が無いので伊藤剣先生こと
ツヴァイの方が先に出会ってしまったから
眷属にするのを私は諦めた。
そして、ツヴァイと結婚すると
私が言い出したのはツヴァイを
影から見守っていたらオジサマではないが
好きになった為と……
中等部の卒業旅行を
リーフ街近郊にしたのは私がツヴァイセルと
出会いたい為であることが分かって
よくも今まで隠していたわねと
沙良は怒りながら
「そうよ、私の主でもあるわ!!」
ツヴァイセルにパクオットに代わって言うと、
「そうか、食事が終わったら……時間は?」
ツヴァイセルは沙良が此の世界を創造した
メホーラではなく私の眷属と分かったが
更に聞こうと思って沙良たちに聞くと、
「明日までは此処に居る」
パクオットが答えたので
「応接室で……
「食事するんでしょ?」
ツヴァイセルはパクオット達と話す場所を
提供することを言うと御姉さまが食事はするのと
沙良たちに聞くので
「中で、食事をすると言っていますから」
沙良が商隊にはリーフ街で食事をすることは
伝えていると答えると
お姉さんたちが居る席の隣の席に居る
冒険者に
「席を変わってもらえるかしら」
沙良が言うと
「わ、わかりました!!」
直ぐに席から立ち上がって移動するので
「どうしたんだ?」
パクオットが疑問に思って言うと
先程まで威勢が良かったガーネットが
怯えながら
「お、お前、何者だ!!
ドラゴンの威圧より……
私がツヴァイセルのことを黙っていたことの
怒りが沙良から漏れて当てられた冒険者たちから
ドラゴンの威圧よりは低いが其れでもAランクの
冒険者のガーネットが怯える威圧の為に
ドラゴンの名を出して言うと、パクオットは
周りを見るとスゥ、厨房に居るシゲさん達、
ルーソア達が怯えていないので
「何があったんだ? リスは分かるか?」
「さぁ……
パクオットがリストォラに尋ねるが
分からないと言うので
「沙良ちゃんがツヴァイのことで
明美ちゃんに怒っていたから……
お姉さまが沙良が怒っていた原因を
説明した後に
「怒るのは良いが、リミッターが効かないのは
困りますが……
「効いてるわよ! 無かったら此の建物ないから」
パクオットは沙良が直ぐに怒って周りに迷惑を
掛ける行動を抑制する機器を付けていても
効果が無いことに困っていると御姉さまに告げると、
沙良はレベルダウン用のアイテムを使用しているから
ガーネットたちが怯えるくらいで終わっていると
不機嫌そうに御姉さま達に言っていると、
「元Sランクの俺やスゥ、御前らは分かるが
ルーソア達が怯えていないのは?」
ツヴァイセルがSランクの冒険者たちには
沙良の威圧は効果が無かったのは分かるが
冒険者でもないルーソア、エィシア、厨房に居る
コック長のシゲさん達が無事だった理由を
お姉さまを見ながら聞くと、
「多分、未来の明美ちゃんが守ってくれたんだと
思う、思うわ」
「未来から? お姉さま」
お姉さまがルーソア達が無事だった理由は
未来の私が守ったからと言うと
沙良が今の私ではなく未来の私が
関与していることに驚いて聞くので
「ナーラサ! 食事をしてから……
「そうね」
パクオットがツヴァイセルたちと
話す時間が設けられているから
未来の私については食事をしてからと言うと
沙良も頷いて席に着こうとしたら、
「説明しろ!!」
ガーネットが剣を鞘から抜いて鞘を
放り投げて沙良に近づいて来るので
沙良は右手人差し指を立ててチョンと
動かすとガーネットは沙良に向かっていた
反対の方向に飛ばされて食堂の壁を壊して
外に出てしまったのを見て
「説明? 一目見て分かりなさい。
自分よりも上がいることを!!」
沙良が自分より上がいることに
納得しないから直ぐに剣を抜いて
襲うのは3流という感じで言って
席に着くが、パクオットとツヴァイセルは
沙良が剣士で此の世界でトップの実力を持つとは
普通は誰も思わないからガーネットのように
恐怖心から沙良を排除しようとするのは
分かるが其の結果が食堂の半壊、冒険者たちが
巻き添えで失神やショックで死亡と
ガーネットも顎にもろに衝撃波が当たって
いたので死亡したなと思っていると、
「沙良ちゃん、マジックボールで!!」
お姉さまがマジックボールで
冒険者たちの蘇生、食堂の修復と
沙良に言うと、
「食事してから……
「記憶は?」
沙良が食後の後と言うので記憶は消さないのかと
パクオットが御姉さまに問うと、
「記憶は其のままに、沙良ちゃんのことなどを
言うと死ぬことになることは入れた方が
良いかも、どう?」
「此の前に来たことを知っている方もいますから」
お姉さまが沙良に関することを言うと死の呪いが
発動することを含めた蘇生をする言葉を
マジックボールに込めるのは
どうかと沙良に聞くと、
卒業旅行などで初心者冒険者として来たことを
覚えている冒険者もいるので御姉さまの案を
受け入れると沙良が言うと、
「食事の前にしてくれ!!」
ツヴァイセルが今すぐに行ってくれと叫ぶと
ネオン、スゥも地獄絵地図のような環境は
嫌なので早く行ってくれと両手を合わして
願っているので、沙良はマジックボールを
腰から下げている皮袋から数個を出して
先程の案をマジックボールに込めて
食堂に放ると光り輝いて冒険者たちは
生き返ったり目を覚ましたりして
沙良を見ると食堂から去って行った。
ガーネットも蘇生されて玄関から入り直して
沙良を見ながらウーレン共和国の大統領の
娘は剣士でSランクを超える者だと認識して
沙良を奴隷にしてジース王国第1近衛騎士団に
入れられないかと考えていた。
ネオンはガーネットを見ながら
ガーネットが沙良によって倒されたが
今回は蘇生してもらったが今後も沙良の逆鱗に触れて
倒される可能が高いので息子をガーネット関係から
離した方が良いと考えてガーネットと組んでいる
仲間の2人は依頼を受けて此の場にいないので
帰って来たら頼もうかと考えていた。
ツヴァイセルはルーソア、エィシア、スゥ、
厨房に居るシゲさん達には食堂で起こったことは
他言無用と言ってパクオット達と共に
食事を終えて応接室に向かった。
お姉さまがスゥの代わりに
ウェイトレスをすることにしていたが
エィシアに代わってもらっている。




