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あったかいさん、どこですかー?

作者: 凡仙狼のpeco
掲載日:2017/12/16


 ようちえんが、おやすみの日のことです。


 あねこちゃんは、あさのおふろを見て、ふしぎだなぁ、とおもいました。


「おかーさん、なんであさのおふろは、あったかくないの?」

「さぁ、なんでだろうね?」


 おかーさんに言われて、あねこちゃんはかんがえました。


「あったかいさんは、おでかけしてるんだよ!」

「そうなんだー」

「あったかいさん、どこにいるのかなー」


 すると、おかーさんがやさしく言いました。


「あねこちゃん、さがしてきたら?」

「うん!」

 

 あねこちゃんは、あったかいさんをさがしに出かけました。


「あったかいさん、どこですかー?」


 まず、あねこちゃんは、ストーブさんのところにいきました。

 いつもあったかいさんが出てくるところだからです。


 でも、今はおかーさんがおそうじしています。

 だから、あったかいさんは出てきませんでした。


「あったかいさん、どこですかー?」


 つぎにあねこちゃんは、おふとんさんのところにいきました。

 おふとんさんは、あったかいさんがすきなばしょです。


 でも、今はおふとんさんはたたまれています。

 だから、あったかいさんはいませんでした。


「あったかいさん、どこですかー?」


 つぎにあねこちゃんは、だいどころさんのところにいきました。

 おかーさんがごはんをつくるとき、いつもあったかいからです。


 でも、今はだれもごはんをつくっていません。

 だから、あったかいさんはいませんでした。


「うーん、あったかいさんいないなー」


 あねこちゃんがこまっていると、いもうとちゃんがトコトコとおいかけてきました。


「ねーね!」


 いもうとちゃんは、あねこちゃんにだきつきました。

 あねこちゃんは、いもうとちゃんを、ぎゅっ、とだきとめました。


 おそうじがおわったおかーさんが、それをみて言いました。


「あったかいさん、いた?」

「いたよ!」


 あねこちゃんは、げんきに言いました。




「いもうとちゃんは、あったかいさんだったよ!」




 そんなあねこちゃんを見て、おかーさんはわらいました。


「そう、よかったね」

「うん!」


 おかーさんは、あねこちゃんといもうとちゃんにむかって、手をひろげました。


「じゃあ、おかーさんにもあったかいさんを分けっこしてくれますか?」

「はーい!」

「はーい!」


 あねこちゃんはいもうとちゃんと手をつないで。

 おかーさんのところへ、はしって行きました。

 

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― 新着の感想 ―
[良い点] 読み終わった時、頬がへにゃとなるくらいに癒しすぎる作品でした。なんだったらこの作品があったかいさんでは……?
[良い点] 心があったかくなるお話でした。 本当に、絵本にして持っていたいくらいです。 小さいお子さんたちが、一番ぽかぽかしますよね。 [一言] 昔、私の弟が小さかった頃、 私も『ねーね』と呼ばれて…
[良い点] すごいです。 これは絵本にしてくださいな。 あったかくなりましたよ。 [一言] 今日の日間3位おめでとうございます!
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