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113 日本の高校生な訳

街まで後30分という辺りまで戻ってきた。

ここらで召喚しよう、という事になったので、一番安定感のあるアンドロマリウスを呼ぶ事に。

伯爵クラスなので、次回召喚も24時間後と早くて便利なのだ。


「主殿、例の人物についてですね?」

「さすが話が早いね」

「我々が感知される可能性は、十分考えられます。なので簡潔にお話致します。

 そしてそれが終わり次第、送還して頂ければ」

「判った」


やっぱり感知される可能性があるのか。


「あの物は、想像通り他の神が連れてきた日本人でしょう。

 それがパラレルワールドかどうかは判断しかねますが」

「何で日本人の子供なの?」

「やはり異世界物のラノベを読んでいて、説明が簡単だからでしょう」


確かに1から説明するよりも「君は死んだ。でも異世界に行ってもらう」と言うだけで理解して貰えるのは楽。

疑わないだろうし、チートを貰って楽しく生活出来ると勝手に思ってくれるだろう。

俺の場合はチートもショボいし、生活も楽じゃないんだが……。


子供っていう所も重要だろうね。

人生経験少ないから簡単に信じそうだし、活発に動いてくれそう。

20歳超えると、途端に腰が重くなるんだよな。


「想像出来るけど、目的は?」

「同じ物を狙っていると思われます」

「説明されてると思う?」

「いいえ。適当な事を言われていると思われます」

「根拠は?」

「精力的に活動しているようです。あの事実を知っていれば、そうはならないかと」

「見つけたら帰れる、とか言われてたら?」

「その場合、楽しそうにはしないでしょう。必死なはずです」


やっぱりそうか。

神様のゲームの為に、彼も人生を狂わされているんだな……。


しかも言われた事はウソ。

でも、どっちが良いんだろう?

俺みたいに事実を知ってる方が幸せなのか、知らない方が幸せなのか。


「悪魔を察知出来るっていう根拠は?」


王太子が質問をしてきた。

確かにそれは知っておきたい情報だ。

本当に察知出来るのなら、今後の活動に支障が出る。


「まず、あの場に到着した際、あたりを見回していました。

 送還され気配が消えたからだと推測されます」

「何で察知出来る?」

「勿論、主殿の邪魔をする為でしょう。

 これは推測ですが『悪魔を使っている民間人に扮した魔王が居る』とか言われているのでは」


なるほど。

勇者と自称するくらいだ。

魔王は退治するもの、とか考えてそう。

異世界だから居てもおかしくない、いや、居るものだと思ってるかも。


「そうなると『悪魔を使う魔王もモノを狙っている。魔王を倒し例のモノを確保するのだ』とか言われてそうだな」

「主殿の仰る通りでございます」


めっちゃ厄介!!

しかも俺が使役してるのが悪魔だから、悪役っぽい!!

疑う事を知らない子供なら、簡単に騙されそうだ!!


そもそも、物語に出てくる勇者って自分勝手なのが多いじゃん。

独自の思考で行動したりするし。他人の家に無断侵入して壺割ったりタンス漁ったり。

魔王退治も単独で、多くてもパーティーくらい。王に頼んで軍勢用意してもらうのが当然だろうに、境遇に納得してる。


こうなると俺が言い訳しても聞いてくれないだろうな。

悪魔を使っている時点で疑いようが無い!とか言われそうだ。


「解決策は?」

「直接対決は避けるべきです。相手の実力が分かりません。

 悪魔と知っていても戦いを挑んでくるとすれば、対抗策を持っている可能性大です。

 各地に散らばっているカードも破壊されるかもしれません。

 なので、早急にカードを集める、もしくは捜し物を発見する事でしょう」


それしかないよなぁ。

くそぅ! ただのゲームに大人気ないぞ、神!!

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